>アウディ(Audi)

【朗報】ポルシェの「とばっちり」でお蔵入りになりそうだったアウディTT後継。アウディCEO「ポルシェの意向に関係なく発売します」

【朗報】ポルシェの「とばっちり」でお蔵入りになりそうだったアウディTT後継。アウディCEO「ポルシェの意向に関係なく発売します」

Image:Audi

| アウディは「このモデルだけは」外すことができない |

アウディの象徴的存在だった「TT」の生産終了から数年。

その魂を継承する次世代モデルの計画がついに現実味を帯びており、共同開発を行っていたポルシェ側の動向に不安が広がる中、アウディCEOが直々に発した力強いメッセージが話題となっています。

この記事のポイント(30秒でわかる要約)

  • 開発続行を明言: ポルシェのEV戦略見直しに左右されず、アウディCEOが内部向けに「計画は安全」と通知
  • TTとR8を統合: 2027年登場予定の市販版は、TTとR8の両方の役割を担う唯一の電動スポーツカーへ
  • ミッドシップの操作感: バッテリーを床下ではなく「座席後方」に配置し、理想的な重量配分と低着座姿勢を実現
  • 新デザイン言語: 新デザイン責任者マッシモ・フラスチェラ氏による「垂直グリル」がブランドの新しい顔に
Audi Concept C

Image:Audi

アウディ、新型スポーツカー「コンセプトC」を公開。次世代TTの予告、ポルシェとの深い関係性を持ちつつ市販化か
アウディ、新型スポーツカー「コンセプトC」を公開。次世代TTの予告、ポルシェとの深い関係性を持ちつつ市販化か

Audi | ミラノで公開された新型デザインスタディ「アウディ コンセプトC」 | そのデザインは「ローゼマイヤー」風 アウディが公式Facebookの“フライング”投稿を経て、新たなスポーツカーコン ...

続きを見る

ポルシェの迷走を突っぱねる、アウディCEOの「直訴」

いまもっとも動向が注目される車種のひとつが「718ケイマン / ボクスターの後継モデル」。

随分前から「ピュアエレクトリックカーとして登場」すべく開発が進められていたものの、直近の報道では「資金難、開発遅れ、販売機会に対する懸念」を理由として計画が中止されると言われているわけですね。

そして一方、ポルシェと同じVWグループ傘下にあるアウディでは「”退屈な会社”から、もっとも”素晴らしいデザインを持つクルマを発売する会社”へと消費者の抱く印象を180度転換させた存在、TTの後継モデル」の開発を進めており、そしてこの新型車は「電動化されるはずだった」718ケイマン / ボクスターとプラットフォームを共有する「兄弟車」。

ポルシェが直近で「首脳会合」を実施、718 ボクスター / ケイマン「EV」の中止が話し合われた可能性。高コスト、重量増加、911との差別化との間で揺れるスポーツカーの未来とは
ポルシェが直近で「首脳会合」を実施、718 ボクスター / ケイマン「EV」の中止が話し合われた可能性。高コスト、重量増加、911との差別化との間で揺れるスポーツカーの未来とは

| この影響にて、現在受注が停止しているガソリン版718ボクスター / ケイマンの中古価格が高騰する可能性も | ポルシェの伝統的なミッドシップモデル、718 ケイマン/ボクスター。 既報の通り、その ...

続きを見る

つまるところ、ポルシェがEV版718ケイマン / ボクスターの開発を中止すれば「TT後継モデル」も道連れになると考えられていたのですが、そうなると「TTがかつてアウディに対して与えたインパクト」の再来(TTモーメント2.0)を望むことができなくなり、これに期待していたアウディは将来的な計画が大きく狂ってしまうことに。

Audi Concept C

Image:Audi

実際のところアウディはこの新型車に大きな期待を寄せていて、そのため「ポルシェの道連れ」となることに対しては社内にて大きな動揺が走っていたことは間違いないもよう。

そんな不安を打ち消すかのように、アウディのゲルノート・デルナーCEOは従業員へ宛てた書簡にて「ポルシェとのプラットフォーム共同開発の行方にかかわらず、プロジェクトは極めて堅実である」と力強く宣言したと報じられています。

ただし現実的には「開発そのものは最終段階に差し掛かっていた」と言われるので、アウディが(ポルシェが手を引くのであれば)ポルシェからプロジェクトを引き取ってアウディ単独で完遂することになるのだと思われますが、これはかつてポルシェが「フォルクスワーゲンの依頼で開発を進めていたが、VWがプロジェクト撤退を決めたので、プロジェクトを買い取ってポルシェからそれを924として発売した」のと”逆”の流れだといえそうです。

ポルシェと「924」──忘れられた“予想外”の名車。このクルマなくしてポルシェは会社を維持できず、そして今のポルシェは存在しなかったであろう
ポルシェ「924」──忘れられた“予想外”の名車。このクルマなくしてポルシェは会社を維持できず、そして今のポルシェは存在しなかったであろう

Image:Porsche | 歴史は時に面白い「予想外」を生み出すことがある | 今思えば、ポルシェは「英断」を下したと考えていい さて、ポルシェといえば「911」というイメ―ジが強いものの、これま ...

