| それにしてもこのクルマの名前はあまりに長すぎ。タイガーなのかアリゲーターなのかははっきりしてほしい |
すでに中国の顧客に第一号車が納車されたようだ
さて、ロシアの(過激なクルマをリリースすることで知られる)ダーツ・プロモーションが「プロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディション(名前が長いない・・・)」を発表。
ちなみにダーツ・プロモーション(ダーツモータース)は装甲車のような無骨なクルマをいくつか発表していて、しかし直近で(このクルマの他に)リリースされたのは中国の宏光ミニEVをベースとしたものであり、これがどうも今までのダーツの支持者には不評だったもよう。
-
中国で大人気、50万円以下の「宏光ミニEV」。1台売って1500円しか利益がないと報じられるも、「台数を売りたい」その理由とは?
| もしかすると、宏光ミニEVはGMとWulingとの合弁会社に大きな利益をもたらすかもしれない | 現代の自動車は「単体」での損益を語ることができなくなっている さて、とにかく中国で「売れに売れてい ...
続きを見る
よってダーツはこれまでの威光を取り戻すべくハードコアなクルマを送り出す必要があり、その答えがこの「プロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションというわけですね。
-
このクルマだったら何が起きても生き残れそうだ!外装スカルだらけ、ダーツモータース「ブラックスタリオン」
| 映画のためのワンオフ車両だが、要望があれば別途製作して販売可能とのこと | ラトビアの自動車メーカー、「ダーツ・モータース(Dartz Motorz)」。これまでにも、核戦争が起きても生き残れそう ...
続きを見る
プロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションはこんなクルマ
なお、このプロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションはメルセデス・ベンツGLSをベースにしており(ダーツは自動車メーカーとしてのライセンスを保有しておらず、コンプリートカーの製造販売にとどまるようだ)、しかしデザイナーのアレキサンダー・イサエフ氏はメルセデス・ベンツGLSの「メ」の字も感じられないほど徹底的にこのクルマを作りかえています。
プロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションは、「最先端の民間軍事技術を駆使した、世界で最も安全な民間用装甲車」と説明されており、見た感じは確かにそのように見えますね。
太いピラー、角張ったホイールアーチ、装甲等と相まって、箱型のボディがが「いかにも頑丈そう」。
プロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションは中国の顧客向けにデザインし製造されるといいますが、鮮やかなオレンジとネイキッドカーボンファイバーを組み合わせており、ダーツによれば、すでに最初の一台は中国の顧客に届けられている、とのこと。
ちなみに中国人はこういった「装甲車」を好むのか、以前にも中国の自動車メーカーが「カールマン・キング」なる装甲車を発売していますね。
-
中国からスーパーオフローダー「カールマン・キング」登場!ベース価格2億円、OP装着で4億円
| 中国よりトンデモナイ車がまた一台 | 中国からその価格2億円を超えるスーパーSUV、「カールマン・キング(Karlmann King)」が登場。 これは中国のIATによって設計されたもので、ベース ...
続きを見る
プロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションは高級さも忘れない
ダーツ・プロモーションがこれまでにリリースしたクルマの多くに通じる特徴が「豪華な内装」。
そしてこのプロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションにもそれが再現されており、ステアリングホイールのセンターパッドは「クロコダイル」。
シートにも高級レザーが使用され、シートバック中央にはなにやらゴールドのバッジのようなものが。
なにやらエクスペンダブルズのような感じですが、ダーツ・プロモーションのクルマは映画に登場することも少なくはなく、「ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012)」には金ピカの「ゴールデン・ダーツ・プロムブロン・アラディーン・エディション」が登場しています。
そしてメーターリングもゴールド。
そのほか、天然木、18Kゴールド、ダイヤモンド、貴金属、(アリゲーター、サメ、エイなどの)野生動物の皮の本革を使って豪華さを演出しており、最近のクルマの「デジタル化」に反発したかのような、重厚な内装を持っています。
ちなみにダーツ・プロモーションは既存車両のカスタムを請け負うこともあり、ちょっと前にはロールスロイスの内装を希少生物のものへと張り替えており、この車両をイタリアに輸入しようとしたところ「ワシントン条約にひっかかった」ことも。
-
ロシアにてカスタムされたロールスロイスがイタリアの税関にて押収!その理由は「内装にクロコダイルを使用していたから」
| ロシアのチューナーはときに過激なチューンを行なうことで知られる | クロコダイルの合法性の証明もしくはクロコダイルを取り除く以外にイタリアへと輸入する道はないようだ さて、イタリアにてちょっとした ...
続きを見る
プロムブロン ブラックアリゲーターMMXX ブラックタイガー・ムーンエディションのパワートレインについては情報がなく、しかし装甲の強化によって重量が増えた車体を動かすには強力なエンジンが必要であり、メルセデスAMG製の4リッターV8が積まれているのかもしれませんね。
あわせて読みたい、装甲車関連投稿
-
【動画】6輪なぞ生ぬるい!8輪の水陸両用スーパーオフローダー「シャマン」がドバイのビーチを走る!
| 車両自体はロシア製 | さて、ドバイ在住の女流スーパーカー系ユーチューバー、スーパーカーブロンディさん。今回はいわゆるスーパーカーではないものの、「スーパー」には変わりないクルマのレビューを届けて ...
続きを見る
-
シボレーが臨戦態勢OKなトラック「ビースト」発表!それにしてもアメリカ人のトラック大好きっぷりには驚かされる
| とにかくタフ、とにかくエクストリームなトラックやSUVがアメリカでは支持される | シボレーは「ビースト」コンセプトを発表 つい先日、フォードはバハ1000にも出場できるスペックを持つブロンコDR ...
続きを見る
-
【動画】トヨタ・ランドクルーザーを装甲車にカスタムする会社が現れた!ライフルの狙撃に耐えうる外板を持ち改造費用は1300万円から
| ランクルSVI MAX V3 Troopyは民間用として対暴動、セキュリティ、護送サービスに使用可能 | SVI MAX V3 Troopyは8名までの武装兵の輸送を行える さて、昨年南アフリカの ...
続きを見る