| ここ最近のアストンマーティンは非常にスピーディーな、そして幅広い展開を行っている |
それにしても「ヴィクター」「ヴァラー」がここまでの人気を博すことになろうとは
さて、アストンマーティンは新型ヴァンキッシュの発表を控えているという状況ですが、おそらくは「それとは別」と思われるナゾの新型車のティーザー動画が公開に。
このクルマの情報は非常に少なく、しかしヴァラーのより「ハードコアな」モデルだと見られ、「ヴァリアント(Valiant)」という名が与えられるという情報もあるもよう。
なお、このヴァリアントは「勇敢な、英雄的な」という意味を持ち、いかにもアストンマーティンらしいアグレッシブな名称で、もちろん「Vではじまる」という同社伝統の命名法則にのっとったものでもありますね。
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アストンマーティン・ヴァリアントはさらに希少なクルマに
アストンマーティンはつい先日、「限定110台の(ヴァラーの)生産枠に対して約10倍もの購入希望が寄せられた」とコメントしていますが、このヴァラー(Valour)は現代のアストンマーティンにはない独特のルックスを持っており、ヴァラーのインスピレーション元となったのはなったのはワンオフモデルの「ヴィクター(Victor)」です。
そしてこのヴィクターは映画「007リビング・デイライツ」にボンドカーとして登場したことでも知られる”アストンマーティンV8”に着想を得たクルマ。
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そしてヴィクター、ヴァラーともに現代の「洗練された」アストンマーティンにはない、ある意味で暴力的とすら言える雰囲気を持っているように感じますが、それこそが「ヴァラーに購入希望が殺到した」理由なのかもしれません(ヴァラーが限定ながらも生産された理由もまた、ヴィクターの評判が高かったからなのかもしれない)。
今回のティーザー動画を見ると、ヴァラー同様の「丸目」を確認でき、やはりヴァラーをベースにしたモデルであろうことが推測できますが、ウワサによれば「ダックテールリヤスポイラーの代わりに固定式リアスポイラー、ワイドフェンダー、低く幅広なフロントスプリッターが装着される」とのことなので、おそらくは意図的に「他のラインアップとの差別化」が図られ、ずいぶんとアグレッシブ(という言葉では足りないかも)なルックスを獲得することになりそうです。※アストンマーティンはラギッドなオフローダーを開発中とも言われ、現行ラインナップと対極にあるクルマをいくつか投入する予定なのかも
もちろん搭載されるパワートレーンについても確たる情報はないものの、ヴァラーと同じ5.2リッターV12ツインターボエンジンそして6速マニュアル・トランスミッションを採用すると考えてよく、しかしスペシャルバージョンだけあって、その出力は大きく向上させられるものと見られています。
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参照:Astonmartin(Instagram)