Image:Gunther Werks
| ガンサーワークスによるポルシェ911レストモッドの完成度は作品ごとに大きく向上している |
さらにはその「作風の幅」も大きく拡大中
さて、カリフォルニアを拠点としてポルシェ911(993世代のみ)のレストモッドを行うガンサーワークス。
同じくポルシェ911(こちらは964ベース)のレストモッドを行うシンガー・ヴィークル・デザインの後発なるも、その高い芸術性、パフォーマンスを前面に押し出し、そしてその性能を視覚化したカスタムにて高い人気を誇ります。
加えて生産台数が(シンガー・ヴィークル・デザインに比較して)少なく、それぞれのコミッションには固有のボディ形状や装備が与えられるなど「パーソナライズの幅が広い」ことも高く評価されているようですね。
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ガンサーワークスは最新作の画像を追加
そしてガンサーワークスは「異なる個性を持つ」4台のレストモッドをモントレー・カーウィーク期間中に公開していますが、今回公式Facebookページにてそれらの画像を公開することに。
今回の「目玉」はこの”マリーナベイブルー”にペイントされた1台だと思われますが、この車両はフロントフェンダー、フロントフード、ヘッドライト、ドアミラー、サイドステップ、リアバンパー、リアウイング、そしてルーフなど、ほぼ全てがほかの911レストモッドとは異なるスペックを持つもよう。
これまでにない(とくにフロントフェンダー)形状を持つ1台ですが・・・。
エンジンルームとエンジン、そして補機類もまた特別。
室内には徹底してカーボンファイバーが用いられ、ロールケージも美しいサンドブラスト風マットフィニッシュ。
ホイールは激しく肉抜きされた鍛造センターロック(とんでもなく軽そうだ)。
こちらはまた別のポルシェ911レストモッドですが、やはりワイドフェンダー(しかし上のブルーの個体とは異なる形状)を備えます。
そしてまた異なるエンジンと補機類のフィニッシュ。
ちなみにガンサーワークスでは自然吸気やターボなど、さらに出力も自由に指定できると聞きますが、こういったフレキシブルな対応もユーザーにはうれしいところなのだと思います。
こちらはまた別の個体で、ステアリングホイールやドアインナーパネルに加え、なんとダッシュボードまでカーボンファイバー。
そのほかメーターリング、シフトノブ、エアコン吹き出し口のノブ、もちろんシート表皮など「見るからに品質が高い」仕上げが光ります。
また別の個体では「シフトレバーのリンケージがむき出し」。
ターボバージョンでは非常に高いトルクを生み出しますが、それに耐えうるよう、特別に開発されたトランスミッションだと説明されています。
こういった「機能や性能が視覚的に伝わる」ところもまたガンサーワークスの魅力のひとつでもありますね。
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