| さらにシフトコラムレバーは「リップスティック」ケースを模しており、デニム生地内装などフランスらしいオシャレさ満載 |
もちろん機能的にも申し分なく、ルノー渾身のクルマがこのルノー 5 E-Tech エレクトリックである
さて、ルノーは昨日新型「5(サンク)」を発表したところですが、このルノー 5 E-Tech エレクトリックには初代サンクへの愛がたっぷり詰まっており、たとえばヘッドライトは「人の目のよう」だと評された初代の意匠をさらに進化させ、瞳孔のようなデザインを与えるとともに「(LEDアニメーションによって)ウインク」するというおまけつき。
そのほか、ボンネット上には初代に採用されていたインテークを模したパネルが設置され、そこには「5」の文字も。
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これはとんでもないヒットになりそうだ。新型「ルノー 5 E-Tech エレクトリック」正式発表、今までの常識を超えた革新性、最高レベルのコスパを備える
| ルノー 5 E-Tech エレクトリックは設計段階からしてその思想が全く異なり、新時代の発想に基づいて企画されている | これは単なる「リバイバル」「レトロフューチャー」モデルではない さて、ルノ ...
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まだまだ、ある、新型ルノー 5 E-Tech エレクトリックの「サンク」オマージュ
ただしルノーの開発陣によるサンク愛はこれらにとどまらず、テールランプ横のスリットも「5ターボ」へのオマージュ。※社内外の至るところに「5」の文字が見える
そしてシートもやはり(ベルトーネデザインによる)サンクターボに用いられていたデザインを模しています。
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ルノー5ターボにはこんなオシャレなシートが装着されていたのか・・・。ベルトーネデザインによる純正シートが競売に登場
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ルノー 5 E-Tech エレクトリックには溢れんばかりの情熱が詰まっている
そしてこのルノー 5 E-Tech エレクトリックには様々な情熱そして愛(フランス流に言うならばアムール)が詰まっていて、その端的な例がこの「バゲットホルダー」。
これは見ての通りフランスパンをすっぽり収めることができるホルダーですが、ルノーによれば「ルノー 5 E-テック エレクトリックは、パン屋からバゲットを運ぶために特別な装備が与えられた最初のクルマでもあります。 素敵なインテリアに小麦粉やパンくずはもう必要ありません」。※フランスパンには、その種類によってレシピやサイズ、重量が定められているというので、フランス人のフランスパンに対するこだわりはハンパではない
これは見ての通り籐で編まれたバスケットをクリップにてセンターコンソールへと固定スものですが、フランスのバスケット職人であるマルグリット・エルランの協力を得てデザインされたといい、「104もの」ラインアップを誇るオプションのひとつです。
そしてこの他にも様々な(フランスらしい)オシャレな装備がいくつか見られ、たとえばこのシフターは口紅のケースをイメージしたものだと報じられており・・・。
初代ルノー5が発表された「1972年」をイメージしたオーガナイザーも(これはオプションのひとつであり、様々なデザインがある)。
このほか「サンク」「フランス」への愛情を感じさせる装備そしてオプションが多数見られますが、これらは近年脅威となっている「安価な中国製EV」に対抗するためのひとつの戦略であり、プジョーが「レトロフューチャー」と称するリバイバル路線を採用したのも(中国の新興EVメーカーが持たない)”歴史”をアピールしたいがためなのではと考えています。
もちろん、こういった「目で見てわかる」部分のほかにも様々な工夫が盛り込まれ、それによってコストパフォーマンスを最大化しているのがこのルノー 5 E-Tech エレクトリックというクルマであり、ここからルノーの反撃が始まると考えて良さそうですね。
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参照:Renault