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| オメガ初の「南北半球」ムーンフェイズ、新設計のムーブメントを搭載 |
ムーンフェイズに見え隠れする月は「磨いた隕石」
さて、オメガがスピードマスターの新作「ムーンフェイズ メテオライト(304.30.43.52.01.001)」を発売(264万円)。
ケース径は43ミリ、ケース素材はステンレススティールで、ほかのスピードマスターに比較すると非常に高額ではありますが、これは主に「文字盤にメテオライト(隕石)を使用したため」だと思われます。
ちなみにこの「メテオライト」はロレックスでも使用されている素材であり、「隕石」という性質上(探しに行って見つかるものでもないので)非常に希少な存在として認知されていて、そのためこれを使用すると非常に高価な製品になってしまうことが知られています。※ただし「ゴールド」や「ダイヤモンド」のように高級感や美しさを兼ね備えるわけではないので、評価が分かれる素材でもある
今回のオメガ新作「スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト」は二種類の隕石で登場
そこで今回の新作を見てみると、文字盤はもちろんメテオライト(このモデルに用いられるのは月隕石)、そして6時位置にあるのは「北半球と南半球を示す」ムーンフェイズ(オメガ初)、時針と分針、そしてインデックスはホワイトゴールド。
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なお、ムーンフェイズの中にはカボションタイプの隕石(ポリッシュがかけられ半球状になっている)が収められ、ここ最近のオメガが好む「立体的な」仕様となっています。※このサブダイヤル背景に描かれるのは、アポロ11号が月面に着陸したときにオメガ本社から見上げた星空である
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そしてこちらは「鉄隕石」を使用したバージョンで、機構は月隕石バージョンと同様ですが、文字盤やベゼル、針やインデックスが独自の仕様に。
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そして月隕石、鉄隕石ともども「2つとして同じ文様がなく」これもメテオライト文字盤モデルの魅力かもしれません。
なお、両者ともポリッシュとブラシ仕上げとを組み合わせたステンレススティール製ブレスレット、そしてバックルにはコンフォートリリースシステムが採用されています。
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ムーブメントには新開発、そしてMETAS(スイス連邦計量・認定局)の認証を受けたマスタークロノメーター9914(手巻き)が採用され、ケースバックは「スケルトン(サファイアクリスタル)」。
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オメガ スピードマスター「ムーンフェイズ メテオライト」を紹介する動画はこちら
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