新型208のデザインは207、先代208から大きくシフト
フルモデルチェンジ版となる新型プジョー208の公式画像がリーク。
「プジョー208」はプジョーの発売するBセグメントに位置するクルマで、もともと205→206→207、そして先代208(というか2012年に登場した現行モデル)という流れでモデルチェンジ。
つまりこれまではモデルチェンジの都度、一つづつ数字が増えていたものの、今回は「208→208」という同じナンバーの中でモデルチェンジを行うことに。
この意図は不明ですが、単に「数字が足りなくなるから」なのかもしれません。
新型プジョー208にはピュアエレクトリックモデルも
そんな208ですが、新型について欧州ではガソリンとディーゼル、そして「ピュアエレクトリック」バージョンが発売される予定だとされ、リークされた画像の中ではブルーの個体が「ピュアエレクトリック208」。
新型208のデザインは結構現行モデルと大きく変わるようで、まず目に入るのは新型508同様の「牙」っぽいデイタイムLEDランニングランプ。
これはヘッドライト内部からフロントバンパーにまで貫通するかのような意匠を持ち、かなり独特な雰囲気があります(”ライオン”を意識している?)。
ちなみに上の画像は現行208ですが、新型208ではヘッドライトやグリルが大きくなり、ボディのメリハリも強くなって「より戦闘的」なスタイルとなったように感じますね(言うなれば女性的な雰囲気から男性的な雰囲気へ)。
加えて、これまでテールランプに採用されてきたスラッシュ「///」がフロントにも反復され、これは今後プジョーのヴィジュアルにおいて重要な役割を果たすことになりそう(208と同じくジュネーブで発表される508スポーツ・エンジニアード・コンセプトにも採用されている)。
こちらのイエロー(ゴールド)はおそらくスポーツグレードだと思われますが、グロスブラックのフェンダーアーチやルーフそしてルーフスポイラーが与えられていますね。
こちらは現行モデルのプジョー208。
こちらと比較すると、新型モデルはリアウインドウ下端を車体の後ろギリギリまで引っ張り、そこからストンと落とすというデザインを採用。
これはアルファロメオ・ステルヴィオなど近年のSUV、とくにスポーティーなモデルで採用されているもので、リアウインドウの傾斜を緩くできることでアクティブな雰囲気を出し、かつ荷室も最大化でき、車体も長くゆとりをもって見せることができる、という手法ですね。
そして上の画像は現行208ですが、新型208とはかなり雰囲気が変わっていることがわかります。
新型プジョー208のインテリアも一気にアップデート
インテリアについても大幅に変更され、未来っぽい雰囲気が一気に加速。
メーターはフルデジタルとなり、これはプジョーのSUV「3008」にも近い雰囲気。
メタル調パーツ、グロスブラックのアクセントが効果的に使用されているようですね。
新型プジョー208のプラットフォームはPSA(プジョー・シトロエン)の最新型”CMP”が使用されるとのことで、ピュアエレクトリックバージョンについてはDS3 クロスバックE-tenseに採用される「134馬力モーター」が採用され、走行可能距離は300キロあたりになる、とも言われます。
なお、プジョーは「205」の時代からぼくにとっては非常に気になっているもの、未だ購入する機会のないメーカーの一つ。
最近だと「3008」は「買ってみるか・・・」というところまで進んだもののやはり購入に至らず(4WDがあったら買ってた)、今に至るまで縁がありません。
なお、ぼくがプジョーを評価する理由の一つは「デザイン」。
205もそうですが、その後の206は非常に優れたデザインを持っていると考えていて、最近の3008や508、そしてこの新型208も独自性があり、強い魅力を感じるわけですね。
最近(でもないか)だと2015年に発表された「フラクタル・コンセプト」が一番のお気に入りで、その後の各モデル「GTI」グレードに採用された「前後ツートン」カラーが特にイイ、と考えています。