| といってもレンダリングだけど |
トヨタGRスープラを「80年代風」にカスタムするスープラは数あれど、今まで無かった「80スープラを、GR(A90)スープラ風にカスタムした車両」。
今回公開されたのは実車ではなくレンダリングではあるものの、「実際にやったらけっこう面白いんじゃないか」という仕上がりとなっています。
ちなみに、「GRスープラを80スープラ風にコンバート」というカスタムだと、トヨタの重役が自らプロジェクトを率いて製作した「GRスープラ・ヘリテージ・エディション」が有名で、これはヘッドライトを80スープラ風の6連に、80スープラ純正エアロ風のフロントリップ、サイドスカートを装着し、リアだとテールランプを8連化した上で「例の」ウイングを装着した、という車両。
トヨタ社内にて「公式」にカスタムされたGRスープラ3台が公開。トヨタ重役によって前後ランプまで「80スープラ」風に、ピリリと辛い「ワサビ」グリーンなど”スープラ愛”あふれるカスタムを見てみよう
GRスープラ風80スープラはこうなっている
そして今回公開された80スープラ改のレンダリングを見るに、フロントバンパーがGRスープラ風となり、サイドステップにもエアインテークが設けられてGRスープラを意識したデザインに。
室内にはロールケージが装着されているようですね。
リアだとバンパー下半分がGRスープラと完全スワップ。
意外と違和感が無いように思います。
リアウインドウ越しにはゴッツいロールケージ。
なお、トヨタはGRスープラ開発時に「なぜもうちょっと80スープラを意識しなかったのか」と思うことも。
80スープラは北米にてもはや神格化されていると言っても良いレベルであり、これに「乗っからない手はない」と考えるわけですね。
ただ、GRスープラ発売までの経緯を見るに、必ずしも「スープラを作ろうとしたわけではない」という雰囲気も感じられます。
日本側は「スープラ」を作ろうとはじめから計画していたようで、そのために「スープラの象徴でもある直6エンジン」を持つBMWを開発パートナーに選んだとされていますが、開発途中においては「このクルマはスープラという名にふさわしくない」という意見が北米ディーラー網から上がってきて、「スープラ以外のクルマとして発売する可能性」すら報じられたことも。
結局はスープラとして発売されることになったわけですが、それにしてはヘッドライトやテールランプ、そのほかの部分について80スープラを意識させる部分は少なく、むしろ(FT-1はもちろん)2000GTとのデザイン的関連性を感じさせる部分もあり、そういった部分において「なぜもっと80スープラに似せ、北米ディーラーを納得させようとしなかったのか」という疑問をいだいているわけですね。※もちろんトヨタは確固たる理由があってそうしなかったのだと思われる
80スープラの「オープン」コンバージョンも
そして今回、同じアーティストが公開したのが「スープラ・コンバーチブル」。
見ての通りフルオープンの80スープラですが、80スープラには「エアロトップ」なるタルガボディは存在しても、こういったフルオープンはついにラインアップされず。
北米ではオープントップが好まれることもあり、であれば80スープラの屋根をカットしたカスタムを行うショップが出てきても良さそうではあるものの、今のところ(ネット上では)探しても出てこないようです。
ただ、GRスープラに関しては、BMW Z4との兄弟車ということもあり、オープン化がさほど難しくないとも言われているので、今後の売れ行き次第では「GRスープラのオープン版が登場するかもしれませんね。
トヨタGRスープラのオープンモデル?しかもカラーリングは「ワイルド・スピードでブライアンが乗った80スープラ」なカスタムカー製作中
VIA: Ambielec Design