| 現代のシビック・タイプRは「最大公約数」をカバーするクルマではなくてはならない |
かつてのシビック・タイプRとは価格もポジショニングも全く異なる
さて、いつもクオリティの高いレンダリングを公開するシュガーデザインより、新作として「ホンダ・シビック・タイプR”クーペ”」が登場。
以前にシビック・タイプR ”ワゴン”が公開された際に予告されていたニューバージョンが(同氏のインスタグラム上に)公開されたということになりますが、いつも以上に素晴らしい出来になっていると思います。
なお、ホンダは2011年のFN2以降、3ドアハッチバックのタイプRを製造していませんが、やはり軽量性、そして運動性能を考慮すると3ドアハッチバックもしくはクーペを期待したいところでもありますね。
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おそらく、今後も「2ドア、もしくは3ドアの」シビック・タイプRは生産されないだろう
なお、タイプRはサーキットにおける究極の走行性能を目指したクルマではありますが、おそらくは今後「2ドア」もしくは「3ドア」のシビック・タイプRは生産されないだろうと考えていて、それは「クーペやハッチバックの人気が世界的に低いため」。
現在は世界的に見てクロスオーバーやSUVの人気が高く、その次がセダン。
3ドアハッチバックやクーペが支持されているのは極めて局地的であり、こういった状況においてシビック・タイプRをハッチバックやクーペにするのはビジネス的に許されないと考えるのが妥当です。
加えて現在のシビック、そしてシビック・タイプRは非常に価格が高くなってしまっていて、これもまた以前のシビック・タイプRとは異なるところで、現在の価格を考慮すると「ポンと買える価格ではなく」よって、購入者はシビックそしてシビック・タイプRに多くを求めるのかもしれません。
加えてシビック・タイプR「1台だけ」で過ごす家庭も多いものと思われ、となるとますますシビック・タイプRに求められるハードルが高くなり、結果的に「オールマイティ」そして「最大公約数を満たすクルマ」としての性格が求められるのは想像に難くないところです。
ただ、ホンダとしても最初から「5ドアベースで」シビック・タイプRを作ることを想定しているはずで、そのため5ドアであっても可能な限り高い戦闘力を発揮できるように(ベースモデルの)5ドアハッチバックが設計されているのは間違いなく、ここは妥協がないと信じたい、と思います。
それでもやはりシビック・タイプRクーペは魅力的
しかしそれでもこのレンダリングを見るに、シビック・タイプRクーペはなかなかに魅力的。
リアのマスが小さく、なによりもキャビン後方のサイズが上下左右ともに削られているのでリアフェンダーがぐっと広がっているのもいいですね。
なお、このレンダリングを見るに、リアセクションの変更以外は現実世界のシビック・タイプRと変わりはないように見え、リアセクションであっても「3本出しテールパイプ」は健在となっています。
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参照:sugardesign_1