| ノーマルBRZの「丸くなめらかな」デザインから直線的で張り出したデザインへ |
エアロパーツのみでは10ミリしか最低地上高が下がっておらず、実用性も確保
さて、東京オートサロンが近づき、ショップやチューナーが相次ぎ新製品を発表していますが、今回はクールレーシング(Kuhl Racing)が新型スバルBRZ(ZD8)用のエアロパーツを発表。
現在クールレーシングはエアロパーツにつき「KRUISE(クルーズ)」と「KUHLRACING(クールレーシング)」という2つのブランドを持っていますが、前者はシンプルでスポーティ、後者はレースを意識したスタイルという棲み分けを持っているようですね。
そして今回発表されたのは新型スバルBRZ」用エアロパーツは「クルーズ」からのリリースとなっています。
クールレーシング製スバルBRZ用エアロパーツはこんな構成
そこで新しく発表されたBRZ用エアロパーツを見てみたいと思いますが、まずは「フロントディフューザー」。
ボルトオンで取り付け可能、そして最低地上高は10ミリしか下がっていないというので取り付けに関するハードルはけっこう低い部類だと思います。
ただし前に突き出たデザイン、そしてウイングレット状のサイドによってずいぶんスポーティーなルックスへと変化しているようですね。
そしてサイドにもフロント同様に10ミリダウンの「ディフューザー」が装着。
新型スバルBRZ/GR86はボディアンダーが(フロント、サイドとも)下側に向けて”巻き込んだ(絞り込んだ)”デザインを持っていますが、クールレーシングでは積極的にそれを外へと向かって出しているので、かなり純正とは異なるルックスを実現しているようですね。
そしてリアにはなかなかカッコいいフローティングデザインのディフューザー。
フロント〜サイドディフューザーと共通するデザインを持ち、下回りのボリュームを大きくUPさせています。
なお、マフラーはクールレーシングオリジナル、とのこと(テールエンドはヒートブルーグラデーション処理)。
今後、4本出しマフラーに加え、リアハーフディフューザーの開発も行う計画がある、とアナウンスされています。
スバルBRZ/GR86はローダウンするとリアタイヤとボディとが干渉しやすい
サスペンションはBLITZ製ZZ-R車高調にて45ミリダウン。
フロントはスライド式アッパーマウント、リアはクスコ製ラテラルリンクを使用して約3度のキャンバーをつけているそうですが、3度といえどかなり「ハの字」となっているようにも見えますね(けっこう見た目が変わる)。
ホイールはクールレーシング製のVERZ-WHEELS(鍛造2ピース)KCV03。
これは5本スポーク構造とポリッシュリムを持ちますが、かなり深いリムを持っているので、ややクラシカルな印象を醸し出しているように思います。
クールレーシングによると、GR86、スバルBRZはリアのホイールマッチングが難しいとのことで、ローダウンしたり太いタイヤやホイールを装着した場合にフェンダーとタイヤとが干渉しやすいといい、これを避けるためには「引っ張りタイヤ、そしてローダウン量とキャンバー角とのバランス」が重要とのこと。
ただ、「スタイル」ではなく「走り」を追求した場合だと引っ張りタイヤに鬼キャンにもできないので、フェンダーの折り曲げ、そしてタイヤをちょっと内側に入れるようにオフセットを調整するなどの対策が必要なのかもしれませんね。
クールレーシングではオーバーフェンダー仕様のGR6も開発中
クールレーシングでは現在GR86/スバルBRZ用ワイドボディキット「KUHLRACING 03R-GTW WIDE」を開発しており、これはフロントで片側6センチ、リアでは7センチワイドになるといい、ずいぶん過激な仕様となりそうです。
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参照:Kuhl Racing