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自分には過ぎた車だった?ポルシェ911カレラ(タイプ997、2005-2008)

2017/04/25

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986ボクスターの後に購入した、911カレラ(997)。
2005年から2008年まで乗りましたが、メンテナンス、維持費、カスタム等詳細はこちらにまとめています。

ボディカラーは先のボクスターと同じくスピードイエロー。
997は996世代のバージョンアップ版でもあり、そして996世代同様、ボクスターと多くを共有します。

997世代に入ってからはその共有パーツも少なくなってきてはいますが、それでもやはりボクスターと共通するパーツやコンポーネントが多くあります。

しかしながら驚くのが、それだけ共通パーツがありながらも、ボクスターとは全く異なる乗り味になっていること。
もちろんRRとミドシップという相違、リヤサスペンション形式に相違がありますが、それ以上に大きく乗り味が異なるわけです。

国産車だと、メーカーが同じであれば車種が異なっても同じような乗り味の車が多いのですが、ここまで大きく味付けを変えることができるのか、というのが正直驚きでした。
ぼくは、911はボクスターのバージョンアップ版だと考えていたのですが、完全に別モノと言えますね。

ひとつひとつのパーツの働きを熟知していなければここまで乗り味を変えることなど出来ませんし、さすがポルシェ、とボクスターを購入したとき以上の感動があったのを覚えています。

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しかしながら、その「ボクスターとは別モノ」というところがくせ者で、乗りこなすのが大変難しい車でした。
ブレーキを踏まないとと思ったときにアクセルを踏み、そしてアクセルを抜かないとと思ったときにもアクセルを踏んでゆかねばならない車で、とにかく「本能的に感じる恐怖と戦いながら、常識とは相反する行動(とにかくアクセルを踏む)をしなければならない」車であったと思います。

まさに「飛ばしてナンボ」の車であり、ボクスターとは異なってゆっくり走って楽しむことが許されない(車が速く走るようにせき立ててくる)車でした。

そして、車を取り巻く環境が変わり始めたのもこの頃で、早く走る車が悪のように言われたり、新興国の台頭で「車は性能よりも見た目」で選ばれるようになったのもこの頃です。
とくに中国などは「いかに威張れるか」というところが基準ですので、どんなに速く走れても、見た目がエキゾチックでなければ売れないわけです。

そして、ハイパフォーマンスカーでもゆっくり走る人も増え、「速く走る」意外の価値観を求める人が増えてきたのですね。

世界的に渋滞も慢性化し、飛ばすことが出来なくてもそれなりに満足感が得られる内装の特別さ・快適さや、アクセルレスポンスを鋭くして排気音を大きくすることで「気分」を楽しめるような装備が一般化しはじめた時代でもあります。

そのような時代の中、997はちょうどそれまでの時代とポルシェのコアバリュー(速い)を引き摺ってきた「時代にマッチしない」車であったとも考えており、登場した時期がいまひとつ悪かったと考えています。

もちろんセールス的には成功していますが、それはやはり振興市場という、マーケティング4Pにおける「プレイス」の変化が大きかったと言えますね。
(中国が急激に伸びてきた頃で、この頃はまだポルシェ、というだけで売れた)

それまでハイパフォーマンスカーは一部の腕に覚えのある人が乗るものでしたが、新興国では免許取り立ての人が乗りますし、走る環境も整っていません。
それなのに「速く走れる」ということをコアバリューに据えておいては、それら新興国の需要と一致することが難しくなるわけです。

そんな理由もあり、991では見た目の高級感が増したり、デザイン的にもそれまでのポルシェに見られないような装飾が用いられたり、という劇的な変化が与えられたのだと考えています。

★2014/7より、ネタによってブログを使い分け、それぞれネタを分けて個別に更新します。
・日常のネタは「もう魚は勘弁してください」。
・ポルシェはじめハイパフォーマンスカー全般は「intensive911」。
・さらに「なう」のネタや近況はFacebookにて。
・「みんカラ」は自動車ネタに特化の予定です(簡略化)。

本投稿においては「intensive911」「みんカラ」と記事を共有しています。

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追記:未だ中古市場でもぼくの乗っていたポルシェ911カレラは健在。

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知り合いの方より教えていただいたのですが、ぼくが以前に乗っていたポルシェ911カレラが販売中
この車両を購入したのは2005年なのでじつに9年前、ということになりますが、けっこう良い値段がついていて驚きです。
修復歴なし、とのことなので今まで乗られていた方が大切に乗ってくれていたのでしょうね。

なお、ぼくの知る限りでオーナーさんはぼくのあとに3名おられ、うち2名の方は購入された際に連絡をいただきました。
今までに色々な車に乗り、売却してきましたが、売却後の足取りが分かるのはこの車くらいで、それもおそらく外観に特徴があるからなのでしょうね。
次はどんなオーナーさんになるのかはわかりませんが、縁あって購入した車なので、また大切にしてもらえればと思います。

車両はほぼ、ぼくが売却したときと同じ仕様ですが、カーナビ関連が入れ替わっているようです。

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