
| 走行わずか1マイル、事実上「未走行」の状態で燃えたようだ |
さすがにこの状態だと買い手はつかないと思われるが、今までの例を見ると意外や売れるのかも
さて、日本はもちろん世界中でも一瞬で完売してしまったホンダ・シビック・タイプRリミテッド・エディション。
全世界で1020台が販売され、そのうち600台がアメリカに、200台が日本に、20台がオーストラリアに、そして100台がカナダに、残りは他の国々へと割り当てられていますが、今回北米にて「600台のうちの一台」が延焼によって廃車となってしまい、しかし今回IAAによって「現状渡し」という条件にて売りに出されています。
シビック・タイプRが全焼した理由は不明だが
なお、このシビック・タイプRが燃えた理由は明かされておらず、しかし見てのとおり完全に「燃え尽きた」状態です。
走行距離はわずか1マイルなので、「新車」状態にて燃え尽きたということになりそうですね。

ボンネットが大きく溶け落ちているのでエンジンから出荷した可能性もありそうですが、それにしても車体後部や外板までもが燃えているので、このクルマから発火したというよりは、なんらかの理由にて火災に巻き込まれた可能性もありそうです。

そしてこのクルマがシビック・タイプRリミテッドエディションということを伺わせるのは「わずかに残るイエローのボディカラー」、そしてブラックのホイールやレッドのブレンボ製ブレーキキャリパーくらい。

シートも完全に焼失していて、そのほかカーペットなどの樹脂パーツも燃え尽きており、そうとうな高温にて、さらに長時間燃え続けていたことも推測できる状況ですね。

ダッシュボードやステアリングホイールも焼け落ちています。

ハーネス類は被膜が溶けてしまい、銅線のみが見えている状態。

燃え尽きたクルマにどういった価値が?
なお、この状態から修復するのは「事実上」不可能で、しかしたびたびこういった「ほとんど何も残ってない」クルマが売りに出された例も。
いずれも修復はできず、よって買う価値はないように思われるものの、意外やこういった状態でも売買されることがあるもよう。
誰がどういった理由でこのような個体を買うのかはわかりませんが、「車体番号」の打ち替えが必要な人であれば、燃え尽きた個体であっても需要があるのかもしえません。
ただ、この状態だと車体番号を刻印したプレートも溶けてしまっている可能性が高く、当然ながら書類も車体と一緒に燃えているはずなので、この「残骸」と車体番号とを照合できる手段はなにもないため、車体番号の再交付もかなり難しいのかもしれません。
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