| ただの「トヨタ教習車」 |
トヨタが新型教習車、「トヨタ教習車」を発売。
格好良い車名はなく、ただ単に「トヨタ教習車」というのがその名前です。
なお教習車というと「マツダ・アクセラ」が多いようにも思いますが、その理由は不明。
マツダはドライビングポジションにこだわっているとはいうものの、それだけが採用の理由ではなさそうです(たぶん法人向けの販売価格が安いのだろうと思う)。
まさに教習車になるために生まれてきた
なお、この車は教習車として設計・製造される専用車で、教習用にAピラーを細くして視界を確保する、様々な体格の人でも適切なドラポジを出せる、教員用に「指導員用インジケーターランプ」を装備する、といった特別仕様も(教員ブレーキについては記載がない)。
エンジンは1.5リッター、馬力は不明。
ボディカラーはスーパーホワイトⅡ、シルバーメタリック、ブラックマイカ、アバンギャルドブロンズメタリックの4色ですが、納車時にはそれぞれの自動車学校の指定色にあわせたカラーリングがなされるのかもしれません。
駆動方式はFF、トランスミッションは5速MTもしくはCVT-i、価格はMTが1,875,960円、CVTが1,942,920円という設定です。
なお、世の中の車は現在「ヒルスタートアシスト」が基本的に装備されるようになっているものの、それは教習車に「あってはならない装備」なのかもしれませんね。
ぼくが運転免許を取得した頃の教習車は何だったかまったく覚えておらず、唯一覚えているのは路上教習のAT車が「ホンダ・アコードだった」ということ。
もちろん取得したのはMT免許(と言うか当時はそれしかなかった)ですが、今ぼくが免許を取ろうかという年齢であったならば、もしかするとMT免許を選ばないかもしれない、と考えたり。
なお、現在MT免許の比率は40%くらいだと聞きますが、これは感覚的に「けっこう多い」ようにも思えます。
ほか教習車について思うのは、一部教習所などは学生募集という観点から「ハローキティ」のグラフィックを持つ教習車を導入したりしているものの、たとえば免取りになったオッサンが再度教習所に通うことになった場合、「ちょっと恥ずかしい」んだろうなあ、ということくらい。
そのほか、これも学生募集を理由にBMWなどの高級車を「教習車として」採用する学校もありますが、最近はあまりそれも聞かなくなったように思います(これから免許を取ろうという人たちの中には”資格の一つ”としてしか免許を捉えておらず、車はなんだっていいのかもしれない)。