
| まさに驚き。ポルシェ史上最重量車が伝説のハイパーカーを加速で破る |
ここまでくればもうEVを否定できない
結論から言うと、ポルシェの新型エレクトリックSUV「カイエン・ターボ・エレクトリック」は、伝説のハイパーカー、918スパイダーにさえ勝負を挑める規格外の性能を持っており、今回公開された動画では”実際にカイエンがその驚異的な加速性能によって918スパイダーを打ち負かす”という衝撃的な展開を見せています。
-
-
ポルシェ量産車史上最強の1156馬力、新型カイエン ターボ エレクトリック正式発表。「ゼロヨン10秒以下」の驚異の加速力【動画】
Image:Porsche | まさかSUVが「10秒の壁」を破ろうとは | 驚異の1,156馬力と「911ターボSハイブリッド」に匹敵する加速 かつて映画『ワイルド・スピード』でベンチマークとされた ...
続きを見る
驚異の直線加速性能(EVパワーの衝撃)
レースはまず舗装路の直線から始まりますが、ここでカイエン・ターボ・エレクトリックは驚くべき加速を見せることに。
- 互角のスタート: ドライバーが「Come on, that thing is a rocket!(なんてロケットだ!)」[01:01] と叫んでいるように、SUVであるカイエンが一時はニュルブルクリンクのラップレコードホルダー(当時)であった918スパイダーと互角の加速を見せ、0-100km/h加速ではなんと「0.1秒先行」。※カイエン・ターボ・ハイブリッドは918スパイダーよりも1トン重い
- 最高出力: カイエン・ターボ・エレクトリックの最高出力はローンチコントロール使用時に1,156馬力(一時的)にも達し、これはEVならではの瞬時の大トルクとパワーが車両重量を乗り越えてハイパーカーに迫る加速を生み出していることを示しています。
さらに0−200km/h加速だとカイエン・ターボ・エレクトリックは918スパイダーにわずか0.1秒遅れるのみ。
2. SUVの特権。「禁断のオフロード走行」(カイエンの勝利)
なお、ここで918スパイダーに追い抜かれたカイエン・ターボ・エレクトリックですが [01:14]、カイエンのドライバーは「I'm on you off road baby!(オフロードで勝負よ!)」と叫び、コースを外れてオフロードに突入 [01:31]。
- 反則技: 918スパイダーのドライバーは「That's cheating(それは反則だ)」と抗議しますが、カイエンは荒れた路面をものともせず、並走する918スパイダーを抜き去り、コースをショートカットして先頭に。
- 安定性の証明: このシーンは、カイエンのハイパワーと同時に、電子制御サスペンションやエアロダイナミクスによる「Crazy Stability(狂気の安定性)」[02:12] を証明し、あらゆる方面からカイエン・ターボ・エレクトリックの優位性を示す内容に。
3. ポルシェが伝えたかったメッセージ
この動画は、カイエン・ターボ・エレクトリックが「単なる速いSUV」ではなく、「どんな場所でも高性能を発揮できるポルシェ」であることを示しています。
そしてもともとSUVが持つ全地形対応能力はそのままに、「EV化によって」ハイパーカーに匹敵するパワーと加速を持つにいたり、つまるところ究極のオールラウンダーになったというポルシェの自信が表現されているとも考えてよく、つまるところピュアエレクトリック化によって失うものは何もないという「EV推し」全開の内容というわけですね。
918スパイダー VS カイエン・ターボ・エレクトリック スペック比較
| 項目 | 918 スパイダー (ハイブリッド) | カイエン・ターボ・エレクトリック (EV) |
| 分類 | ハイブリッド・ハイパーカー | EV パフォーマンスSUV |
| 生産時期 | 2013年〜2015年 | 2025年〜 (予定) |
| パワートレイン | 4.6L V8エンジン + 2モーター | 前後2モーター (EV) |
| システム最高出力 | 887 PS (約652 kW) | 1,156 PS (約838 kW) * |
| システム最大トルク | 1,280 Nm | 1,500 Nm |
| 0-100 km/h加速 | 2.6秒 | 2.5秒 |
| 駆動方式 | AWD (四輪駆動) | AWD (四輪駆動) |
| 車両重量 (DIN) | 1,675 kg | 2,645 kg |
| バッテリー | 約6.8 kWh (リチウムイオン) | 113 kWh (リチウムイオン) |
| 特徴 | ポルシェの技術の粋を集めたハイブリッドの象徴。圧倒的なパワーウェイトレシオ。 | ポルシェ史上最もパワフルで、史上最重量。EVの瞬発力とSUVの万能性を融合。 |
結論:EV時代にポルシェが示す「新しい高性能」の形
カイエン・ターボ・エレクトリックが918スパイダーとの対決を通じて示したメッセージはまさに「EV時代におけるポルシェの新たな方向性」。
「真の高性能とは、単なるスピードではなく、いかなる条件下でもドライバーの期待を超える全方位的なパフォーマンスを発揮すること」
ポルシェはこの史上最重量のEV SUVを通じ、その重さを克服する革新的な技術に加え、SUVならではの汎用性を組み合わせることで高級スポーツカーブランドとしての地位をさらに盤石なものにしようとしています。
このカイエン ターボ エレクトリックは、EV化によって車重が増す中でもドライビングの「楽しさ」と「驚き」を追求するポルシェの魂を体現した一台と言える存在でもあり、ぼくらもそろそろEVに対する認識を改める必要があるのかもしれませんね。
ポルシェ918スパイダーと新型カイエン・ターボ・エレクトリックとが加速を競う動画はこちら
合わせて読みたい、ポルシェ関連投稿
-
-
【最新版】加速、最高速に優れるSUVランキング!0-100km/h加速は2秒台、最高速300km/hオーバーも
Image:Porsche | ついにSUVの加速もついにここまで来た | さて、近年は技術の向上によってスポーツカー顔負けの動力性能を発揮するSUVやサルーンも多数存在します。その理由の多くは「エン ...
続きを見る
-
-
ハイパーカー御三家「ラフェラーリ、ポルシェ918スパイダー、マクラーレンP1」がついに一同に会しドラッグレースを走る。その結果はいかに【動画】
| 当時、これらハイパーカーは驚愕の高性能を誇っていたが | 現代ではこれら技術のフィードバックを受けたスーパーカーたちがさらなる進化を見せている さて、いつも希少なスーパーカーやハイパーカーを集めた ...
続きを見る
-
-
フェラーリ・プロサングエ、ランボルギーニ・ウルス、アストンマーティン DBX707、ポルシェ・カイエン・ターボGTなど「現代最強」SUV8台がドラッグレースを走る【動画】
| その勝負の行方よりも「よくここまで集めたな」という驚きのほうが大きく勝る | フェラーリ・プロサングエは自然吸気エンジンながらも軽量性を活かしてターボ勢を支配下に さて、いつも希少なクルマや最新モ ...
続きを見る














