
| これまではレプリカベースというとポンティアック・フィエロが定番だったが |
やはりレプリカといえど日本車の信頼性が重要となりそうだ
さて、ネット上でもっとも高い人気を誇るスーパーカーのひとつ、アウディR8。
セールスそのものは今ひとつのようですが、非常に多くの人が話題にしており、常にインスタグラムやツイッターでは「検索上位」「多くのハッシュタグが付けられている」とも報じられています。
そのためかときどき(フェラーリやランボルギーニほどではない)レプリカも見られるようで、今回はebayにてトヨタMR2ベースのアウディR8”レプリカ”が販売中。
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アウディR8のレプリカというと「TTベース」が定番だが
なお、アウディR8のレプリカというとTTベースで制作されることが多く、というのも同じメーカーだけあってもともとのデザインが似ているため。
ただしR8はミドシップ、TTはフロントエンジンという決定的なレイアウトの相違があり、よってある種の「限界」があるのもまた事実です。
そしてそういった限界を突破しようというのが(ミドシップの)MR2をベースに選んだ理由だと思いますが、一瞬だけでもR8に見えてしまうほどの出来を持っている模様。

おそらくはAピラー以外「ほぼすべて」を作り変える大工事を行っているものと思われ、フロントバンパーやヘッドライトは言うに及ばず、フロントフードまでもがR8っぽいクラムシェル型に置き換えられているようですね。

なお、リアハッチとテールランプはアウディTTからの流用のように見えますが、リアハッチのような重量物を取り付けるのにもかなりの労力がかかったはずで、パーツ代に加え、加工にかかる費用も相当にかかったものと思われます。

さらにはCピラーからリアフェンダーにかけての「サイドブレード」も再現され、ホイールも「それっぽい」デザインを持つものへと交換されているようですね。

MR2ベースの「R8レプリカ」のインテリアはそれなりに雰囲気が出ていた
そしてこちらはこのMR2もといR8のインテリアですが、もともとのMR2のダッシュボードやセンターコンソールに「R8風の」カバーが取り付けられて「なんとなくそれっぽい」雰囲気に。
ステアリングホイールには(エクステリア同様に)アウディのフォーリングスが装着されており、これがトヨタ車ベースだと見破る事ができる人はまずいないかも。

シートに採用されるレザーの質感とステッチが(新たに追加された)センターコンソールやダッシュボードに近いところを見ると、シートも張り替えられているのかもしれませんね。

このMR2については、英国で改造された個体をフロリダへと輸入したとのことですが、ebayでの希望落札価格は25000ドル、しかし入札の上限は10000ドルにとどまっており、おそらくは落札されそうにない状態です(それでも1万ドルで購入しようという人がいるのは驚きだ)。
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参照:ebay