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ゴードン・マレー率いるGMAがT.33のハードコアモデルにして最終版、「T.33s」を発売予定。T.50とT.33は2028年に生産が終了し次世代モデルへシフトすることにも言及

2024/12/30

ゴードン・マレー率いるGMAがT.33のハードコアモデルにして最終版、「T.33s」を発売予定。T.50とT.33は2028年に生産が終了し次世代モデルへシフトすることにも言及

Image:GMA

| GMAはいずれのモデルについても短期間での完売を繰り返しており、このT.33sも同様であろう |

おそらくその価格は4億円をくだらないであろうと推測されているが

さて、マクラーレンF1の設計者であるゴードン・マレーが立ち上げた自動車メーカー、GMA(ゴードン・マレー・オートモーティブ)。

すでにT.50、T.50s ニキ・ラウダ、T.33さらにはT.33スパイダーを発表していますが、今回オートカーによるインタビューによってT.33のハイパフォーマンスバージョン「T.33s」が計画されていることが明らかに。

なお、T.50に対するT.50sは「T.50を徹底的に強化したハードコアモデル」というポジショニングなので、おそらくはT.33sも「とんでもなくハードな」スペックを持つハイパーカーとなるのかもしれません。

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GMA T.33sはどんなクルマに?

そこで現在語られている範囲のT.33sについて確認してみると、これは「よりタフで、さらにフォーカスされた」モデルになるとのこと。

現時点でGMAは正確な重量やパフォーマンスを公開していませんが、サーキット走行を主眼においたロードカーであり、しかしT.50のハードコアバージョンであるT.50s ニキ・ラウダとはとは異なる方向性を持つそうですが、「どのように異なる」のかはナゾのまま。

ちなみにT.50は「センターシート」レイアウトを持つ妥協なきハイパーカーで、一方のT.33は通常の「横並びシート」を持つ”日常的に乗れる”ハイパーカー。

よってT.33sはT.50sに比較してやや落ち着いたトーンを持つクルマとなるのかもしれません。

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Image:GMA

さらにT.33sは、標準モデルよりも(当然ながら)速く、ダウンフォースも増加するとされ、ただし具体的な変更内容については現時点では語られず、それでもT.33の「車体重量1,070kg、240km/h時点で150kgのダウンフォース」がそれぞれ軽く、そしてより大きな数値となることが容易に想像でき、さらには出力の増強も期待できます。※ただしGMAが重視するのは単純な加速や最高速ではなく、よって出力向上よりもコーナリングスピードの向上に重点が置かれるのかも

もちろんT.33sの正確な発表日も明かされておらず、しかし過去のGMAモデルの発売スケジュールに照らし合わせると、2025年7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの発表が非常に有力。

そしてT.33sは他のGMAモデル同様に生産台数が100台未満に制限されると予想され、その価格は3億円を軽く超え、4億円にも達するのではないかと見られています。

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Image:GMA

そしてこのT.33sは「T.33の最終バージョン」となりますが、GMAはT.55そしてT.33シリーズの生産を2028年に終えるともコメントしており、「その次」のラインアップは「全く新しいプラットフォームを基にした全く新しいクルマになる予定」だとも。

この新しいGMAスーパーカーがEVになるかどうかはまだ不明ですが、その可能性も否定できず、続報を待ちたいところでもありますね(ただしGMAはEV部門を売却しているので、おそらくはガソリン車ではないかと思われる)。

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参照:Autocar

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