
| 基本的には「うれしい誤算」ばかりのランクル250ではあるが |
たったひとつだけ、ディーゼルエンジンのカタカタ音が近隣にとって迷惑なのではと気になっている
さて、ランドクルーザー250ZXの納車から2ヶ月が経過しようとしており、走行距離ははやくも4,000kmに達しようというところ。
そこで現在感じている印象などを(前回のインプレと一部重複するところもありますが)述べてみたいと思います。
-
-
ランドクルーザー250 ZXの納車から1ヶ月。思ったよりも「楽しく」乗れるクルマであり、ランクル250を運転することを考えると「早起きが苦にならない」
| ボクにとってランドクルーザー250は久々に乗った「楽しいクルマ」である | そして意外と「普通に乗れる」ことには驚かされる さて、ランドクルーザー250 ZXが納車されてはや一ヶ月が過ぎようとして ...
続きを見る
ランドクルーザー250 ZXの燃費は悪くない
まずはランクル250 ZXの燃費。
現時点ではオンボードコンピューターの表示にて(納車から今までの)平均で「リッター11.1km」。
これは悪い数字ではなく、正直なところ「嬉しい誤算」ともいえる好燃費であると考えています。※カタログ値だとWLTCモードで11.0 km/L
ランドクルーザー250 ZXは意外と普通に乗れる
そして次は「取り回し」。
全長4,925mm、全幅1,980mm、全高1,935mm、ホイールベース2,850mmという「自分史上最大」のサイズを持つことから「普通に(日常的に)乗れるのか」という不安があったものの、結論からいえば「(いまのところ)全く問題なく乗れる」。
これまで所有していたクルマで行っていたところは現時点で問題なく行けており、サイズや取り回しに起因する困難は今のところ皆無です。
なお、この大きさにもかかわらず「扱いやすい」ことにつき、おそらくは「スクエアなボディ」「広いグラスエリア」が関係しているのだと考えていて、さすがは視界が生死を分けることすらある「クロカン四駆の王者」といったところですね。
ただ、「これまで一発で転回できていたところ」はさすがに”一発で”とはゆかず、これは「6メートル」というかなり大きな最小回転半径に起因するもので、しかしそのサイズを予め考慮に入れておけば問題はない(1回切り返しが増える程度)とも考えています。
ランドクルーザー250 ZXの室内は気密性が高い
「洗車」についてレポートした際にもお伝えしましたが、ランクル250は気密性が高いようで、これはおそらく「水の中や砂漠を走る」といった可能性を想定し設計されているためだと思われます。
もちろん日常的に川をわたったり砂漠を走ることはないものの(ただ、先日は豪雨にて冠水したV字路において、他のクルマが立ち往生している中を難なく走り抜けることができ、ランクルに乗っていることを感謝した)、この機密性は「エアコンの効きの良さ」として通常の使用でも体感できるため、炎天下であってもエアコンの送風量をさほど上げなくても「涼しくなる」といったメリットを享受できます。
ランクル250 ZXはけっこうキビキビ走る
そして乗れば乗るほど感じるのが「けっこうキビキビ走る」ということ。
ランクル250はその巨躯から「モッサリとしか走らない」と考えていたのですが、なかなかどうして「意のままに」走るという印象。
加速、ハンドリング、ブレーキなど「まず不足を感じることはなく」、これまでに乗ってきたクルマに比較しても遜色ない(あるいは一部を上回る)動力性能を見せています。
実際のところ、砂漠においてもあれだけ軽快かつ豪快に走り回ることができるランクルシリーズだけに、オンロードでの走りも「難なくこなす」のかもしれません。※実際、オフロードの方がはるかに悪条件なので、オンロードで「加速しない、曲がらない、止まらない」、そして安定しないクルマがオフロードを安全に走れようはずもない
-
-
ドバイにて「ランクルで砂漠をぶっ飛ばすサファリツアー」へ(前編)。ドバイに来たら絶対に参加すべきおすすめアクティビティ、その内容はこんな感じ【動画】
| この体験はドバイ以外だと世界中のどの地域では到底できないだろう| ボク的にはこれを抜きにしてドバイを語ることはできない さて、ドバイにて参加してきた「サファリツアー」について紹介してみたいと思いま ...
続きを見る
ただしランクル250 ZXはいいことばかりではない
こんなわけで現在非常に楽しく乗っているランドクルーザー250 ZXではありますが、ひとつだけ気になるところがあり、それは「ディーゼルエンジンの騒音(ノイズ)」。
これはもう”どうしようもない”問題ではあるものの、トラックのようなエンジン音は正直いえば「耳障り」であり、車内からはそれほど気にならず、しかし車外からこの音を聞く場合はその限りではなく、つまるところ「近所迷惑」という印象。
音量としてはスーパーカーのほうが大きいかもしれませんが、その音の性質からすると「ディーゼルエンジン」の発するノイズは耳障りであり、これはある意味でスーパーカーよりも周囲(近隣)に気を使ってしまう部分です。
そしてこのエンジン音については、購入前にはとくに心配事してはカウントされておらず、しかし納車されてから気づいた「誤算」だといえるかもしれません。
-
-
ランドクルーザー250 ZX納車後の雑感。まさに「大船に乗った」という印象、まるでクルマが「焦らずゆっくり行こうよ」と語りかけてくるかのようである
| 今まで乗ってきたクルマとは異なる部分も少なくはなく、しかしそれらすべてが「ランクル体験」である | ぼくにとって、クルマに対する「新しい価値観」に気づかせてくれる一台となりそうだ さて、ランドクル ...
続きを見る
あわせて読みたい、ランドクルーザー関連投稿
-
-
トヨタ、米ケンタッキー工場で「電動ランクル(ランドクルーザーSe)」を生産へ? RAV4ベースの3列EV SUV、あるいはランクル「ピックアップ」も登場か
Image:TOYOTA | トランプ関税がトヨタの動きに影響を与えたことは間違いない | トヨタ、電動SUV生産計画を加速 ロイターの報道によると、トヨタは「米ケンタッキー工場にて3列シートの電気S ...
続きを見る
-
-
フォードの豪州法人「ランドクルーザー250(プラド)は妥協の上に作られたクルマである」。実際にフォードのSUV「エベレスト」はランクル最盛期の販売を上回る
| フォードはある意味で非常に効率的な自動車メーカーであり、各モデルの個性も際立っている | フォード豪州の販売は「わずか2モデルで90%」という極端な構成でもあった さて、ランドクルーザーはトヨタの ...
続きを見る
-
-
MGの新型電動SUV「サイバーX」登場:SUVなのに「フェラーリ・テスタロッサ」を意識したポップアップライトを備え、全体的には“小さなランクル”風デザイン
Image:SAIC Design | このサイバーXをデザインしたのはブガッティ・ヴェイロンのデザイナー | 数年以内にこのサイバーXの発売が予定されており、リトラクタブルヘッドライトの実現には期待 ...
続きを見る