【新型911】ポルシェ、「992.2」世代に待望の4WDモデル「カレラ4S / タルガ4S」を追加。現在カレラSオーナーの半数以上がAWDを選択

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｜　ポルシェ911カレラS購入者の半数以上が4WDを購入、安定志向が明白に　｜

新型カレラ4Sは473馬力、0-100km/h加速3.1秒の俊足ぶり

ポルシェが2026年モデルとして、「992.2世代」の911カレラ4S / タルガ4Sを発表。

これにより、911ラインナップにおける4WDモデルの選択肢がさらに充実することになりますが、直近だとAWD仕様はハイブリッドパワートレーンを積むGTSやハードコアなターボ、あるいは特別仕様車に限定されていたものの、それらのハードコアモデルや高額なモデルにまでは手を出せない、しかし後輪駆動（RWD）は危なくてちょっと、というニーズにしっかり応えた格好です。

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「ハイブリッドやGTSは要らない。でも4WDの911が欲しい」人へ

ポルシェによれば、米国市場においてカレラSの購入者の約50％が4Sを選んでいるとのことで、これは多様な気候条件や、911を日常使いするユーザー層のニーズを反映していると考えられます。※メルセデスAMGにおいてもADWモデルの人気が高く、BMW「M」でも同様だとされるので、米国ではハイパフォーマンスカーに4WDを求める傾向が強いようだ

この新型ではクーペ／カブリオレに加えて、タルガ4Sも登場しており、タルガ4Sは「タルガ4 GTS」に続く992.2第2のバリエーションです。

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新型カレラ4Sは473馬力、0-100km/h加速3.1秒の俊足ぶり

新型カレラ4Sは、3.0リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は473馬力、最大トルクは390lb-ft（約529Nm）。

ちなみに0-100km/h加速は昨日発表されたフェラーリ アマルフィの「3.3秒」を2秒も短縮する驚異的な数字です。

● 旧型4Sより30馬力アップ
● 0-100km/h加速：3.1秒（スポーツクロノ装着時）
● 最高速度：307km/h

参考までに、この加速タイムは、カレラSより0.2秒速く、カレラ4 GTSより0.2秒遅い絶妙な立ち位置にあり、つまりポルシェは自社のラインアップ間でも「しっかり」差をつけているということがわかりますね（ポルシェは序列に厳しい会社であり、そのヒエラルキーが崩れることはほとんどない）。

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装備充実：大型ブレーキ、スポーツエキゾースト、レザー内装などが標準化

新型では、992.1型のGTSから流用された大型ブレーキ、レスポンスの高いダンパー、スポーツエキゾーストなどを標準装備。

そのほか内装にも高級装備が追加され、走行性能と上質さの両立を図っています。

● ポルシェ・トルク・ベクタリング・プラス（PTV Plus）
● フロント電子制御デフ（水冷）
● マトリクスLEDヘッドライト
● ワイヤレススマホ充電器
● ダッシュボード＆ドア＆シートへのエクステンデッドレザー仕上げ

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タルガ4Sには後輪操舵が標準、クーペ／カブリオレはオプションで選択可

そのほか、新型ポルシェ911タルガ4Sにはリアアクスルステアリング（後輪操舵）を標準装備し、これはクーペとカブリオレでもオプションにて選択可能です。

さらに、カーボンセラミックブレーキ、PASM（ローダウン＋スポーツサスペンション）なども別途選択でき、サーキット志向のセッティングにも対応済み。

また、クーペは2シーターが標準ですがリアシートを無償で追加可でき、カブリオレとタルガはすべて4シーター仕様となっています。

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「4WDの911」はこれで6モデルに、ターボ＆GT2 RSも近日登場予定

今回の追加で、「992.2」世代の4WD仕様911は合計6モデルとなるものの、さらに今後、GTSに積まれるT-Hybridを搭載した「911ターボ」や、「GT2 RS」までもが4WD化される可能性が報じられています。

ポルシェはすでに、内燃機関と電動パワートレインの融合に向けて動き出しており、「992.2」はその端緒といえる世代でもあり、ここからポルシェのラインアップが大きく変わってくるのかもしれません。

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