| これはどうしても市販を期待してしまう |
さて、トヨタがSEMAショーのオンライン版、SEMA 360 ShowにてGRスープラのオープン版を公開する、と発表。
ただ、オープンモデルといえどカブリオレやコンバーチブルではなく、ルーフを取り外すことができる「タルガトップ」形状となるようです。
しかしながら、この「取り外しルーフ」は80スープラにて採用されていた”エアロトップ”の再来とも言えるもので、反響次第では発売があるんじゃないかと考えたり。
GRスープラのオープン化は難しくない
なお、以前にトヨタのスポーツ車両統括責任部長、多田哲哉氏は「GRスープラはオープン化前提で設計されている」とコメントしたことがあり、兄弟車であり共同開発されたBMW Z4がオープンボディであることを考慮すればこれは「納得」。
さらに「タルガ化は容易」だと語っていたこともあり、こういった報道を見ると、どうしても市販を期待してしまいます。
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トヨタ「スープラのオープンは技術的に可能。タルガはさらに容易」。なお86のオープンは「発売直前」まで行っていた
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加えて、GRスープラについては毎年改良を行うと明言しており、パワーアップ(これはすでに実現済み)、MT、オープン、ハードコアモデル等が検討の俎上に上がっていることも伝えられていますね。
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トヨタ「新型GRスープラにはMT、ハードコアモデル、オープンを投入する可能性がある。毎年改良を行う予定だ」
改良の都度、トヨタの部品を増加させる可能性 トヨタは発表したばかりのスープラにつき、大きな拡大計画を持っている模様。今回トヨタのスポーツ車両統括責任部長、多田哲哉氏が英国トップギアのインタビューに応え ...
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まずはこんな感じでシミュレーションを作成。
そしてこんな感じでルーフをカットする模様。
なお、動画を見るにこのカスタムを担当するのは「TRD」。
米国のTRDは日本のTRDとは異なる組織であり、モータースポーツ始め大きな発言力そして影響力を持っている、とされています。
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トヨタはSEMAに「オーバーランド・レディ・タコマ」も展示
そしてトヨタはSEMA360に「オーバーランド・レディ・タコマ」を展示するとも発表。
ベースとなるのはタコマTRD Proで、制作するのは「4WDトヨタ・オーナーマガジン(そんな面白そうなモノがあるのか!)」。
究極のアウトドアライフスタイルを提供するといい、アルミ製フロントバンパー、LEDライトバー、アンダーガード、シュノーケル、ランディングボード等が装着されてます。
さらにはルーフテントも装備し(これがないとオーバーランドとは名乗れない)、リフトアップにオフロードタイヤが装着済み。
なお、エンジンはスーパーチャージャーにて加給され、370馬力を発生する、とのこと。
さらにトヨタは「TRDスポーツトレーラー」も公開予定
そしてトヨタはタコマ向けの「TRDスポーツトレーラー」の公開も予告。
見ての通りタコマの荷台と同じルックスを持つトレーラーですが、アメリカではけっこう前からこういった「クルマと同じデザインを持つトレーラー」の人気が高く、かつてクライスラーが「プロウラー」を発売した際にもプロウラーの車体後半と同じデザインを持つトレーラーをオプション設定しており、アメリカ市場ではそのオプション購入率が70%くらいだったとも言われます。
そのほか、スーパーカーやスポーツカーのオーナーが、自分のクルマと同じデザインを持つトレーラーを製作してみたり、と日本では考えられないカスタムが行われているようですね。
参照:TOYOTA