| この価格でこの機能やデザインを持つとなると、日米欧のEVを購入する理由を見いだせない |
そしてこの「格差」は広がりこそすれ、埋めることは難しいだろう
さて、現在大きな躍進を見せているのが吉利汽車(ジーリー)傘下の「Zeekr(ジーカー)」そして「Lynk & Co.(リンクアンドコー)」といったEVブランド。
これらは世界展開を視野に入れたオシャレかつ先進的なブランドという位置づけですが、今回はそのLynk&Coよりニューモデル「02(中国ではZ20)が発表されることに。
最大の目玉は138,000元(現在の為替レートにて約296万円)という低価格で、しかしそれでも「335馬力」「最新世代の充電機能」を備え、非常に強い商品力を携えての登場です。
Lynk&Co 02はそのデザインにも要注目
Lynk&Coは、ジーリーと(その傘下にある)ボルボが2017年に設立した、若年層購買層をターゲットにしたセミプレミアムブランドであり、2024年にはジーリーの高級NEVブランド「Zeekr」がその過半数の株式を取得すしたのち経営が統合されることについても発表済み(両ブランドはそのまま存続し、開発面などでシナジー効果を創出することが統合の目的)。
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そしてLynk&Co、Zeekrともにデザインオリエンテッドなブランドとしても知られ、よってこの「02」はこれまでに輪をかけて先進的なルックスをもっての登場となっていますが、「クローズドグリル」「特徴的な立体型デイタイムランニングランプ」「(中国ではマストな)フラッシュドアハンドル」といったディティールを持ちつつも、シンプルでシャープなラインを採用することでスポーティーなイメージを演出しています。
この「02」はLynk&Coの新しいデザイン言語を採用した最初の市販車ということになりそうですが、このスタイルは「The Next Day」コンセプトカーで初めて採用されており、そして「ほぼそのまま」のルックスにて今回の発売を迎えることに。
ボディサイズは全長4,460ミリ、全幅1,845ミリ、全高1,573ミリ、ホイールベースは2,755ミリ、Cd値はわずか0.25だとアナウンスされていますが、この兄弟車であるZeeker XだとCd値が0.28なので、今回は「細部のブラッシュアップにて」この数値を達成し、ひいては「より低いエネルギー消費、より長い航続距離」を実現したわけですね。
参考までに、ボディカラーはブラック、グレー、レッド、ベージュ、ホワイト、ブルー、ピンクの7色から選択可能。
Lynk&Co 02のインテリアはこうなっている
そしてこのLynk&Co 02のインテリアに目を移すと、15.4インチの大きなサスペンデッドスクリーン、10.2インチのLCDメター、ヘッドアップディスプレイ、14スピーカーといった装備を確認でき、さらにはセンターコンソールには63個のLEDユニットが配置された薄いストリップが設けられるなど「プレミアムな雰囲気」も。
さらには(中国では非常に重視される)大きなトランクスペースも有しており、リヤシートを使用した状態でも450L、リヤシートを倒せば1,410リットルものスペースが出現します。
さらにはドリンクホルダーを含めて36もの収納スペースが存在し、かなり使い勝手がいいクルマだと考えていいのかもしれません。
走行性能について触れておくと、中国国内バージョンではシングルモーター(リア)335馬力、0-100km/h加速は5.3秒。
62kWhのLFPバッテリーパックを搭載していますが、これは「4.5C充電」つまりその容量の4.5倍の充電パワーを受けとめることができ、これによって10%から80%までをわずか15分で充電することが可能です。※一回の満充電あたりの航続距離は530km(CLTC)
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参照:CarNewsChina