
| インテリアでは「センターシート」も再現 |
おそらくは相当な時間、お金、そして情熱が必要だったはずだ
さて、マクラーレンF1は世界で最も価値の高いクルマのひとつであり、現在の市場価値は「最低でも」20億円くらい。
しかしながら今回ebayにマクラーレンF1のレプリカ(ポルシェ・ボクスターベース)が出品されており、一部ではちょっとした話題となっています。
なお、細部を見るとマクラーレンF1との相違があるものの、マクラーレンF1そのものには相当数のバリエーションがあり、よって「これもそういったバリエーションのうちのひとつなのか・・・」と思ってしまうほどの出来栄えを持っているようですね(少なくともぼくは、一瞬でこれをレプリカだと見破る自信はない)。
出品はチェコから
なお、このマクラーレンF1レプリカの出品はチェコから。
51,000ポンドから入札が可能ですが、現時点では入札が入っていないようです。

ただ、その精度たるやおどろくべきもので、全体的なプロポーションはマクラーレンF1そのままだと考えて良いかもしれません。
加えて本物同様のバタフライドアも備えています。
フロントフェンダーやリアフェンダー前のダクトもダミーではなく実際に貫通しており、内側にネットが貼られるなどかなり手が込んでいることもわかりますね。

リアは一層良くできていて、テールランプやマフラーエンドに若干の違和感が残るものの、これも一見してレプリカだと見破るのは難しそう(まずはそのインパクトに圧倒され、本物との相違点を探すところまで行かない)。

サイドの造形も申し分なく、ブラックのホイールもかなる「雰囲気」を出しています。

開口部の造形も非常によく出ていて、これをレプリカだと疑うことが難しく、ガラス類もピタリと収まっていますね。
なお、サイドスカートには「XP1 LM」の文字があり、このXP(エクスペリメンタル)はマクラーレンが試作車に用いる文字。
こういったところも「これは今まで公開されなかった、マクラーレンによる試作車なのか・・・」と思わせる部分です。
インテリアはなんと「センターシート」に
そして驚くべきは、外観のみではなくシート位置が「センター」へと変更され、より「マクラーレンF1っぽく」なっていること。
メーターはポルシェ・ボクスターのまま、そしてパーキングブレーキやシフトレバーなどもボクスターからの流用ですが、ここまでの変更には相当な労力が必要だったはずで、相当な技術やコストがかかっているということになりそう(ステアリングラックや、ブレーキベダルとマスターバックの移設は容易ではない)。

ちなみにこちらは設計図らしきもの。
なお、ポルシェ・ボクスターは「(中古だと)手頃な価格で入手できるミドシップスポーツ」ということでカスタムやレプリカベースとして近年高い人気を誇っており、しかしそれにしても「ここまでの高い完成度を誇るレプリカを作るとは」と驚かされますね。

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参照:eBay