
| アウディはこれまでにも複数回の命名法則変更を行っている |
記事のポイント(要約)
- CEOが「ミス」を認める: ゲルノート・デルナーCEOが、A4をA5に改名した戦略は「顧客を混乱させた」と明言。
- 伝統のネーミングに回帰: 「Aはセダン・ワゴン」「QはSUV」「数字はサイズ」という馴染み深いルールを再採用へ。
- 次期A4の2つの姿: 数年後のマイナーチェンジでエンジン車に「A4」の名が戻る可能性に加え、2028年には完全EVの「A4 e-tron」も登場予定。
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アウディが「再々度」の命名法則の変更を発表。一周回って「もとに戻る」も、数字やアルファベットの示す意味を理解していなければ「非常に覚えにくい」名称に
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なぜ「A4」は消え、そして復活しようとしているのか?
数年前、アウディは「内燃機関車は奇数(A3, A5, A7)、電気自動車(EV)は偶数(A4, A6, A8)」という厳格な命名ルールを発表していますが、これにより、30年以上の歴史を持つベストセラー車「A4」は突如として「A5」へと統合されることとなっています。
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しかし、2026年2月、アウディのゲルノート・デルナーCEOは「この決定は間違いだった」と公式に認め、ホワイトボード上の論理は完璧でも、実際の市場では「A5=クーペ」というイメージが強く、セダンやアバント(ワゴン)を求める顧客やディーラーに大きな混乱を招いたことを謝罪する声明を出すことに。
今後の戦略:「thinkable(考えられる)」と語ったA4再改名
デルナーCEOは、現在販売されているエンジン車(ICE)のA5につき、将来のマイナーチェンジのタイミングで「A4」の名前を戻すことは十分にあり得る(thinkable)と示唆しており、これはこれで混乱を招くこととなるかもしれませんが、「A4とA5の統合」に比べれば比較的短期間でコトが収束するかもしれません。
アウディの新しい命名方針
以下が新しいアウディの命名法則で、これによってBMW(3シリーズとi3)やメルセデス・ベンツ(CクラスとEQC)に近い、直感的に分かりやすいラインナップに戻ることになるわけですね。
| 車種記号 | 意味 | 従来の「偶数/奇数ルール」との違い |
| Aシリーズ | セダン、ワゴン、ハッチバック | 燃料の種類に関係なく「車格(サイズ)」を数字で示す。 |
| Qシリーズ | SUV、クロスオーバー | 同上。 |
| e-tron | 電気自動車 (BEV) | 偶数固定ではなく、名称の末尾に付けて区別。 |
2028年に登場予定。「A4 e-tron」の最新情報
エンジン車に「A4」の名が戻る一方、アウディは完全電動モデルの「A4 e-tron」も準備しており・・・。
- プラットフォーム: 新開発の「SSP(スケーラブル・システム・プラットフォーム)」を採用。
- デザイン: 先進的な「コンセプトC」のデザインエッセンスを継承。
- 立ち位置: 伝統的なエンジン車(A4)と、最新のEV(A4 e-tron)が併売される、ユーザーに優しい選択肢を提供。
結論:アウディは「顧客の声」を最優先した
今回のネーミング方針の撤回は、アウディが「理屈よりもファンの愛着と使い勝手」を重視した結果と言えます。
かつての「35 TFSI」といった難解なエンジン表記を廃止したことに続き、今回のA4復活検討はアウディが再び「王道のプレミアムブランド」として歩み寄った象徴的な出来事で、今から数年後、アウディのショールームには再び、そして誇らしげに「A4」のバッジをつけた主力モデルが並ぶこととなりそうですね。
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参照:Carscoops
















