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バッティスタ・アニヴェルサリオ / レヴェルサリオともに鮮烈なカラーリングを持っている
さて、ピニンファリーナがそのエレクトリックハイパーカー「バッティスタ」最新のカスタムモデルとして”レヴェルサリオ(上の画像での右側)”を納車する、とアナウンス。
このレヴェルサリオは「反転=リバース」の名の通り、そのインスピレーション元となった「バッティスタ・アニヴェルサリオ(左側)」を反転させたかのようなカラーリングを持っています。
ちなみにこのレヴェルサリオのオーナーは「(ピニンファリーナ90周年記念となる、5台のみが限定販売だれた)アニヴェルサリオも所有している」そうなので、つまるとこる「対となるカラーリングを持つバッティスタを2台所有している」ということになりますね。
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ピニンファリーナが目指したのは「真にユニークな車両」
なお、このレヴェルサリオはピニンファリーナいわく「ドリームカーの頂点」であり、真にユニークな車両をクライアントと共同でキュレーションするというアウトモビリ ピニンファリーナの哲学を体現したハイパーカー。
バッティスタ・レヴェルサリオを作成するにあたり、クライアントはピニンファリーナのデザイナーと協力し、二台として存在しないオーダーメイド車両の作成を目指すこととなりますが、その仕上がりはクライアントが利用できる高度なパーソナライゼーションそのものであり、ハイライトとなるのは上述の通りアニヴェルサリオを「反転」させたカラースキーム。
車両の下半分はビアンコ・セストリエーレ・グロス仕上げ、上半分はグリージョ・アントネリアーノ・グロス仕上げとなり、ボディをぐるっと取り囲むストライプ、そしてアクセントカラーはアイコニカブルー。
リアウイングの裏面には反転する文字にて「REVERSARIO」。
インテリアだと「白地に白」のアルカンターラキルティング、そしてブルーのステッチ、さらにパーフォレイト(穴開き)部分の下地もブルー。
その他ブラックのアルマイト処理がなされた特注のシャーシプレートや、カップホルダーリテーナー、ヘッドライナーのセンターベゼル、シートベルトがアイコニカブルーで仕上げられるなど、クリーンなイメージを演出する仕上げがなされています。
このほか、バッティスタ・レヴェルサリオには、クライアントのライフスタイルを反映した専用の3点のラゲッジセットが付属しており、これはブリーフケース、ウィークエンドバッグ、スーツバッグにて構成され(すべてブラックレザーをベースとし、アイコニカブルーのエッジとオフホワイトのアルカンターラキルトでトリミングされている)究極のライフスタイルコレクションを表している、とのこと。
バッティスタ・レヴェルサリオのクライアント、ピニンファリーナはこう語る
今回の納車に際し、レヴェルサリオのクライアントは次のようにコメント。
アニヴェルサリオとレヴェルサリオはアウトモビリ・ピニンファリーナによって作られる運命にあったのです。 私は単に、自分の心と情熱に従っていれば何が生み出されるのかを彼らに理解してもらうよう挑戦しただけです。 すべての功績は彼らにあります。
この双子は完全であり、自動車業界がこれまでに達成したことのない完璧な製品です。 これらは、世界最高のカーデザイナーの名前と消えることのない足跡を残す伝統と血統を持っているだけでなく、鏡像としてお互いを補完します。
双子は今も、そして永遠に、完成された愛と結びついています。 双子は完全にデザインが統一されているため、決して分離することはできません。
一方のアウトモビリ・ピニンファリーナの最高デザイン責任者、デイブ・アマンテア氏のコメントは次の通り。
レヴェルサリオは究極の依頼でした。 オリジナルのアニヴェルサリオからインスピレーションを得て、時代を超越した色の組み合わせを使用することにより、単独でもペアでも機能する”正反対のもの”を作成し、あらゆる面で反転しています。 私たちの「ドリームカー」を最大限に表現した車両です。
バッティスタ「アニヴェルサリオ」「レヴェルサリオ」ともに通常のバッティスタとの機能的相違はなく、大容量120 kWhリチウムイオンバッテリーにクワッドモーターというレイアウトを持ち、その最高出力は最大で1,900馬力 / 2,340Nm。
0−100km/hまでを1.89秒で加速し、その加速性能にもかかわらず1回の満充電あたりのWLTP航続距離は最大476kmを誇ります。
ピニンファリーナ・バッティスタ・レヴェルサリオ / アニヴェルサリオを紹介する動画はこちら
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参照:Pininfarina