続きを見る

Audi-concept-C-1

Image:Audi

Audi Concept C:スペックと特徴

そして「TT後継」としてのポジションが期待される「Concept C」はコンセプトカーにとどまらず、2027年に登場する市販モデルの「ほぼそのままの姿」をプレビューしていると言われます。

主要スペック(予測含む)

項目スペック詳細
全長×全幅×全高4,520mm × 1,970mm × 1,285mm
プラットフォームPPE(ポルシェ718 EVと共有・大幅改修版)
バッテリー配置ミッドシップ・レイアウト(座席後方)
駆動方式後輪駆動 (RWD) または 4輪駆動 (quattro)
システム電圧800V(超急速充電対応)
登場時期2027年予定
audi-concepot-c-4

Image:Audi

今後はこれがアウディの「顔」。コンセプトCの「ちょびヒゲ」垂直グリルが全モデルに波及、共通アイデンティティとして機能することに
今後はこれがアウディの「顔」。コンセプトCの「ちょびヒゲ」垂直グリルが全モデルに波及、共通アイデンティティとして機能することに

Image:Audi | 今こそがアウディにとっての「変革の時」なのかもしれない | この記事の要点(30秒チェック) 新時代の象徴: 垂直に伸びた長方形のグリルが今後の全アウディ車の共通アイデンティ ...

続きを見る

注目すべき3つの革新

  1. 「TTモーメント 2.0」の再来: 初代TTが当時のデザイン界を席巻したように、極限まで無駄を削ぎ落とした「Strive for Clarity(明快さの追求)」がテーマ
  2. 垂直フレームグリル: 1930年代の伝説的レーサー「アウトウニオン・タイプC」にインスパイアされた縦型グリルを採用。今後のアウディ全車種のアイコンに
  3. 格納式ハードトップ: クーペの美しさとロードスターの開放感をボタン一つで切り替え可能。アウディ初の金属製電動ルーフを採用
Audi Concept C

Image:Audi

アウディ、新型「コンセプトC」を市販化決定。TTの後継ではなく“スピード、デザイン、感性の象徴であり、ブランドの魅力を高める存在”へ
アウディ、新型「コンセプトC」を市販化決定。TTの後継ではなく“スピード、デザイン、感性の象徴であり、ブランドの魅力を高める存在”へ

Audi | 生産規模は「大きくはなく」、しかしR8を製造していた工場にて慎重に行われる | TTの再来ではなく、新時代のシンボルへ さて、アウディは昨日「衝撃の」コンセプトCを発表していますが、これ ...

続きを見る

インテリア:液晶に頼らない「本物の贅沢」

近年の「画面だらけ」の内装に一石を投じるべく、Concept Cは極めてシンプルな室内空間を提案しており・・・。

  • 隠れるディスプレイ: 10.4インチのモニターは、使用しない時はダッシュボード内に格納される
  • 「アウディ・クリック」の復活: 物理的なアルミ製ノブやスイッチを採用。操作した時の心地よいクリック音は、アウディがかつて世界一と称された「質感の高さ」を取り戻すための象徴に※ただしフェラーリ ルーチェに先を越された感がある
Audi Concept C

Image:Audi

フェラーリ「ルーチェ」が証明した「新時代の」脱ヒエラルキー・インテリア。どこが最初に模倣するかは見ものである
フェラーリ「ルーチェ」が証明した「新時代の」脱ヒエラルキー・インテリア。どこが最初に模倣するかは見ものである

Image:Ferrari | これを境とし、ラグジュアリーブランドのクルマは一気に物理ボタンへと回帰するであろう | この記事のポイント(30秒でわかる要約) 液晶地獄からの脱却: 画面だらけの現代 ...

続きを見る

結論:アウディは「エモーション」を捨てない

「電動化=無機質な移動手段」というイメージが強まる中、アウディはConcept Cを通じて、スポーツカーが持つワクワク感やエモーショナルな体験を守り抜こうとしています。

ポルシェがコスト削減に舵を切る中、アウディがこのスポーツカーを「ブランドの新たなフラッグシップ」として死守したことは、ファン(そしてアウディ社員)にとって最大の救いであると言え、2027年、インゴルシュタットから生まれる「TTの精神を継ぐ者」が、再び世界を驚かせることに期待したいと思います。

合わせて読みたい、アウディ関連投稿

アウディ、オプション削減へ。「数より質」でラグジュアリー感を高める新戦略を公表、コンセプトCの市販モデルから導入
アウディ、オプション削減へ。「数より質」でラグジュアリー感を高める新戦略を公表、コンセプトCの市販モデルから導入

Audi | 「オプションは少なく、質は高く」アウディの新しい方向性 | アウディ自身、品質の低下を認めている 高級車の魅力のひとつは、豊富なオプションから自分好みに仕立てられることでもありますが、し ...

続きを見る

アウディ A4 e-tronが2028年に登場?次世代SSPプラットフォーム採用、デザインはコンセプトCを継承し”アウディ改革の旗手”となることが期待される
アウディ A4 e-tronが2028年に登場?次世代SSPプラットフォーム採用、デザインはコンセプトCを継承し”アウディ改革の旗手”となることが期待される

Image:Audi | A4 e-tron:アウディのEVセダン”空白”を埋める存在に | アウディはいつの間にかライバルとの「競合」を持たないメーカーに BMWが人気モデル3シリーズの電動版「i3 ...

続きを見る

アウディ、R8後継モデルを否定せず。一方でコンセプトCは「TTの後継ではなく、TTの名は復活しない」
アウディ、R8後継モデルを否定せず。一方でコンセプトCは「TTの後継ではなく、TTの名は復活しない」

Audi | アウディ コンセプトCは「TTの後継ではない」 | まだまだアウディがどこまでスポーツカーに対して注力するのかは不明である さて、アウディは意欲的なコンセプトカー「コンセプトC」を発表し ...

続きを見る

参照:CARSCOOPS

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->アウディ(Audi)
-, , , , ,