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【記録更新】フェラーリ・エンツォが史上最高額、約28億円(1787万ドル)で落札。伝説のコレクターが遺した「黄色い至宝」の衝撃とは

【記録更新】フェラーリ・エンツォが史上最高額、約28億円(1787万ドル)で落札。伝説のコレクターが遺した「黄色い至宝」の衝撃とは

Image:Mecum Auctions(Facebook)

| やはりフェラーリの限定モデルの価値は絶大である |

驚愕のオークション結果!今回の記録更新が「異常」な理由

  • 過去最高額を1000万ドル以上更新: これまでの最高落札額(約626万ドル)を3倍にまで跳ね上げる異次元の記録
  • フィル・バッハマン・コレクションの目玉: 2025年に逝去した世界的コレクターの遺志を継ぐ46台のフェラーリの中でも、最も注目された一台
  • 「ジャッロ・モデナ」の希少性: 全400台のうち、わずか36台のみの純正イエロー仕様
  • 奇跡のコンディション: 走行距離はわずか649マイル(約1,044km)。工場出荷時のカスタムオプションも満載

なぜ26億円なのか?このエンツォ(シャシーNo.135262)が持つ「4つの価値」

2026年1月17日、フロリダ州で開催されたMecum Kissimmeeオークション。

ハンマーが振り下ろされた瞬間、まさに世界の自動車市場に衝撃が走り、それはこれまでのエンツォフェラーリの記録をはるかに超える17,875,000ドルという金額にて落札がなされたから。

ここでなぜこれほどにまでこの個体が高騰したのか、その理由を探ってみましょう。

1. 完璧な血統(プロヴェナンス)

このエンツォフェラーリは2003年にフィル・バッハマン氏が新車でオーダーしたもの。

彼は24台以上のフェラーリを「黄色」で統一したことで知られ、フェラーリ社からも特別な顧客として認められていたことでも知られます。

さらにこの個体は複数のコンクール・デレガンスでプラチナ賞を獲得している「お墨付き」の一台なのだそう。

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2. 工場公認の「一点物」カスタム

エンツォフェラーリはカスタマイズが制限されていたものの、この個体は”非常に特別”。

  • 内装: ロッソ(赤)とジャッロ(黄)を組み合わせた大胆な配色
  • 外装: 本来黒いパーツをボディ同色に塗装
  • バッジ: リアにはクローム仕上げの「Enzo Ferrari」署名バッジ(おそらくは本人の直筆サインをそのまま立体化)

これらはすべてフェラーリ社による公式の特別仕様ですが、いまでは信じられないものの、かつてフェラーリは限定モデルについてボディカラーの選択肢を極度に狭めていた時期があり、F40だと「すべての個体がロッソ・コルサ(他の色は選べない)」、F50でも基本はロッソ、例外として一部の上位顧客にのみイエローやシルバーが認められ、そしてエンツォフェラーリにおいても「ロッソ以外」を選択できたのはごく一部のVIP顧客だと言われています。

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なお、いまでも「フェラーリが認める、限られた顧客のみ」しか選べないリバリーが存在し、その排他性はやや形を変えつつも健在であることがわかりますね。

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3. 「アナログ・ハイパーカー」への回帰

そしてこのエンツォフェラーリに話を戻すと、現代のハイパーカーがハイブリッドやEVへ移行する中、6.0L V12自然吸気エンジン(651馬力)を搭載し、ドライバーの腕が試されるエンツォは「最後のアナログ・レジェンド」として投資家から熱烈な視線を浴びていることも大きな要因。

もちろんこの特徴は「この個体」に限ったものではありませんが、エンツォフェラーリの価値を大きく押し上げる要素だと捉えられています。

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4. フェラーリ・クラシケ認定

フェラーリ社がその真贋と歴史を証明する「レッドブック(Classiche証明書)」を完備。

これはコレクター市場における「最高級の保証書」でもあり、新しいオーナーが次にこのエンツォフェラーリを売却する際にも有利に働くことは間違いなく、「クラシケ認定」という付加価値に対する先行投資が含まれているのだとも考えることが可能です。

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H2:落札個体(シャシーNo.135262)詳細スペック

項目詳細内容
落札価格$17,875,000 (約28億3,000万円)
走行距離649マイル (約1,044km)
外装色Giallo Modena (ジャッロ・モデナ) ※全36台
内装色Rosso / Giallo (赤/黄カスタム)
エンジン6.0L V12
認定Ferrari Classiche Red Book 取得済み

競合・市場比較:エンツォフェラーリは「伝説」の域へ

今回の落札額により、エンツォフェラーリは「F40」や「F50」を超える潜在的な投資価値を持つことが証明され・・・。

  • ラ・フェラーリ: 最新技術を用いたラ・フェラーリよりも、アナログなエンツォの方が希少性と「歴史的価値」で上回るケースが増えている
  • 他のエンツォ: ドバイで走行距離”実質ゼロ”の個体が数億円(4〜6億円)で販売されている個体が存在するものの、「バッハマン家の一台」という物語性が、価格を3倍以上に押し上げる。やはり「ストーリー」「排他性」が重要か
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「物語」が価格を決める時代

今回のオークションは、クルマの性能だけでなく「誰が、どのようにそのクルマを愛したか」というストーリーが価格に反映される現在のコレクター市場を象徴しているかのよう。

バッハマン氏が新車時に自らボルトを締めたというエピソードまで語り継がれるこのエンツォは、もはや「工業製品」ではなく「歴史的遺産(ヘリテージ)」という次元にも達しています。

17,875,000ドルという数字は一時的な高騰ではなく、自動車の電動化が進む2026年において、V12エンジンの最高傑作であるエンツォが「もはや究極の資産」となったことを意味しており、「伝説は決して古びない、ただ高価になるだけだ」――今回のオークションは、まさにその言葉を体現する歴史的な一日として記録されることとなりそうです。

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参照:MECUM Auctions

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