| ここまで大胆なカラーリングを持つフェラーリ・モンツァSP2はそうそうない |
やはりモンツァのオーナーは「ヴィンテージレザー」を選択することが多いもよう
さて、フェラーリが25台のフェラーリを所有するコレクター、シュテファン・マイヤー氏へと納車したモンツァSP2を公開。
シュテファン・マイヤー氏はミュンヘンにて不動産業を営む48歳だそうですが、2012年に初めてのフェラーリ(ブルーのFF)を購入して以来、フェラーリまっしぐらとなったようですね。
実際、すぐに458スペチアーレ、F12を購入し、クラシックモデルの250GTクーペを入手したほか、ガレージには365GTS4、288GTO、F40、ラ・フェラーリ・アペルタ、GTC4ルッソ、F50や250GT SWBを収めたことも。
こういった購入履歴が評価され、「フェラーリの限定スペシャルモデルを購入できる、限られたVIP顧客リスト」に名を連ねることになった、と紹介されています。
フェラーリ・モンツァSP2はこんなクルマ
そしてこのフェラーリ・モンツァSP2については、2018年に発表された少量生産シリーズ「Icona」シリーズ第一弾。
750モンツァ、166MM、290MM、860モンツァ等のイメージを取り込み、812スーパーファストをベースとする車体へと「新しいテクノロジーをもって」反映されることとなっていますが、その限定台数はわずか499台。
シュテファン・マイヤー氏は幸運にもフェラーリから「モンツァSP2のオーダーを許された」一人ということになり、そこで選んだのは「ホワイトとブルー」のボディカラー(フェラーリコレクターではあるが、とくにロッソに対する強いこだわりはないようだ)。
なお、モンツァには一人乗りのSP1、2人乗りのSP2とが存在していて、購入者はこのどちらかを選ぶことができ、シュテファン・マイヤー氏が2シーターを選んだのは「パートナーと一緒に様々なイベントを体験したかった」から。
多くのモンツァSP2はストライプやツートーンカラーを持つものの、この「三角形状の」グラフィックはこれまでに見たことがなく、非常に新鮮ですね。
ホワイト部分は「ビアンコ・キング」、ブルー部分は「ブルー・スコージア」だと紹介されています。
車体後部の「Ferrari」エンブレム、そして室内ではパドルにイタリア国旗カラーが再現されていますが、これはパートナーのミケーラさんが「イタリア人」ということを重視したためなのだそう。
シュテファン・マイヤー氏のフェラーリ・モンツァSP2のインテリアはこうなっている
このフェラーリ・モンツァSP2のインテリアはボディカラーの「逆」という仕様を持ち、メインカラーはブルー、そしてステッチはホワイト。
ブルーレザーには「ヴィンテージ加工」がほどこされています。
ちなみにシュテファン・マイヤー氏によれば、「(フロントウインドウがないので)時速30キロで走行すればメガネが飛んでゆく」。
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参照:Ferrari(Facebook), The Official Ferrari magazine