| 新世代のロータスは「受注好調」、そしてこのエメヤも高い評価を受けることになりそうだ |
まさかロータスがここまで多くのニューモデルを、しかも計画どおりに発売できるようになるとは
さて、ロータスがこれまで「タイプ133」として開発を進めていた新型エレクトリックセダンの発表が近づき、その正式名称が「Emeya(エメヤ)」に決定したこと、そしてライティングや一部のシルエットがティーザー動画によって紹介されています。
ロータスの車名は一定時期を境に「E」で始まる名称を持っており(Eleven=イレブン以降)、吉利汽車傘下となった現在でもその伝統が守られていて、「Evija(エヴァイヤ)」「Emira(エミーラ)」「Eletre(エレトレ)」、そして今回は「Emeya(エメヤ)」。
もちろんこの伝統は今後も続くことになるものと思われます。
-
ロータス公式!「ロータスの車名はなぜEではじまるのか」がついに明かされる
| そのはじまりは「マークXI」の「XI」をアルファベットにて「ELEVEN」と記載したことだった | 「イレブン」はシリーズ1、シリーズ2通じて270台が製造されるヒット作に さて、ロータス車のネー ...
続きを見る
まだまだロータス・エメヤの詳細はわからないが
なお、ロータスは2021年9月に「4台のEVを発表する」と述べていて、その計画は「2022年にEセグメントのクーペ(タイプ132)」「2023年には4ドアクーペ風のセダン(タイプ133)」「2025年にはDセグメントのSUV(タイプ134)」「2026年にはスポーツカー(タイプ135)」という順番にて実行される予定です。
すでにタイプ132はエレトレとして発売がなされ、そして今回はタイプ132がエメヤとして紹介されているわけですが、ちゃんと予定通りに計画が進んでいるのはある意味で「ロータスらしからぬ」といった印象があり、しかしこれも吉利汽車から潤沢な資金を得た成果だと言えそうですね。
-
ロータスが中国に建設する巨大工場、そして今後発売する4つのEV(SUV、セダン含む)の画像を公開!今までのロータスからすると信じられないような躍進ぶりだ・・・
| 賛否両論あるかと思うが、ボクはロータスが中国に買収されて良かったと思う | 中国に建設する子会社の新社屋、新工場は常軌を逸したレベルを持っている さて、ロータスが中国・武漢に建設している工場と子会 ...
続きを見る
今回リリースされたティーザー画像ではエメヤのシルエットこそ確認できないものの、フロントとリアのライティングシグネチャーが披露されており、フロントにはエレトレにも近いLEDデイタイムランニングライト、リアにもやはりエレトレに通じるLEDライトバーが組み込まれていることがわかります。
-
ロータスが「今年前半で2,200台を生産し、エレトレを中心に17,000台を受注した」と発表。過去のロータスの年間販売記録は1,710台、やはりSUVの威力は絶大
| 生産さえ軌道に乗れば、今後のロータスについては心配なさそうだ | なんだかんだいいながら、多くの人が「ロータスのSUV」を待ち望んでいたもよう さて、先日「生産の遅れによって納車が進まない状態にあ ...
続きを見る
今回ロータスはエメヤの詳細を明かしていないものの、これまでの情報から推測するに、プラットフォームにはロータスのエレクトリック・プレミアム・アーキテクチャーを選択し、112kWhのバッテリーパックを搭載する可能性が大。
この(エレトレと同じ)バッテリーパックは一回あたりの満充電にて航続距離644kmを可能とし、わずか20分で10%から80%まで充電できる急速充電にも対応しているため、高い実用性を誇ると考えて良さそうです。
駆動方式についてもエレトレ同様に4WDを採用するものと思われ、それを可能にするのはもちろんデュアルモーターで、エントリーグレードでは600馬力、トップレンジでは900馬力を超える可能性も指摘されており、ポルシェ・タイカン、メルセデス・ベンツEQS、そしてテスラ・モデルSプレッドらと競合することになるものと思われます。
そのほか、やはりエレトレ同様にアクティブ・エアロダイナミクスを搭載することになり(これはティーザー動画でも確認できる)、そのほかエアサスペンション、後輪ステアリング、アクティブロールコントロールといったテクノロジーが採用されることになるのは間違いなさそう。
要はこのエメヤにつき、「エレトレのセダンバージョン」だと考えてよく、そしておそらくは価格もエレトレに近い設定になると考えてよく、9月7日に行われる発表を待ちたいと思います(エレトレの例を見るに、これから頻繁にティーザー動画が公開されることになりそうだ)。
ロータス EMEYA(エメヤ)のティーザー動画はこちら
あわせて読みたい、ロータス関連投稿
-
ロータスが「第二のSUV」、タイプ134について語る。「マカンEVのライバル」「将来的には販売の半分がこのモデルに」。車名はエチュードもしくはエンヴィアか
| ロータスはこれから3つのEVを発売する計画を持っている | ひとつはこのSUV、そして4ドアクーペにスポーツカー さて、ロータスは初のエレクトリックSUV「エレトレ(未だにこの名前には慣れないな) ...
続きを見る
-
ロータスが「今年前半で2,200台を生産し、エレトレを中心に17,000台を受注した」と発表。過去のロータスの年間販売記録は1,710台、やはりSUVの威力は絶大
| 生産さえ軌道に乗れば、今後のロータスについては心配なさそうだ | なんだかんだいいながら、多くの人が「ロータスのSUV」を待ち望んでいたもよう さて、先日「生産の遅れによって納車が進まない状態にあ ...
続きを見る
-
ロータスのボス「我々にスポーツカーを永遠に作って欲しい?であれば、まず今はSUVを作ろうではないか。それがスポーツカー継続の唯一の方法だ」
| 今まではスポーツカーにこだわっていたがためにお金を稼げず、新しいスポーツカーも作ることができなかった | 今となってはスポーツカー並みの性能を持つSUVも登場しており、SUVを軽視することはナンセ ...
続きを見る
参照:Lotus Cars