| どうやらC8コルベットは「キーがないと」車内からもロックを解除できないようだ |
オーナーから不評であったこの機能が「まさかここで役に立つとは」
さて、世の中には様々な自動車泥棒やその盗難の方法がありますが、今回はおそらくもっとも「間抜け」な強盗が報じられることに。
この泥棒とは「コルベット(C8)」を盗もうとして車内に潜り込んだはいいものの、クルマを動かすことも出ることもできなくなってしまい、つまり閉じ込められた状態にてそのコルベットのオーナーに発見されたという33歳のラベシュ・ラビンドラナウトという人物です。
いったいなぜこんなことに?
マイアミの放送局「ローカル10」によれば、朝食を済ませたこのコルベットのオーナー、フリオ・ソラノ氏が(自身のC8コルベットを駐車していた)マイアミビーチの駐車場に戻ったところ、車内に閉じ込められたこの泥棒を発見したのこと。
そして情けないことにこの泥棒はクルマから出られなくなり、このオーナーへと助けを求めたそうですが、その一部始終がオーナーによって撮影され、なんとも笑える一幕となっています。
自分のクルマのもとへと戻ってきて見知らぬ人物が中に乗っていたら気が動転してしまいそうではあるものの、このオーナーは非常に落ち着いた様子で「やあブラザー、これはあなたのクルマではなくて私のクルマですよ。なぜそこにいるんです?」と話しかけることに。
そしてこの泥棒は「外に出してもらえますか?」と無様な質問を返すものの、コルベットのオーナーは「いや、ダメですね。警察を呼びます」。
かくしてこのラベシュ・ラビンドラナウトはあっけなくお縄となってしまったのだと報じられています。
コルベットには「特殊な」電子ロックが装備されている
現時点ではラベシュ・ラビンドラナウトがどうやって車内に潜り込んだのかはわかっていないものの、乗り込んだ後に作動した「コルベットの複雑なドアロック装置」を解除できずに外に出ることができなくなったのであろうと言われていて、一部オーナーから「面倒」だと避難されていたこのロックが今回ばかりは役に立ったということに。
なお、オーナーはこの一件について「コルベットの電子ロックはキーがないと機能しない」と述べているので、この泥棒はなんらかの手段を用いて「キーがない状態で」車内へと侵入したもよう。
しかしクルマを始動させることも降りることもできなくなってしまい、これについてもオーナーは「幸いなことに、彼はシートの下にある手動ドアリリースについて知らなかったようですね」ともコメントしています。
間抜けな泥棒がコルベットの車内に閉じ込められ助けを求める動画はこちら
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参照:WPLG Local 10(Youtube)