| 計画段階のハイパーカーも含めるとさらにその数は増えることに |
ここまで高出力のクルマが世の中に溢れていたとは
さて、ここ最近急激に増えてきたのが「1,000馬力オーバーを誇るハイパフォーマンスカー」。
ちょっと前であれば500馬力を超えると「おお」という感じであったものの、今では700馬力台でも「ああそう・・・」という感じになってしまい、もうジャンプのバトル漫画の主人公並みにスキルやパワーがインフレしてしまっている状態です。
そして恐ろしいのは「2,000馬力を超える」クルマも珍しくはなく、そしてこういった具合に”一気に”馬力インフレが発生してしまったのはエレクトリックパワートレインの登場によるものが大きいのかもしれません。
そこで古今東西、「1,500馬力を超える、ハイパワーな」クルマを見てみたいと思います(発表ベースであり、納車されていないクルマも多く含むが、ワンオフモデルは除外)。※出力は仏馬力(PS)
1.デヴェル・シックスティーン・・・5,000馬力
まずトップはおなじみデヴェル・シックスティーン。
出力は5,000馬力、最高速は515km/hと言われており、しかし誰もそれらを計測したことがないので実力は不明です(実際に納車が行われている)。
-
【動画】ドバイのトンデモハイパーカー、デヴェル・シックスティーンのレビュー動画が登場!おそらくはコルベットベース、開発は伊アレスが行っているようだ
| 紆余曲折を経て、結局は「コルベットベース」に落ち着いたのかもしれない | そのほうが「完全オリジナル」よりは安心感があっていい さて、「人がクルマを選ぶのではなく、クルマが人を選ぶ」と言われるデヴ ...
続きを見る
2.SPオートモーティブ カオス・・・3,042馬力
2,000馬力を超え、さらに3,000馬力をも超えたのがSPオートモーティブ「カオス」。
搭載されるエンジンは4リッターV10ツインターボ+ハイブリッド、最高速度は時速500キロを誇り、価格は約19億5000万円というトンデモカーです。
-
これはもう人間の乗り物を超えてるな・・・。ギリシャより「ウルトラカー」カオスが正式発表。価格は16.5億、出力3107馬力、「F1含め、これまでに製造されたいかなる2輪/4輪よりも速い」
| さらにダウンフォースはF1マシン並み、加速はあのリマック・ネヴェーラをも超える | 設計はAI、そして製造には3Dプリンタを使用し、素材にはザイロン、チタン、マグネシウム、カーボン、ケブラー等を取 ...
続きを見る
3.デウス・ヴィアン・・・2,231馬力
このデウス・ヴィアンは「ピュアエレクトリックカー」で、出力は2,231馬力、0-100キロ加速は2秒以下。
99台限定にて2025年の納車を目指していると報じられています。
-
フロントとリアは「無限ループ」をイメージ!2,230馬力、0−100キロ加速1.99秒の超絶ハイパーカー、デウス・ヴィアンがNYにて発表
| 開発や生産を請け負うコーチビルダーや工場の登場によって新興ハイパーカービジネスが花盛り | デウス・ヴィアンの限定台数は99台、価格は現在未公表 さて、先日予告していたとおり、新興ハイパーカーメー ...
続きを見る
4.ロータス・エヴァイヤ・・・2,028馬力
エヴァイヤは4モーターを搭載するロータス初のピュアエレクトリックハイパーカーですが、現時点では様々な理由で発売が遅れているようですね。
-
ファン感涙!ロータスが「JPSカラー」のエヴァイヤを公開。市販モデルの出力は予定より高くなって2000馬力を超えるようだ
| 2000馬力を超えるとなるとテスラ・ロードスター、ピニンファリーナ・バッティスタ、リマックC_Two以上 | ロータスがグッドウッド・スピードウィークに2台のロータス・エヴァイヤを持ち込むと発表し ...
続きを見る
5.ハイペリオンX1・・・2,028馬力
ハイペリオンX1は今回のリストの中で唯一水素をエネルギーとするクルマで、0-100キロ加速は2.2秒。
プロトタイプは存在するものの、その数値通りの性能を発揮できるのか、そして市販できるのかは不明です。
-
SF好きのボク歓喜!新興ハイパーカーメーカー、ハイペリオンより登場の「XP-1」があまりに未来に行っていた【動画】
| 新興といえど設立からすでに11年、その技術とデザイン性、クオリティはあなどれない | ただし現時点ではそのほとんどがナゾのまま、実際に発売できるかどうかもわからない さて、アメリカ西海岸にて設立さ ...
続きを見る
6.アスパーク・アウル・・・2,012馬力
我らが日本から登場したピュアエレクトリックハイパーカー、アスパーク・アウル。
4つのエレクトリックモーターを搭載し0-100キロ加速は1.9秒、最高速は400km/hというスペックを誇り、すでに販売が開始されています。
-
世界最速、3.6億、車高99cm、2012馬力のハイパーカー、アスパーク・アウルが欧州と北米でも販売開始!大阪にもショールームをオープンさせたようだが
| 一度はアスパーク・アウルの実車を見てみたい | さて、あの「アスパーク・アウル」が欧州と北米でも販売開始。ただしまだまだ拠点は少なく、欧州だとフランスはブルゴーニュ、北米だとフロリダそれぞれ一拠点 ...
