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またまたランボルギーニ・テメラリオを見てきた(2)。ベイビーランボは「獰猛」ではなく「セクシー」に進化、これが新世代の猛牛である

2024/12/21

またまたランボルギーニ・テメラリオを見てきた(2)。ベイビーランボは「獰猛」ではなく「セクシー」に進化、これが新世代の猛牛である

| 以外なことであるが、ガヤルドやムルシエラゴ、さらにはストラトス・ゼロとの共通点も |

ランボルギーニのデザイナーはおそらくガヤルドが好きなのかもしれない

さて、ランボルギーニ・テメラリオ見聞録第二弾「後編」。

テメラリオは簡単に表現できないほどの複雑なデザインそして構造を持っていて、これまでのランボルギーニにおいて特徴的であったディティールをちりばめつつ、新しい時代へと向かう姿を体現しています。

そしてその「新しい部分」はこのリアセクションにおいて代言されるようも思えます。

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またまたランボルギーニ・テメラリオを見てきた。あちこちに隠されている過去モデルとの類似性、テメラリオ内でのデザイン的相似性を探すのがちょっと楽しい
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ランボルギーニ・テメラリオのリアは「新しいランボルギーニ」を表現

とにかくこのテメラリオのリアは「圧巻」としかいいようがなく、ボディカラー同色パーツがほとんどないという異例のルックスを持つことに(このクルマの後ろについた人はさぞや驚くであろう)。

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そして「新しい」部分としては、これまでのランボルギーニで顕著であった「ウエッジシェイプ」を継続しつつも、リアフェンダーに「峰」がつくられ、盛り上がっていること。

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フロントフェンダーが盛り上がっているのはこれまでのランボルギーニ同様で・・・。

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サイドからリアへ向けてラインが直線的に上がってゆくのも同じ。

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ただしいったん上がったラインが「落ちる」のは新しい要素ですね。※ほとんどのランボルギーニではリアエンドに向けてラインが「上がりっぱなし」である

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ただ、ガヤルドLP560-4はこれに近いライン(ガヤルドLP560-4はリアエンドに向かっていったんラインが下る)を持っていて、リアフェンダー横に設けられたエッジやリアフェンダー上のエアインテークを見るに、テメラリオのリアフェンダーはガヤルドLP560-4の「現代的な再解釈」なのかもしれません。

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実際のところ、テメラリオ発表前のティーザー動画にはガヤルドが登場していて、そして(ランボルギーニのチーフデザイナーである)ミッチャ・ボルカート氏はウルスSEのリアに「ガヤルドLP560-4へのオマージュ」としてのデザインを盛り込んでいるので、やはりこのテメラリオのリアセクションは「ガヤルドを意識」したのかも。

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こちらはガヤルドのリアフェンダー上のインテーク。

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ちなみにですが、このリアフェンダーとリアバンパーとで構成される「>」というデザインは(おそらく)ランチア・ストラトス・ゼロへのオマージュ。

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ストラトス・ゼロはランボルギーニのクルマではなく、しかしカウンタックをデザインしたマルチェロ・ガンディーニ氏の代表作のひとつであり、現ランボルギーニのチーフデザイナー、ミッチャ・ボルカート氏が就任して最初に発表した作品であるテルツォ・ミッレニオの前にも(モデルカーが)置かれているため、ストラトス・ゼロは同氏”お気に入り”のクルマだとも考えられます。

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Image:Lamborghini

そしてリアフードはカウンタック、あるいはムルシエラゴ風。

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リアウインドウの横幅は狭くなったものの、縦方向はかなり大きくなり、真後ろの確認はウラカンに比較してずいぶん容易に(ただし斜め後ろが全く見えないのは一緒である)。

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ランボルギーニ・テメラリオはこんなインテリアを持っている

そこでここからはテメラリオのインテリアに移りたいと思いますが、内外装のデザイン的調和が取れており、エクステリアに用いられる「リブ(フィン)」が室内にも。

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頭上スペースはかなり広く、センターコンソールは高く。

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サイドシルはそうとうに「太く高く」。

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こうやって見るとウラカンとの違いが一目瞭然ですね。※前後の開口部もたぶん狭くなっている

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パドルは薄く大きく・・・。

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ステアリングホイールから手を離さずに各種操作ができるよう、スポークに操作系が集中していますが・・・。

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スポーク裏面にまでスイッチが。※ステアリングコラムまでもが抜かりなくデザインされているのには驚きである

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ステアリングホイールとコラムとの連続性がなかなかナイス。

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メーター周辺はこう。

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操作系のほとんどがステアリングホイールやドアに移ったことでセンターコンソールはスッキリ。

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USB-Cソケットは2つ(スマートフォンの置くだけ充電はない)。

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カップホルダーはポルシェ911と同様の構造を持つものが内蔵されます(運転席ぶんと助手席ぶん)。

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フロントガラスがかなり広く視界が良好、そしてライバルには殆ど見られない「三角窓」によって斜め前方の見切りも抜群。

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ちなみにですが、ガヤルド、そしてウラカンではこの三角窓そしてフロントウインドウの下端を拭くことは容易ではなく(狭すぎて手が入らない)、そのためぼくは専用のツールを制作していたのですが、テメラリオでは問題なく「手を入れて」拭くことが可能です(セールスさんが教えてくれた)。

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そのほか、こんなところにもヘキサゴンがあったり・・・。

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リアサイドウインドウの内側にはアレジェリータ・パッケージのロゴが入ったカーボンファイバー製プレートも(質感が高い)。

こうやって見ると、テメラリオのインテリアはデザイン性が向上したばかりではなく、使い勝手やメンテナンス性も向上し、エクステリア同様に芸術性も向上していることがわかりますね。

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