| BMWは今、クリス・バングルの起こした革命を超えるレベルのデザインを提案しようとしている |
BMWが2021年に発売すると言われる「新世代のBMWを象徴するクルマ」、iNEXTのティーザー画像を公開。
なお、これは「ヴィジョンiNext」として公開されたコンセプトカーの市販モデルに該当すると思われ、現在ティーザー画像を公開したということは「発表はそう遠くない未来」、しかし実際に発売するのは2021年ということなのかも。
ちなみにiNEXTはピュアエレクトリックカーですが、当ブログではEVに関する記事へのアクセスが極端に低く、こういった例を見ても「EVに対する関心は薄いんだろうな(メーカーが頑張って発売しても売れないんだろうな)」と思ったり。
なぜ2021年発売のクルマが現在に多数公開されるのか
現在は「何年も先に発売するクルマ」を今の時点で発表するケースが非常に多く、それにはいくつかの理由がありそう。
まず、現在の自動車業界は変革が激しい時期であり、「なにか新しいことをやってるよ」と周知しなければ”置いて行かれる”可能性があるため。
そして発売が先になる理由としては「思うような機能を実現できるだけの技術が現在は存在しない」、つまり技術の進歩を待たねばそのクルマの発売ができないためだと考えています(バッテリー価格の引き下げも含む)。
そういった理由もあって、昨年あたりから「2021年に発売する」というクルマの”前倒し”的発表がコンセプト含めて盛んに行われている、というのが現在の状況。
そしてiNEXTについてもその中の一台ということになりますが、BMWがiNEXTについて掲げるヴィジョンは4つ(BMW公式サイトより)。
- 01パーソナライズされたコネクテッド・モビリティ
- 02生活の質を高める、私だけの自由空間。
- 03高度な電動化により自律したコネクテッド・カー
- 04洗練された直感的なテクノロジー:シャイ・テク
ちなみに(コンセプトカーとしての)ヴィジョンiNEXTはこんなクルマですが、とにかくデカいキドニーグリルが外観上の特徴。
なおBMWはエレクトリックモデルに使用するキドニーグリルの形状を「オクタゴン」つまり八角形とすることが多いように思われ、しかも「角ばって」いるようですね。
これによって内燃機関(ガソリン、ディーゼル)を持つモデルとの差異を図っているように思われます。
そしてヴィジョンiNextにおいては高いレベルの「自動運転」を備え、「くつろぎを演出する空間」も強く意識。
さらに先進的なインターフェースを持っていて、ダッシュボードはこんな感じ。
物理ボタンがほとんどなく、ペダルも画期的なデザインを持っています。
ただし今回のティーザー画像を見ると、この(コンセプトカー段階の)BMW ヴィジョン iNextよりも、市販モデルと思われるiNEXTのほうがさらに大きなディスプレイを持っていて、これは「技術が予想よりも先に進んだことで可能となった」珍しい例をあらわしているのかもしれませんね(ディスプレイを支える”棒”はヴィジョン iNextと共通している)。
VIA:BMW