
Image:Vorsteiner
| 5パーツ構成のレヴエルト用軽量カーボンボディキット |
見た目だけじゃない、機能的なカーボンパーツ
直近ではDMCがそのチューニングパッケージを発表するなど、ここ最近盛り上がっているのが「ランボルギーニ・レヴエルトのカスタム市場」。
納車が進み開発のために車両を提供するオーナーが増えてきたからだとも思われますが、今回そこへ参入してきたのはチューニング市場でも「プレミアム」セグメントに位置するチューナー、「Vorsteiner(フォルシュタイナー)」。
今回公開されたのはカーボンファイバーを使用した同社ならではの過激なエアロパーツ群で、「もっと目立ちたい」と考える(主にドバイやモナコ在住の)富裕層に向けた提案となっています。
Image:Vorsteiner
-
-
チューナーによるランボルギーニ・レヴエルト完全版「インテグラーレ」が世界50台限定で販売開始、出力は1,099馬力、ぶっ飛んだスタイリングへ
Image:DMC | ランボルギーニのチューンといえば「マンソリー」を思い浮かべるが | フロントは“控えめ”、しかしリアは“完全にブッ飛んでる” ランボルギーニの最新ハイブリッドスーパーカー「レヴ ...
続きを見る
ランボルギーニ純正エアロパーツよりも軽量
ヴォルシュタイナーによるカーボンファイバーパーツは以下の5カテゴリにて構成され、すべてがプリプレグ×オートクレーブ成形で製造され、ヴォルシュタイナーいわく「ランボルギーニ純正のカーボンパーツよりも軽い」。
- フロントフード(ボンネット)
- フロントスポイラー
- フロントフェンダー(ベンチレーション付)
- サイドスカート
- リアディフューザー(フィン延長仕様)
さらには一部パーツには空力改善効果も見込まれるといい、随所に独自の意匠が見られるのもの同社製品の特徴です、
Image:Vorsteiner
そして以下がヴォルシュタイナーの主張する機能とデザイン性。
- フロントフェンダー:ホイールハウス内の乱流を排出し、リフト低減+安定性向上
- リアディフューザー:車体下部の空気を効率よく排出しダウンフォースを増加
- フロントスポイラー:明確にダウンフォースを生む設計
- サイドスカート:気流整流で空気抵抗を軽減
- フード(ボンネット):視覚的なインパクトを与えつつ、若干の前軸荷重軽減にも貢献
さらにフロントフードの形状はカウンタックの「Aライン」を彷彿とさせるデザインを持っており、さらにいくつかはモータースポーツにインスパイアされたと思われるデザインも。
Image:Vorsteiner
驚異の価格、このカーボンパーツに1,000万円の価値はあるか?
そしてヴォルシュタイナーからリリースされたパーツ価格は以下の通り。
これらに塗装や取り付け費用を上乗せすれば軽く「1000万円は超える」というシロモノで、しかし「どうしても目立ちたい」という人にとっては安い買い物なのかもしれません。
パーツ名 | 価格(USD) | 日本円換算(約150円換算) |
---|---|---|
フロントスポイラー | $6,995 | 約105万円 |
サイドスカート | $9,495 | 約142万円 |
フロントフェンダー | $9,995 | 約150万円 |
フロントフード(ボンネット) | $11,995 | 約180万円 |
リアディフューザー | $14,995 | 約225万円 |
合計:$53,475(約802万円)
Image:Vorsteiner
美しさか、実用性か——富裕層の選択肢
レヴエルトはもともと極めてアグレッシブな外観を持っていますが、このヴォルシュタイナー製キットを装着すれば「アスファルトを喰らうモンスター」に変貌すること間違いなし。
デザイン性と話題性の面で抜群の存在感を放つことは疑う余地がなく、ただし、実際に(より優れた神座に設備を持ち、膨大なコストがかけられた)純正より明確に性能が向上するかには疑問も残り、よって多くの購入者が機能よりも「見た目重視」でこのキットを選ぶのかもしれませんね。
合わせて読みたい、ランボルギーニ・レヴエルト関連投稿
-
-
【ノビテック最新カスタム】ランボルギーニ・レヴエルトがアウトバーンで時速320km超え【動画】
| スーパーカーを合法的にぶっ飛ばせる環境があるのは羨ましい限りである | ノビテックがランボルギーニ・レヴエルト用チューニングパッケージを発表 つい先日、高級車チューニングの名門「ノビテック(Nov ...
続きを見る
-
-
ランボルギーニがアドペルソナムによるレヴエルトを公開。幸運な63人のオーナーのみが「レヴエルトとドゥカティ パニガーレV4」を自分仕様へとカスタム可能
Image:Lamborghini | すでにレヴエルトを納車したオーナーが「それにあわせたパニガーレ V4 ランボルギーニ」を作ることができるかどうかはナゾである | 今回公開されたレヴエルトの「塗 ...
続きを見る
-
-
ランボルギーニ・レヴエルト向けの「ワイドボディ」カスタムキットが登場、フル鍛造カーボンだとお値段1910万円
参照:1016 Industries | レヴエルト向けのカスタムパーツは各社から属速登場、意外と需要が高いようだ | 今後もさらなる拡充が期待できそう さて、マクラーレンやランボルギーニ向けのカスタ ...
続きを見る
参照:Vorsteiner