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世界的に大人気の新型トヨタGRスープラ。イギリスではシステムエラーで予約超過し問題に。日本でも同様に人気加熱?

2019/01/22

購入の意志があれば早めに予約するのがベター

その発表時のインパクトがあまりに大きかった新型トヨタGRスープラ。
その「生産第一号」が2億3000万円で落札されるなど、いまだその衝撃は収まるところを知らず、むしろ「そんなにいいのか新型スープラ」といった感じで本来スープラに興味のなかった人に対してもその存在感を示し始めている、といった状況です。

そして今回、新型スープラ専門掲示板、Supra MKVによると、スープラのイギリス国内向け初回限定モデル「A90スペシャル・エディション」が一瞬で完売してしまった、とのこと。※欧州全体で90台の限定。画像は左ハンドル仕様のA90スペシャル・エディション

イギリスではスープラ初回限定モデルのオーバーブッキングが発生

これはSupra MkVに投稿された内容から明らかになったものですが、複数の顧客が予約時に1000ポンドの保証金を支払ったにもかかわらず、トヨタから「システムエラーでオーバーブッキングしてしまった」というお詫びのメールが届いたと報告。

このメールの内容によると「あまりに多くの予約が殺到し、システムが正常に作動しなかった」こと、オーバーブッキングしてしまった分のA90スペシャルエディションは手配ができない」ということを伝え、そしてもちろん「お詫び」に加えて「二つの選択肢」を示したものとなっているそうです。

その二つの選択肢のうちひとつは「キャンセル」で、もうひとつはその予約を「3.0L Pro(イギリス仕様の最上位グレード)」に振り替える、というもの。
そして後者を選択した場合は、2年間の無償メンテナンスプランに加え、Gazoo RacingのイベントにトヨタGB(英国)のゲストとして参加できる権利がもらえる、としています。

なお、「実際に3.0L Proを運転してから決めたい」という人に対しては「試乗するまで予約を有効にしておく」こともできる、としているようですね。

欧州での限定モデル「A90スペシャル・エディション」については、ボディカラーが画像の通りマット仕上げの「ストーム・グレー」、ホイールはマットブラック、そしてインテリアはレッド。
そのほかのスペックは「3.0L Proと同一」とのこと。

欧州仕様はフロントバンパーにオレンジ色のマーカーがなく、おそらく日本仕様は欧州仕様に準ずる内容になると思われます。

なお、アメリカにてオークションにかけられ、2億3000万円の価格を記録した「生産第一号」のスープラに採用されたボディカラーは「ファントム・マット」。
このファントム・マットにつき、A90スペシャル・エディションと同じカラー(ストーム・グレー)で「呼び名が異なるだけ」なのかどうかは不明ですが、いずれにせよ「マットカラー」は今のところ限定モデルでしか手に入らないようです。

アメリカ仕様の初回限定モデルはこんな感じ

アメリカで設定された初回限定モデルについては、オークションに出品された「ファントム・マット」は選べず、「アブソリュートゼロ・ホワイト」「ルネッサンス・レッド2.0」「ノクターナル・ブラック」の3色のみ(いずれもマット仕上げではない)。

つまりは同じスープラであっても仕様地によって初回限定モデルの内容が大きく異なるということになり、そこで気になるのが「日本仕様」。

おそらく日本でも初回限定モデルが登場すると思われ、かつ他の国での人気を見るに、かなり激しい争奪戦になりそうですね。

今回の新型スープラについてはオーストリアで生産され日本へと「輸入」されることになりますが、そうなると日本国内で「生産した順から納車してゆく」のではなく、一定台数を生産した後に船に乗せて出荷し、それを豊橋PDIセンターで整備し、後にディーラーへ輸送して納車、という流れに。

そして、その船もそれほど頻繁に入ってくるとは考えられず、よって「入荷から入荷までの期間」が開くことになり、それがさらに日本市場におけるスープラの飢餓感を強調することになるのかもしれません。

よって、発売後しばらくは日本はもちろん、世界的にも「供給が追いつかない」ことが想像でき(プレミアが発生し転売目的での購入も増加する)、テンバイヤーにとっては格好の餌食となってしまうんだろうな、とも思います。

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