Image:Renault
| 細部を見るに、ほぼこのままで”トゥインゴ E-Tech”として発売されそうだ |
初代トゥインゴへのオマージュ要素も散りばめられる
さて、ルノーがブリュッセル・モーターショーにてトゥインゴ E-Tech コンセプトの最新バージョンを発表。
この最新バージョンにはいくつかのアップデートが施されていますが、「より」現実に即した仕様が与えられ、つまり「市販モデルを示唆する」存在だと捉えて良さそうです。
なお、ルノーはこのトゥインゴ E-Tech コンセプトの市販価格を2万ユーロ(323万円)以下に設定するとアナウンスしており、これが実現できればそうとうな人気を呼ぶこととなるのかもしれません。
トゥインゴ E-Tech コンセプト「最新版」はこういった仕様を持っている
そこでこのサインバージョンたるトゥインゴ E-Tech コンセプトを見てみると、スタイリングの進化に加えてインテリアの詳細も公開され、特に「ミニマリストなデザイン」と「機能的なレイアウト」が見どころになっています。
まずトゥインゴ E-Tech コンセプトの外装は前年のコンセプトに比べてかなり進化しており、特に目を引くのは3Dプリントのバンパーで、四角いエアインテークが追加され、これはちょっと飛び出ているもののサイドにハニカムパターンが施され、より洗練された印象を与えています(空気抵抗を損なわずにエアを吸えそうだ)。
そしてテールランプ形状も新しくなり、アーチの下には3つのユニットも。
ルノー・トゥインゴ E-Tech コンセプトのインテリアはこうなっている
そしてこちらはトゥインゴ E-Tech コンセプトのインテリアですが、現代的かつ機能的なレイアウトに進化しており、主な特徴としては以下の通り。
- 7インチのデジタルメーターと10.1インチのフローティングインフォテインメントシステム
- 直感的な操作が可能な専用のエアコン操作系とボディカラー同色トリム
- コルク製のフロア、そして多彩な収納スペースがエコでありながら便利なデザインを実現
- カラフルな「スプラッシュ」デザインのシートを採用(初代トゥインゴにインスパイアされた模様を持、懐かしさと新しさが融合)
- スライド式分割式後部座席の装備
- パノラミックガラスルーフの装備
- スケートボードの車輪に触発されたユニークなデザインのシート調整ノブ
- マグネットエリア新設(前席のヘッドレストの背面にマグネットスペースがあり、後部座席の乗客がスマートフォンを簡単に取り付けることができる)
ルノーはこのトゥインゴ E-Techコンセプトを2026年に市販モデルとして量産開始する計画を持っており、競争力のある価格をもち、ミニマリストなデザインと最新のテクノロジーを取り入れたEVとして「都市型コンパクトEV」売り出すこととなるもよう。
今回発表された内容を見るに、環境に優しく、使い勝手も良い車を求める消費者にとって魅力的な選択肢となりそうですね。
Take a look back at the first day of the Renault stand at the Brussels Motor Show!
— Renault Group (@renaultgroup) January 11, 2025
It was an exciting day, starting with the world premiere of the interior of Renault #Twingo.⁰This was followed by the #CarOfTheYear victory for Renault 5 and Alpine A290 - a great pride for the… pic.twitter.com/kWtcZ7Fz9J
合わせて読みたい、ルノー関連投稿
-
ルノーが本気だ。「5ターボ」のリバイバルとして500馬力オーバーの「5 ターボ 3E」を発表、実際に生産に移すとコメント
Image:Renault | ここ最近のルノーは「リバイバル」に注力、「5」に加え「4」も復活 | この狂気はルノーの本気を世に知らしめることとなるであろう さて、ルノーはEVとして「5サンク)」を ...
続きを見る
-
ルノーが初代トゥインゴをEVで蘇らせる。ルノーCEO「日本の軽自動車にヒントを得ました。不要なパーツを排除することで300万円以下での発売を目指します」
| おそらくこのトゥインゴは「中国車対策」として急遽考案された計画外のモデルだと考えている | いずれにせよ、こういった楽しいクルマが増えるのは大歓迎である さて、ルノーが投資家向けに開催したキャピタ ...
続きを見る
-
ルノーが新型トゥインゴを開発するため中国の自動車メーカーと提携との報道。今や「売れる」EVを開発しようとなると中国に頼るしかない?
| VWではなく、ルノーはなぜ中国企業をパートナーに選んだのか | もはや欧州の自動車メーカーは中国の新興自動車メーカーから開発手法を学ばねばならない ルノーとフォルクスワーゲンは「低価格EVの開発」 ...
続きを見る
参照:Renault