ヘリコプターに爆発装置を搭載しランボルギーニを「砲撃」したユーチューバーが違法性を問われて拘束され懲役10年の危機に。「あまりに厳しすぎ」の声も

｜　たしかにあまり褒められた行為ではなく、違法な部分もあったようではあるが　｜

これはひとつの「見せしめ」と言っていいかもしれない

さて、様々なカースタントにてぼくらを楽しませてくれる北米拠点のユーチューバーそしてコンテンツクリエイター、アレックス・チョイ氏。

ランボルギーニ・ウラカンはじめ様々なクルマを改造しての過激な撮影に望んでいますが、ちょうど1年前に公開した動画の違法性を問われ、懲役10年を求刑されるという窮地に立たされています。

ユーチューバー、「航空機に爆発物または焼夷装置を設置した」罪で起訴

今回起訴されたのは「航空機に爆発物または焼夷装置を設置した」罪を犯したという内容で、昨年に公開した動画の中でヘリコプターに花火のような焼夷弾のような爆発装置」を仕込み、走行するランボルギーニ・ウラカンを砲撃したことが問題視されています。※現在動画は非公開

なお、連邦政府はすでにアレックス・チョイ氏（本名：スク・ミン・チョイ）を拘束しており取り調べを行っていると報じられていますが、「撮影許可を得ずに危険な行為を行った」「これら爆発に関する装置の使用はカリフォルニア州では違法である」ことが強調されているものの、起訴された内容は「航空機（ヘリコプター）に爆発装置を仕込んだこと」一点に絞られており、それを使用したことや、撮影許可の有無、爆発物を違法に購入したであろうことについては一切言及されていないもよう（運輸省監察官とアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局の両方がこの事件を調査しているが、争点は上述の一点のみである）。

一方で「あまりに厳しすぎる対応」という声も

このほか、本件に関して報じられているのは「連邦当局が、ヘリコプターがいつ離陸し、撮影のためにエルミラージュ湖までどのように移動したかを示すレーダーデータを持っている」「アレックス・チョイ氏がこのアイデアについて話している証拠を持ち、首謀者であることを把握している」「関係したパイロットはこの撮影が原因で今年1月に操縦免許を剥奪された」など。

さらにはこの撮影に関わったドローンパイロットも「このスタントは、アレックス・チョイ氏が自発的に計画したものである」という証言を行っているとされ、アレックス・チョイ氏にとってはかなり分の悪い展開となっており、求刑通りの有罪判決を受けた場合、連邦刑務所で最長10年の刑を受ける可能性があるもよう。

ただ、今回の動画に関しては、昨年5月の「意図的に航空機を墜落させ再生数を稼いだ」ユーチューバーや・・・。

メルセデス・ベンツGクラスを空中から地上へと叩きつけたり爆破したユーチューバーに比較すると諸々への影響はさほど大きくはなく（けが人も出ていない）、「今回の捜査は行き過ぎでは」「エスカレートするインフルエンサーの過激行為に対する見せしめなのか」といった声も。

実際に法を犯していることは間違いなさそうなので、なんらかの処罰はあるにしても、「懲役10年」はちょっと厳しすぎるような気もしますね。

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参照：NBC News