| アストンマーティンにとっては「知られたくない、不都合な事実」だったのだろう |
非常に高度なエンジニアリングを持つということは同時に「繊細である」ということを意味する
さて、アストンマーティンはそのハイパーカー、「ヴァルキリー」の納車を進めているところではありますが、今回は(2度のF1世界チャンピオンを獲得した)アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームのドライバーでもあるフェルナンド・アロンソが所有するヴァルキリーにトラブルが発生し、モナコの路上で立ち往生し積車にて運ばれる様子が収められることに。
なお、このヴァルキリーは同日にフェルナンド・アロンソに引き渡されたばかりだといい(インスタ上のコメントを見ると、納車1時間後に不具合が発生したようだ)、インスタグラム上では「モナコを走行するアロンソとヴァルキリーの姿」も確認可能。
フェルナンド・アロンソのアストンマーティン・ヴァルキリーは「F1らしい」カラーリングに
SNS上にアップされた画像や動画を見ると、フェルナンド・アロンソのヴァルキリーは「F1マシンをモチーフにした」カラーリングを持っており、マットなグリーンをベースにAMRライムのハイライトが入ります。
-
アストンマーティンのボディ色に異変。「F1参戦後にレーシンググリーンの人気が高まって全カラーのうち12%を、グリーン系だけで24%を占めるように」
Astonmartin | さらにF1参戦によってアストンマーティンには多くの新規客がなだれ込む | もはやF1参戦による効果は疑う余地がない さて、アストンマーティンは「超高級、F1」を新しいブラン ...
続きを見る
しかしその後何らかの問題が生じたようで、動画ではアストンマーティンの技術者がおそらく問題を理解しようとしている様子、しかし結果的に問題を解決できずにレッカー車に積み込まれ運び去られる様子も。
なお、ヴァルキリーは「エンジニアリングの傑作」とも称されており、その核となるのはコスワースによって開発された自然吸気V12エンジン。
さらにヴァルキリーはハイブリッドシステムを搭載しており、非常に複雑な構造と制御を持つことでも知られます。
よって走行5,000kmごとにメンテナンスが必要であるとされ、トランスミッションは5万キロごとのオーバーホールが要求されるという事実からもその「神経質さ」を伺うことができるかもしれません。
今回フェルナンド・アロンソのヴァルキリーにどういった問題が生じたのかはわかりませんが、一日もはやく復旧し元気な姿を見せてほしいものでもありますね。
あわせて読みたい、アストンマーティン・ヴァルキリー関連投稿
-
150台限定のハイパーカー、アストンマーティン・ヴァルキリーが「はじめて」競売へ。走行距離わずか123km、予想落札価格は5億円
RM Sotheby's | アストンマーティン・ヴァルキリーはパワー、エンジニアリング、エアロダイナミクスにおける「現代の最高峰」である | 後継モデルが存在しないと決まった時点でコレクターが手放し ...
続きを見る
-
アストンマーティンが2025年のル・マン復帰に際しその情報を追加公開。参戦するのは2台のヴァルキリー、おそらくはル・マン「ハイパーカー」唯一の自然吸気V12
| 2025年のル・マンは今年以上に激戦となるのは間違いない | 現代では「モータースポーツでの成功」が市販車の売れ行きを左右するという「以前の時代」に逆戻り アストンマーティンは昨年「2025年のル ...
続きを見る
-
6年前、アストンマーティン・ヴァルキリーに使用する塗料に砕いて混ぜるべく月の石を購入した男。その夢は叶わず、しかし今回かわりにパガーニが実現することに
| やはり富豪の考えることは完全に異次元レベルである | そして富豪の要望を叶えるべく、ハイパーカーメーカーは日夜新しいチャレンジを続けているのだろう さて、もう6年以上も前のことになりますが、スーパ ...
続きを見る
参照:doriannmc(Instagram)