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ランボルギーニが「マンガ塗り」っぽいレヴエルトのワンオフモデル、オペラ・ウニカを発表。サルデーニャの「波と砂浜」を475時間かけボディ上に再現【動画】

ランボルギーニが「マンガ塗り」っぽいレヴエルトのワンオフモデル、オペラ・ウニカを発表。サルデーニャの「波と砂浜」を475時間かけボディ上に再現【動画】

| 近年のランボルギーニは「アート」に寄り添う姿勢を強めている |

おそらくは今後も続々アートカーが誕生することになるだろう

さて、ランボルギーニがレヴエルトのワンオフモデル「オペラ・ウニカ」を発表。

ランボルギーニは昨年にもウラカン・ステラートのワンオフモデル「オペラ・ウニカ」を発表しているので、このオペラ・ウニカという名称は同社にとってのアートカー的ポジションにあるクルマということになるのかもしれません。

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ランボルギーニが「オペラ・ウニカ・ウラカン・ステラート」を公開。専用ボディカラー「ブルークリスタル」の塗装にかかったのは370時間以上、内外装すべてが特別な仕上がりに
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| 逆にボディカラー以外の部分はほぼすべてが「マットブラック」に | 現時点ではワンオフモデルにとどまるが、「アドペルソナム」経由でこれを再現する顧客がいるかも さて、ランボルギーニが先日より予告して ...

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ランボルギーニ・レヴエルト「オペラ・ウニカ」はこんなスーパーカー

そこでこのレヴエルト「オペラ・ウニカ」を見てみると、これはランボルギーニのパーソライゼーション部門「アド・ペルソナム」、そして同社のデザイン部門であるチェントロ・スティーレとの協業によって実現したもので、そのイメージは”イタリアのサルデーニャ島特有の青と海の景色”。

そして公開されたのはイタリアの高級リゾート地カラ・ディ・ヴォルペにおいてであり、特別なディナーとともに顧客へとお披露目されることとなったのだそう。

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「ユニークなランボルギーニ・オペラ・ウニカは、当社のブランドの中核であるスーパースポーツカーに見られる革新性、創造性、固有の芸術性を称えるものです。アドペルソナムでは、ボディカラー、ディティール、さまざまな素材、刺繍、内装と外装の仕上げをお客様が検討し、真に自分だけのランボルギーニを製作できます。このオペラ・ウニカは、ワンオフモデルにのみ使用される塗装技術と内装仕上げを実証し、当社の創造性をさらに一歩進め、イタリアで最も美しい島の独特の海、そして景色と感情を反映した真にユニークな芸術作品を提示しています。」

アウトモビリ・会長兼CEO ステファン・ヴィンケルマン

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ランボルギーニ・レヴエルト「オペラ・ウニカ」の制作にかかるのは475時間

このレヴエルト「オペラ・ウニカ」の製作に際し、レヴエルトそのものの製造にかかる時間に加、て475時間もの「専門職人による塗装」がプラスされているとされ、まずはレヴエルトのボディを慎重にマスキングすることからはじまり、その後にブラシ塗装によって局所的なツートンとスリートーンの塗装の褪色が強調され、”崖に打ち寄せる波”を彷彿とさせるグラフィックが再現されることに。

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そしてこの「波」をイメージした塗料はアドペルソナムが特別に開発した塗装技術によって実現されることになりますが、これによってレヴエルトのラインを現代建築のように見せることに成功しています。

職人がブラシとヘラを使用して3つの異なるブルーの色合いを組み合わせ、これらブルーはサルデーニャの透明な海、水の泡、波、水の洞窟の深い青にインスピレーションを得ており、濃い青と薄い青の色合いがコントラストを成すことにより、レヴエルトの魅力的な平面とラインを強調しています。

明るい”ブルー タワレット”はフロントパネルとルーフのベース カラーとして使用され、フェード効果を生み出すために使用された”ブルー ケフェウス”とは対照的に。

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さらにはブルーオケアノスが3つ目のブルーとして組み合わされ、ボンネットとフロント スプリッターの周囲にさらに深いフェード効果を生み出し、ブラックの”ネラボッカ” 、そしてグロス仕上げのカーボンファイバー製スプリッターとシル、ダイヤモンドポリッシュ仕上げによるアルタネロホイールとブラックにペイントされたブレーキキャリパーがこれらをひきたてるように計算されていますが、ランボルギーニによれば「ブラシとヘラによる”引きずったようなペイント効果”により、3つのブルーがフロントからサイド、リアまでリア全体に波のように広がり、砂と石の上の海の屈折光に見られる輝くターコイズ ブルーを彷彿とさせる」。

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参考までに、ランボルギーニは同様のペイント手法を用いた別の「レブエルト・オペラ・ウニカ」を発表したこともあり、この手法について一定のこだわりを持っていると考えて良さそうですね。

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もう一つ参考までに、ランボルギーニがこの技法を最初に採用したのは「アヴェンタドールS・ドレスド・バイ・ヨウジ・ヤマモト」ではないかと記憶しています。

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なお、今回のレヴエルト・オペラ・ウニカにつき、見ようによっては「マンガ塗り」のように見えなくもないと思いますが、「ラインを際立たせる」「動きを視覚化する」という意味ではまさしくマンガ塗りといっていいのかも。

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ランボルギーニ・レヴエルト「オペラ・ウニカ」のインテリアはこうなっている

そしてこちらはレヴエルト「オペラ・ウニカ」のインテリア。

ブルー デルフィナスがメインの室内装飾色として用いられていますが、シートバック、ドア、センター コンソールのトリムには明るいブルー アモンが使用され、対照的なホワイトのビアンコ レダにてステッチとパイピングが施されています。※刺繍のためのツール作成には85時間を要したそうだ

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シート、ドアパネル、センタートンネル、ルーフライナーにはボディパネル同様に3色(ブルー アモン、ブルー ケフェウス、ビアンコ レダ)によるサルデーニャの海のきらめく色合いが表現され、リアバルクヘッドに設置された「ブルー ミラ」にペイントされたカーボンファイバー製「オペラ・ウニカ」プレートがそれらを補完することに。

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センター コンソール上のスタート/ストップボタンのカバーも同様の仕上げを持ち、このパーツには特別なコーティング技術が使用されていることにも言及がなされています。

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ランボルギーニ・レヴエルト「オペラ・ウニカ」を紹介する動画はこちら

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参照:Lamborghini

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