続きを見る
7.リマック・ネヴェーラ・・・1,941馬力
こちらもやはり4つのエレクトリックモーターを装備するピュアエレクトリックカー。
納車が開始されており、その性能を立証できる数少ないハイパーカーのひとつです。
-
リマックがネヴェーラにて412km/hを達成し「EV最速」記録を樹立!1/3マッハに相当し、これで「0-100km/h最速」「ゼロヨン最速」に加えトリプルクラウン達成
| リマック・ネヴェーラの性能に驚かざるを得ない | リマック・ネヴェーラはガソリン車の記録をすべて塗り替えてしまいそうな勢いだ さて、リマックがそのピュアエレクトリックハイパーカー、ネヴェーラにて最 ...
続きを見る
8.ピニンファリーナ・バティスタ・・・1,926馬力
こちらは多くをリマック・ネヴェーラと共有するハイパーカーで、やはり納車が開始されており、数々の記録を樹立していることが報じられています。
-
ピニンファリーナ・バッティスタがリマック・ネヴェーラの記録を0.03秒短縮して「ゼロヨン世界最速」に!さらには「インド最速」「インド人女性ドライバー最速」記録も更新
| まさかピニンファリーナがリマックの記録に挑戦するとは思わなかった | 今後、様々な記録はEVによって塗り替えられてゆくことになりそうだ さて、ピニンファリーナは初の自社名義のクルマにしてピュアエレ ...
続きを見る
9.ヘネシー・ヴェノムF5・・・1,842馬力
米チューナー、ヘネシーが放つオリジナルマシンがこのヴェノムF5。
6.6リッターV8エンジンを搭載し「電動化ナシ」という過激なハイパーカーで、時速500キロを達成することも可能だとされています(納車は開始されているが記録は未達成)。
-
【動画】ヘネシー・ヴェノムF5が高速走行テストを実施!数ヶ月内は最高速チャレンジを行うとコミットし、時速500キロの突破を狙う
| 現在の「世界最高速」はブガッティ・シロンの490km/h | ヘネシーとブガッティとは「犬猿の仲」でもある さて、フォードやダッジのチューナーであると同時に、自社の名を冠したスーパーカーをリリース ...
続きを見る
10.SSCトゥアタラ・・・1,774馬力
現在のところ「ギネス」上の最高速記録を持つのがシェルビー・スーパー・カーズ(SSC)トゥアタラ。
レース用燃料(E85)の注入で1,774馬力を発生する5.9リッターV8エンジンを搭載しています(非電動化)。
-
【動画】疑惑が論じられつつも現在「暫定」にて世界最速を誇るSSCトゥアタラ。再度チャレンジを行い自身の記録を19km更新して474.8km/hへ
| おそらくはこの1-2年でSSC、ヘネシー、ケーニグセグのいずれかが500km/hの壁を突破するだろう | SSCは最高速記録保持者なのに手放しでは喜べない さて、現在世界最高速争いに名乗りを上げて ...
続きを見る
11.ケーニグセグ・ジェメラ
2リッター3気筒ターボにハイブリッドという「かなり」珍しいパワートレインを持ち、さらには「4人乗り」というケーニグセグ・ジェメラ。
1,700馬力を発生し0-100km/h加速は1.9秒、最高速は400km/hにも達します。
現在「発売済み」ではありますが納車は開始されておらず、しかしケーニグセグだけに間違いなくデリバリーを行うものと見られます。
-
【動画】ケーニグセグ・ジェメラは「ミッドエンジン・フロントドライブ」!エンジンは後ろにあるのに後輪を駆動するのは電気モーター
| ただしそれにはちゃんとした理由があった | さて、先日オンラインにて公開されて大きな話題を呼んだケーニグセグ・ジェメラ。これは1,700馬力という途方も無い出力を持ちながらも4人乗りというハイパー ...
続きを見る
12.ケーニグセグ・ジェスコ
こちらのジェスコは同じケーニグセグであっても5リッターV8エンジンオンリーとなっており、0-100km/h加速は2.5秒、最高速は530km/hを標榜しています。
すでに2021年からデリバリーが開始されていますね。
-
ケーニグセグがジェスコの「生産開始記念モデル」公開!シリアルは「1」、ボディカラーはCCXやCCRにも採用されたオレンジ
| ケーニグセグはジェスコ・アブソリュート」にて世界最速記録を狙うことになりそうだ | 車両本体価格は3億円、ホイホイとオプションを付けると一気に+1億円 さて、ケーニグセグは新型ハイパーカー「ジェス ...
