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ヒュンダイの高級ブランド「ジェネシス」が2025年のフル電動化を表明!加えて「空」への参入も匂わせる。なお、ほか自動車メーカーはこんな電動化計画を持っている

2021/09/03

ヒュンダイ・ジェネシス

| ヒュンダイ/ジェネシスは他の自動車メーカーとはちょっと変わった未来像を描いているようだ |

各自動車メーカーとも方針は様々だが、現時点では「どれが正しい」のかはわからない

さて、「なにか重大な発表を行う」とコメントしていたヒュンダイの高級ブランド「ジェネシス」。

今回その発表を行い、2025年以降発売する新型車にはすべてピュアエレクトリックパワートレーンを搭載し、2030年にはゼロエミッション車を8車種にまで拡大するとともに、全世界で40万台の販売を目論み、2035年には完全なカーボンニュートラルを達成するとコメントしています。※あくまでも2025年にフル電動車を既存モデルのバリエーションとしてラインアップするということだと思われ、2025年にガソリン車撤退を行うという意図ではないものと考えられる

戦略のコアは「デュアル・エレクトリフィケーション」

この内容によると、ジェネシスは今後、デュアル・エレクトリフィケーション戦略を採用することになり、バッテリー駆動や水素燃料電池を搭載したモデルも将来の製品計画の一部に。

より高性能なリチウムイオン電池、より高出力の燃料電池、そしてより効率的な電気システムの開発を行ってゆくとコメントを行っています。

ジェネシスの最初のEVは先日発表されたばかりのGV60で、年内に一部の市場で販売される予定だとされ、ベースモデルは226馬力(169キロワット)、ミッドレンジの全輪駆動モデルは325馬力(242キロワット)、トップレンジは436馬力(325kW)というスペックを保有することもわかっています。

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今回の動画において、ジェネシスは「私たちは、お客様の五感と対話することを目指しています。私たちの新しいアーキテクチャーは、大胆なテクノロジーと息を呑むようなデザインを融合させ、細部までこだわった真摯な体験を提供します。温かく精巧なケアが、私たちの差別化要因となるでしょう」とコメント。

現時点ではまだまだ抽象的すぎて何が起きるかはわかりませんが、動画の中では「エアモビリティ」についても触れており、これは先日ヒュンダイが公表した「ハブ空港を建設し、短距離での”空飛ぶクルマ”の運用を行う」という構想とシンクロしており、ヒュンダイのプロジェクトにジェネシスもなんらかの形で参画するのかも。

現在、「空」を目指す自動車メーカーにはトヨタそしてポルシェがありますが、一方でアウディは撤退を表明。

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さらにヒュンダイはロボット会社「ボストンダイナミクス」を買収しており、これと連動した新たな動きがヒュンダイそしてジェネシスにも見られるものと思われ、「自動車」の形態も今後どんどん変わってゆくのかもしれません。

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ジェネシス以外のメジャーメーカーはこういった対応を行う予定

そのほかのメジャーメーカーでは「電動化」「ガソリンエンジンからの脱却」についてはこういった意向を示していますが、いずれも流動的であり、加えて「一部市場(主に中国)ではガソリン車を残す」「サーキット走行専用モデルとしてガソリン車を継続する」「全廃期限以前に発売した内燃機関搭載車については、期限到来以後も継続販売する」といった例外も見られ、以下ではそういった例外を除いた「全体の流れ」についてのみ記載しています。

参考までに、トヨタは2017年に「ガソリン車全廃」と宣言したものの、最近のコメントでは「少なくともあと30年はガソリン車を残す」と翻意するなど、各自動車メーカー内でもその方針が大きく揺れていることがわかりますが、自動車生産台数「世界一」を争うトヨタとフォルクスワーゲンとが「逆」の戦略を持つのは興味深いところでもありますね。

自動車メーカー電動化へのロードマップ

  • フォルクスワーゲン・・・2035年までにガソリン/ディーゼルを全廃
  • メルセデス・ベンツ・・・2031年までにガソリン/ディーゼルを全廃
  • アウディ・・・2026年までにガソリン/ディーゼルを全廃
  • アストンマーティン・・・2030年までにガソリン/ディーゼルを全廃
  • ランボルギーニ・・・2024年には全車ハイブリッド
  • トヨタ・・・現時点では完全電動化の時期を設定せず、市場動向を見ながら随時対応

ジェネシスが公開した今後の方向性に関する動画はこちら

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参照:Genesis_worldwide

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