
| フェラーリ所有者にとっては「中古相場の上昇」は「売却価格の上昇」につながるため”好ましい”のかも |
一方、フェラーリ購入するハードルはいっそう高くなるであろう
さて、ドナルド・トランプ大統領は「輸入車に25%の関税を課すことを決定していますが、これはつまり「アメリカに輸入される自動車の価格が単純に25%上がってしまう」ことを意味します。
よってアメリカで車両を生産していない自動車メーカーはこの対応に追われているわけですが、中には「一定期間価格を据え置く」とした自動車メーカー(BMWなど)もある一方、ほとんどの自動車メーカーが「現地での希望小売価格を値上げせざるを得ない」状況へと追い込まれているわけですね。
-
-
ついにドナルド・トランプ大統領が「輸入車に25%の関税を発動」。4月2日から実施され自動車業界に激震、自動車メーカーの株価が大きく下がる
| この関税は「一時的」なものではなくドナルド・トランプ任期中は「継続し」輸入車へと課されることに | ドナルド・トランプ大統領の施策により各業界は「激動の時代」を迎える さて、常人には理解し得ない( ...
続きを見る
フェラーリはアメリカでの車両価格を「10%値上げ」
そこで今回報じられているのが「フェラーリが北米での車両販売価格を10%値上げする」ということで、関税が導入される4月2日以降にアメリカへと輸入される車両がこの対象となるもよう。
一部はこの対象外とされるものの、主要モデルでは5万ドル(約750万円)もの値上げとなり、そしてもしF80の価格が10%上昇したならば「6000万円」も追加で支払う必要が生じ、これはけっこうな負担ということになりそうです(ただしフェラーリを購入する顧客にとっては大きな問題ではないのかもしれない)。
この影響が各方面に及ぶことは間違いなく、販売台数そのものが影響を受けることはないと思われるものの、フェラーリの最大市場である北米での利益圧迫(関税25%のうち、フェラーリが市場価格に転嫁するのは10%のみ)はいかんともしがたく、これを吸収するためにフェラーリは他の市場での値上げを行うことになるのかもしれません。
そして北米市場では「新車価格が上がるので」中古相場もこれにつられて上昇する可能性があり、そうなると世界中の「中古フェラーリ」の価格も連動して引き上げられることとなりそうです。
現時点ではこれらについて「推測」の域を出ないものの、これら以外にも予想外の影響がどこかに出てくるのかもしれませんね。
合わせて読みたい、フェラーリ関連投稿
-
-
フェラーリ vs ランボルギーニ──永遠のライバル、その魅力と真実
フェラーリとランボルギーニの誕生秘話 フェラーリ創業の背景とモータースポーツへの情熱 フェラーリの誕生は、創業者エンツォ・フェラーリのモータースポーツへの果てない情熱から始まりました。エンツォは、自 ...
続きを見る
-
-
フェラーリ296GTBの残金を支払う。今回は「現金持ち込み」ではなく「銀行からの一括送金」での対応へ。なお購入金額はトータルで51,429,810円
| 残念ながら、(自分のお金なのに)銀行からの現金引き出しが(金融庁からの指示によって)認められず | 「フェラーリ1台分の現金の重み」「自分が稼いだお金の重み」を感じつつ支払いを行いたかったが さて ...
続きを見る
-
-
フェラーリ・ローマの後継モデル「ローマM」が7月1日に発表されるようだ。そのデザインは12チリンドリっぽい「近未来的」に?
Image:The Supercar Blog | 現時点ではその名称含め、確定情報は何もない | おそらくローマM「スパイダー」は一呼吸負いた後に発表か さて、フェラーリ・ローマのアップデートバージ ...
続きを見る
参照:時事通信