| 文字通り、フェラーリ・モンツァには「同じ仕様の」個体が存在しないようだ |
さらにフェラーリ・モンツァはどんな仕様であっても似合うもよう
さて、フェラーリは自社のパーソナリゼーションプログラムとして「テーラーメイド」を持ちますが、そこでは通常のオプションの範囲を越える様々なカスタムが可能です。
モータースポーツにインスパイアされた仕様や1960年代のフェラーリのような優雅な仕様、はたまた現代風の最新の素材や加工を使用したものなど多種多様なカラー、マテリアル、フィニッシュを組み合わせることができ、多くのオーナーがこれを利用しているようですね。
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やはりフェラーリ・モンツァSP1にはクラシカルな仕様が多い?
そこで今回紹介するのはフェラーリが自身のFacebookページにて公開したモンツァSP1ですが、ボディのフロント部はアッズーロ・ハイペリオン(Azzurro Hyperion)、そしてその後ろはビアンコ・サナエ(Bianco Sanae)と呼ばれるホワイト。
こういった「前半分だけカラーを変える」のは往年のフェラーリのレーシングカー(とくにフロントエンジン)によく見られる手法だと認識しており、モンツァSP1/SP2自体が1960年代のクラシカルなフェラーリをイメージしたとされるボディデザインを持つということもあって、やはりそのオーナーも”クラシカルな”仕様を選ぶことが多いように思われます。
そして興味深いのはこのシートで、張り材に使用されるのは「ヘリテージ・ブルー・プロフォンド(Heritage Blu Profondo)」、そこに施されるのはグリージョ・キアロ(Grigio Chiaro)のベースボールステッチ。
こういったネイビーのレザーもかなり珍しいと思いますが、ヴィンテージ調のレザーにベースボールステッチというのもかなりレアだと思います。
ステアリングホイールはカーボングリップにアルカンターラ巻き、そしてステッチはブラック。
コントラストステッチを使用せずに仕上げたところはかなりマニアックでもありますね(全体的にクラシカルに見える)。※カスタム初心者はついついコントラストステッチを使用したくなる
フェラーリ・モンツァSP1/SP2は、フェラーリが新しく展開をはじめて「ICONA(イコーナ)」シリーズの第一弾であり、上述の通り1960年代のバルケッタをイメージしたもので、499台のみが限定にて販売されていますが、幸運な購入者は「シングルシーター」もしくは「2シーター」どちらかを選択可能。
もちろんすべてのオーナーが「フルカスタム」にて仕上げているようで、これまでにも数々の魅力的な個体が公開されています。
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