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ヒョンデは未来的な「セブン・コンセプト」をアイオニック7として市販するもよう。アイオニック5のヒットがヒョンデのデザインをひっくり返してしまったな

2022/12/26

ヒョンデは未来的な「セブン・コンセプト」をアイオニック7として市販するもよう。アイオニック5のヒットがヒョンデのデザインをひっくり返してしまったな

| アイオニック5登場以降、ヒョンデのデザインは「アイオニック5風に」 |

このほかに同様の例としては「C4カクタス」がシトロエンの方向性を変えてしまったことも

さて、韓国ヒョンデが「モントリオール(カナダ)モーターショーに、セブン・コンセプトを持ち込む」とアナウンス。

このセブン・コンセプトはすでに公開済みのコンセプトカーではありますが、今回モントリオール・モーターショーにそれを展示するということで、がぜん市販化への期待が高まっています。

実際のところ、ヒョンデはこのセブン・コンセプトをアイオニック7(IONIQ 7)として市販する予定だと報じられており、そう遠くない将来になんらかの発表があるのかもしれません。

アイオニック7は「SUEV」なる新カテゴリー

なお、ヒョンデはこのセブン・コンセプト、そしてその市販版であるアイオニック7についてSUEV(スポーツ・ユーティリティ・エレクトリック・ビークル=Sport Utility Electric Vehicle)だと称しており、アイオニック5、アイオニック6、そしてその兄弟車であるジェネシスGV60やキアEV6と同じE-GMP (Electric-Global Modular Platform)を採用することになるもよう。

Hyundai-SEVEN-Concept (6)

現時点ではそのスペックについて明かされていないものの、ヒョンデは483km以上(300マイル)の満充電あたり航続距離、350kWの充電能力を目標にしているといい、20分でバッテリー容量10%から80%にまでチャージするという開発目標も持っているもよう。

セブン・コンセプトのエクステリアデザインを見てみると、「LEDピクセル」を採用したヘッドライトやテールライトなど、アイオニック各モデルといくつかの特徴を共有しており、法規の関係もあっていくつかのデザインは「より現実的に」調整されるものの、おおよそこのスタイルで発売される可能性が高いと見られています。

Hyundai-SEVEN-Concept (3)

位置づけとしてはアイオニック5がハッチバック、アイオニック6がセダン、アイオニック7がSUVといったものと考えて良さそうです。

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ヒョンデはアイオニック5発売以降、全てが変わってしまう

なお、ヒョンデは以前「車種ごとに異なるデザインを持たせる」「ドイツ車のように金太郎飴デザインを採用するのは面白くない」ともコメントしていたものの、アイオニック5発表後にこれがヒョンデ史に残るヒットを記録することになり、それ以降のヒョンデ車はコンセプト含めてこのアイオニック5のデザインに引っ張っられることに。

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たとえば「グランディア」にピクセルLEDを装着したレストモッドを発表したり・・・。

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すでに発売済みのミニバン、スターリアにもピクセルLEDを採用していて、アイオニックブランドだけではなくヒョンデブランド、そして市販車 / コンセプトカーの別なくアイオニック5の特徴が受け継がれることに。

もちろん「ヒット作の恩恵を受けるため」そのデザインを他モデルに波及させることはビジネス上、そしてデザイン戦略としての「鉄則」ではありますが、近年でこういった「そのブランドの方向性をそっくり変えてしまった」ほどの例は珍しく、このヒョンデのほかだとシトロンC4カクタスのデザイン、さらに言えば「エアバンプ」を思い浮かべます。

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