| コルベットは「毎年」着実に上位グレードが発売されている |
残るは今回のZR1、そしてトップレンジのZora
さて、シボレーはコルベットの最新バリエーション「ZR1」の発表を控えており、今回初めて公式にそのサウンドが披露されることに。
そしてこのサウンドは「ターボチャージャーによる加給」を連想させるもので、V8サウンドにターボチャージャー特有の強制吸気音が重なります。
新型シボレー・コルベット ZR1は「フラットプレーンクランク採用」?
そしてシボレーは今回のティーザー動画を公開するに際し「イースターエッグを仕込んである」ともコメントしており、そのイースターエッグとは(たぶん)動画開始後約10秒あたりで飛び立つ「ロケット」。
これが何なのかというと、このロケットはコルベットZ06 のV8エンジン(LT6)のさまざまな部分に刻印されており、そしてこのエンジンは「フラットプレーンクランク採用」。
よって新型コルベットZR1に採用されるエンジンもこのフラットプレーンクランク採用V8(LT6=ジェミニ)だと考えてよく、ティーザー動画にて強調される「青い渦」はターボチャージャーによる加給を示しているのかもしれません。
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新型コルベットZR1は「コルベット初のターボエンジン」搭載車に
これらの様々な要素を考慮するに、やはり新型コルベットZR1には「ターボにて加給されるフラットプレーンクランク採用のV8エンジン」が積まれると考えてよく、となるとZR1は「コルベット史上はじめてのターボエンジン搭載車」ということに。
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なお、コルベットは(ミドシップ化されて)発売以降、順調に毎年一つづつ上位モデルを追加していますが、報じられる「予定」だと今回予告されているZR1、そしてその後のZoraにていったんの終了となるもよう。
そして今回のZR1については、Z06に積まれる670馬力バージョンのV8エンジンをさらに加給することで「とんでもない」馬力を発生させることになりそうですが、いったいどれくらいの出力を絞り出し、そしてどれくらいのパフォーマンスを発揮するのかが気になるところです。
新型コルベットZR1のティーザー動画はこちら
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