今日のフェラーリ296GTB納車待ち。ついにボクの296GTBが完成、納車予定は「注文してから3年後」の2025年2−3月予定

｜　ちなみにボクはフェラーリ296GTBの納車を急いでいない　｜

状況のなすがままに気長に納車を待ちたいと思う

さて、先々月あたりから急速に動いているぼくの（発注済であった）296GTBのステータス。

本日この296GTBを発注していたフェラーリ正規ディーラー、オートカヴァリーノさんより「ステータスが”生産完了”になった」と連絡をいただき（ありがとうございます）、ついにあとは輸送と納車前整備がなされ、登録を行えば納車となるわけですが、現時点では「いつ本国から出荷されるのか」ナゾのまま。

いざ出荷されれば1ヶ月ほどで日本に到着すると認識しているが

なお、イタリアから（船便で）出航するとおおよそ1ヶ月くらいで日本に到着するというのがぼくの認識ではあるものの、これは航路や経由地によって大きく変わり、よってこの1ヶ月というのも一つの目安です。

そしてもうひとつ考慮すべき要素が「そもそもいつ出荷されるのか」。

生産終了すなわちすぐに出荷となるわけではなく、生産が終わった後の船の手配状況、そしてその船のキャパシティによって出荷時期が変わってくるわけですが、もちろん船と積荷スペースの手配ができなければそのぶん出荷がどんどん伸びてゆきます（すでに出荷待ちの車両がぼくの296GTBの前に存在するかもしれない）。

さらに存在する不確定要素が欧米特有の「クリスマス休暇」で、欧米では12月中旬くらいからクリスマス休暇に突入して1ヶ月くらいの間は仕事を休んでしまう傾向があり、となるとその間は出荷されない可能性が大。

そしてまだまだ出荷が遅れる理由もあって、それはフェラーリの販売計画。

フェラーリは（その他の多くの欧米の企業も）1月〜12月の業績をその年の「決算」として発表しますが（多くの日本企業が採用する4月〜来年3月というタームとは異なる）、フェラーリは上場企業なので「株主」「株価」への対策を行う必要があり、成長率を”均一”に見せる必要があります。

これはどういったことかというと、その年に何らかの事情によって「作りすぎて」しまったとしても出荷を抑え、成長率をコントロールするということを意味しますが、たとえば「今年は昨年比で10％多い台数を作ってしまった」として、そのまま出荷すると成長率は10％となってしまい、翌年に「（前の年に）作りすぎた」反動で生産ペースが前年よりも抑えられて「2％増」になったとすると、「前の年は10％、しかし今年は2％の成長率」ということで投資家は「成長率が鈍ってしまい、将来が危ない」と（実際はそうでなくとも）判断してしまうわけですね（これによって株価が下がる）。

そしてこの「株価が下がる」というのは上場企業にとって非常にマズい事態を意味していて、よって上場企業は「安定成長をしているように見せる」ため成長率をコントロールすることが多々あり、上の例で言えば「前の年に10％、今年2％、2年で12％」の成長だとすると、意図的に前の年の成長率を抑えて「前の年に5％、次の年に7％、合計12％」としておけば、投資家は「安定して成長している」と判断し株価が上がる、ということに。

つまり同じ「2年で12％の成長であったとしても、”右肩上がり”の成長に見せておかないと”成長している”とは判断されず、よって「作りすぎた分」を出荷せず来年に回すという対応が生じることが少なくはありません（営業経験がある人であれば理解できると思う。場合によっては売上を”隠しておき”翌月にそれを出して2ヶ月連続ノルマ達成を演出したりする）。

こういったわけで、ぼくのフェラーリ296GTBがいつ日本に到着するのかは全くわからないのが今の状況ですが、なんらかのアップデートがあれば改めてお知らせしたいと思います。

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