| アバルト595はけっこうマメにアップデートを繰り返し、限定モデルを追加するので見ていて飽きない |
一度は手に入れてみたいとは考えているが
さて、世界中にてチョコチョコとアバルト595の限定モデルが発表されていますが、今回はベルギー向けとして「595スパ・フランコルシャン」が登場。
もちろんスパ・フランコルシャン(Spa-Francorchamps)というとベルギーにある全長7kmの「かなり長い」サーキットを指していますが、ここは山の中に位置するということでコロコロと天気の変わる「スパ・ウェザー」、そして下り坂からのカーブ「オー・ルージュ」が有名ですね。
F1グランプリはもちろん、スパ6時間、スパ12時間などの耐久レースが開催されることでも知られます。
購入者はサーキットでの体験走行が可能
この595スパ・フランコルシャンの購入者には「サーキット・エクスペリエンス」が提供され、2022年に開催される特別イベントに参加し、そこでこの595を楽しむことができるといいい、これは「なかなかできない体験」かも。
なお、最近はこういった「体験」を付与する限定車もいくつか見られ、クルマに付与する付加価値も「モノ」から「コト」へと移っているのかもしれません。
595スパ・フランコルシャンには、ハッチバックとコンバーチブルの両方のボディスタイルが用意されていますが、F595をベースとしているため、レコード・モンツァ・ソブラポスト・エキゾーストが装備され、垂直方向2本出し、左右で合計4本出しのテールパイプを備えています。
エクステリアはロッソアバルト、ジアッロ・モデナ、ネロ・スコルピオーネの3色で、コンロラスティング・コローリ・キット(バンパーインサート、ブレーキアプライヤー、ミラーキャップがコントラストカラーに)、アバルトサイドステッカー、ブラック仕上げの17インチホイール、フロントフェンダーとテールゲートにはサーキットを描いたスペシャルバッジが装着されます。
ちょっと面白いのは、今回の一連のオフィシャルフォトにつき、実際にスパ・フランコルシャンにて撮影されていて、そしてアバルトのドライバーが「攻めすぎた」のか、フロントバンパーには縁石と接触した跡が残っていること。
通常だとこういった状態ではオフィシャルフォトとして機能しないと思われるものの、むしろこういったキズがその性質をよく表しているように思えるのは「さすがアバルト」。
搭載されるエンジンはF595と同じ最高出力163ps(121kW/165PS)の1.4リッターT-Jetターボエンジンで、そしてこのエンジンに組み合わされるトランスミッションは5速MT。
F1が開催されるサーキットの名を持ちながらも、コンペティツィオーネやエッセエッセに搭載される178ps(132kW/180PS)の強力なパワーユニットが搭載されなかった理由は不明ではあるものの、おそらくは価格との兼ね合いがあったのだろうと思います。※アバルト595スパ・フランコルシャンの150台の価格は、サーキットエクスペリエンスを含めて24,990ユーロ(日本円で327万円)に設定されている。
インテリアでは(今回画像は公開されていない)、ダッシュボードに「スパ・フランコルシャン」と記されたナンバー入りバッジ、レッドシートベルト、インフォテイメントシステム(7インチタッチスクリーン)、インパネ上のスコーピオモードボタン等が特別に備わり、サーキットレディな雰囲気を出しているようですね。
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