| ブラバムBT62の”1億5000万円”よりはずっと安くなりそう |
ブラバムが「公道走行可能な、新たなスーパーカー」を発売する可能性が浮上
ブラバムはすでにBT62(限定70台、価格は1億5000万円)というクルマを発売しているものの、これはもともとサーキット走行のみを考えて作られたレーシングカー。
ただし「公道走行もできるようにしてほしい」という要望があまりに強く、よってBT62用にコンバージョンキットを発売すると発表していましたが、今回出てきたのはこれとは別の、「新型スーパーカー」の話であるようです。
ブラバムはあくまでも少量生産にこだわる
これを報じたのはカーメディアMotoring Research。
ブラバムの販売部門を管理するダン・マークス氏の発言として「新たなスーパーカー発売の可能性」を紹介しています。
これによると、ブラバムはすでにインハウスにてカーボン製シャシーを製造する施設があり、販売に関する体制も確立されているため、「十分なリソースがある」とのこと。
そしてそのリソースは「70台のブラバムBT62を作るだけ」では余ってしまうので、その次の展開を考えているというのが話の趣旨のようですね。
さらにダン・マークス氏は「我々はマクラーレンのように年間6,000台の生産を目指すわけではない。我々は最初の目的を見失わず、年産100-200台に留めるのが正しい方向性だ」と語っています。
実現すればミドシップスポーツカー市場に一石を投じることに
ただ、現時点でブラバムの新型スポーツカーについて具体的なスペックが示されたわけではなく、「サーキット走行に適したロードカー」というイメージが語られたにとどまり、発売は2022年辺りになるだろう、とも。
なお、この「2022年」について、開発に時間がかかるということではなく、まずはBT62をル・マン24時間含む耐久レースにて勝利させることが最も高い優先順位であり、今はまだ新しいスーパーカーに取り掛かる時期ではない、という意味のようですね(勝利を重ねてから発売したほうが、ブラバムの価値も高まって良さそうでもある)。
おそらくですが、この「ブラバムのニューモデル」についてはマクラーレン720S、フェラーリF8トリブート、ランボルギーニ・ウラカンEVO、今後ミドシップ化される新型アストンマーティン・ヴァンキッシュのライバルになるとも思われ、一層この市場が活性化することになりそうです。