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|「Tecnomar for Lamborghini 63」に続く第二弾 |
シリーズ化されたところを見るに「相当な需要」があるもよう
ランボルギーニとイタリアン・シー・グループがモナコ・ヨットショーにて新型モーターヨット 「Tecnomar for Lamborghini 101FT」 を世界初公開。
両社のコラボレーションは2020年の「テクノマーレ・フォー・ランボルギーニ 63」から始まり、今回の101FTはそれよりも大きな全長約30メートルの大型モデルとして「さらなるイタリアン・ラグジュアリー」を体現しています。
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「ランボルギーニのDNAを海へ」
今回の超高級ヨットの発表に際し、ランボルギーニCEO、ステファン・ヴィンケルマンは次のようにコメント。
「Tecnomar for Lamborghini 101FTで、我々はランボルギーニのDNAを海へ持ち込みました。パフォーマンス、デザイン、そしてイノベーションが融合したこのヨットは、単なる移動手段ではなく、イタリアの卓越性そのものを表現しています。」
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ランボルギーニとイタリアン・シー・グループは、共に美と技術、そして極限のパフォーマンスを追求する顧客層を持ち、今回のコラボレーションはまさに自然な結びつきだとしていますが、こういったヨットに需要があるということには改めて驚かされます(これに加え、ランボルギーニやブガッティ、ベントレーなどは不動産にも進出しており、プレミアムカーブランドと富裕層との結びつきは想像以上に強いのだと思われる)。
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ポルシェ、ブガッティ、メルセデス・ベンツ、アストンマーティン、そしてパガーニまで。なぜプレミアムカーメーカーはこぞって不動産やタワーマンションビジネスへと参入するのか?
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外観デザインは最新スーパーカー「Fenomeno(フェノーメノ)」から着想
外観デザインは、モントレー・カー・ウィークで披露された限定29台のハイパーカー 「Fenomeno(フェノーメノ)」 にインスパイアされたもので、たしかに「どこから見てもランボルギーニ」。
- デビューカラー「ジャッロ・クリウス(Giallo Crius)」を採用
- フロント/リアライトはFenomenoの意匠を踏襲
- 全体のラインは「機能美」と「美学的純度」を両立
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ランボルギーニ、史上最強「フェノーメノ」誕生の舞台裏を語る。なお生産は「合計30台」、1台はランボルギーニが永久所蔵
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さらに、操舵席(ヘルムステーション)は新型ハイブリッドHPEV「テメラリオ(Temerario)」をモチーフとしており、まさにスーパーカーのコックピットに座るような体験が得られると説明されています。
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内装は「六角形」「Y字」などランボルギーニ意匠を継承
インテリアもランボルギーニのデザインコードを忠実に反映。
- 六角形モチーフ
- Y字型パターン
- コントラストステッチ
- カラーリングはサンタアガタのスーパーカーから継承
最大9名のゲストと3名のクルーを収容でき、長距離航行でも快適に過ごせる空間を確保しているといい、ランボルギーニ・デザイン責任者ミッチャ・ボルカート氏は以下のように述べ、そのデザインに自信を見せているようですね。
「外装からカラー、内装に至るまで、すべての要素にランボルギーニDNAを反映しました」
なお、自動車メーカーのデザイナーは「ちょっと前」までは市販車のデザインを主に担当していたものの、最近では市販車のみならずレーシングカー、そして家具やグッズ、建築物、そしてこういったヨットに至るまでデザインの範囲を広げており、これまでは「ライセンスを受ける側」「別の独立した部門」によってなされていたデザインが、ブランディングのため「本社デザインオフィスに集約される」傾向にあることを示しています。
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エンジン出力は7,600馬力、最高速45ノット
動力面では以下の仕様を採用。
- MTU製16V 2000 M96Lエンジン ×3基
- 合計出力:7,600馬力
- 最高速度:45ノット(約83km/h)
- 巡航速度:35ノット
- 35kWジェネレーター ×2基で信頼性を確保
ヨットとしては驚異的なスピード性能を誇り、ランボルギーニらしい「極限のパフォーマンス」を体現していますが、現時点で価格は未発表にとどまっており、ここはすごく気になるところ。
2027年に正式デリバリー開始予定
今回のモナコ・ヨットショーではまずスケールモデルが公開され、最終完成版のデリバリーは2027年末を予定。
ランボルギーニの最新スーパーカーと同様、極めて希少で特別な存在となることは間違いなさそうですね。
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