続きを見る
13.ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+/シロン・スーパースポーツ
ブガッティのラインアップ注「もっとも最高速が高い」のがこのシロン・スーパースポーツ300+/スーパースポーツ。
シロン・スーパースポーツ300+はブガッティが「世界最高速」を記録した記念限定車で高速安定性に特化したロングテールを持っており、シロン・スーパースポーツの方は「まだ普通に乗れる」快適仕様といったポジショニングです。
搭載されるのはブガッティの誇る1,600馬力仕様の「トール」エンジン(8リッターW16クワッドターボ)。
-
「世界最速のクルマ」、ブガッティ・シロン・スーパースポーツ300+が競売に登場し7億円で落札!その細部を見てみよう
| 限定台数30台のハイパーカーだけあってかなりの高額落札となったようだ | おそらくブガッティ各モデルの価値が下がることは永遠にないだろう さて、ブガッティはシロン・スーパースポーツ300+(のプロ ...
続きを見る
14.ブガッティ・チェントディエチ
こちらも1,600馬力仕様の8リッターW16クワッドターボを積んでいますが、どちらかというとオールラウンダー、そしてなによりも「EB110」へのオマージュとなる外観が最大の特徴です。
-
ブガッティが10台限定、10億円のハイパーカー「チェントディエチ」の生産をすべて終えたと発表。最後の個体はクオーツホワイトにライトブルー・スポーツ
| ここまで清冽な印象のブガッティは見たことがない | シンプルだが、どこからどう見てもブガッティらしいカラーコンビネーション さて、ブガッティは「ブガッティ創業110周年記念」モデルとして10台のみ ...
続きを見る
15.ブガッティ・ミストラルW16
こちらもブガッティのハイパーカーとなり、W16エンジン搭載最終記念限定モデルという位置づけで、オープントップを採用するものの、最高速は420km/hという「ブガッティの名に恥じない」数字を誇ります。
-
ブガッティがW16ミストラルの秘密に迫る。「どうやって我々はオープンカーで420km/hを実現したのか。エンジニアリングとエアロダイナミクスを高度に融合させたからだ」
| ブガッティが求める性能を実現するためには驚くべき高水準のエンジニアリング、そしてデザインが用いられていた | そしてブガッティであるからには、まずエレガントでなくてはならない ブガッティはガソリン ...
続きを見る
16.ブガッティ・ディーヴォ
このあたりになるとブガッティの独壇場といった感じで、このディーヴォもまた1,500馬力仕様のエンジンを搭載しており、しかしチェントディエチ同様に独自の外観を持つことが特徴。
「やや(最高速を犠牲にして)」コーナリング重視の性能を持つと言われます。
-
【動画】これが10億円のブガッティ・ディーヴォ!眉目秀麗な内外装に加え110デシベル級のエキゾーストサウンドも披露
| ブガッティ・ディーヴォで「フレンチトリコローレ」が入っていないのは珍しい | それなりのこだわりが反映された車両だが、なぜ転売されることになったのかは不明 さて、フェラーリやランボルギーニのチュー ...
続きを見る
17.ブガッティ・シロン / シロンスポーツ / シロン・ピュアスポーツ
そして1,500馬力を誇るシロンファミリー3兄弟、シロン/シロンスポーツ/シロン・ピュアスポーツ。
シロンは万能選手、シロンスポーツは軽量シンプルなコーナリングマシン、そしてシロン・ピュアスポーツはそれよりも「先」を狙うサーキットウェポンです。
-
驚愕!ブガッティ・シロン・ピュールスポールを維持するには4年で5200万円、乗らなくても年間1150万円。ホイール(550万)は14ヶ月に一回、ターボは42ヶ月に一回の交換が必要
| ブガッティの維持費が高いとは聞いていたが、まさかこれほどとは思わなかった | ただし車両の資産価値向上を考慮すると、これくらいの出費は全然許容できそう さて、ブガッティのクルマは維持費がとんでもな ...
続きを見る
合わせて読みたい、最高速や加速に関するランキング関連投稿
-
【随時更新】ニュルブルクリンクのラップタイム最新版。ランキング100位まで、そして「SUV」「FF」「EV」「コンパクト」などカテゴリ別最速車を見てみよう
Mercedes-AMG この2年ほどでニュルブルクリンクのラップタイムは大きく短縮 ニュルブルクリンクにおける市販車のラップタイム「最新版」。 このランキングも当初「ベスト50」から始めるも、なんど ...
続きを見る
-
【最新版】0-100km/h加速ランキング最新版!上位は2秒台の争いに突入し、驚愕の「1秒台」も登場。やはりEV勢が上位を占め、現在の最速は日本のハイパーカー「アスパーク・アウル」
ガソリン車でもそろそろ2秒台前半に突入しそう スポーツカーのスペックのうち、重要な要素として「0-100km/h(アメリカだと0-60mph)加速」が挙げられますが、ここで主だったクルマの数字をピック ...
続きを見る
-
【最新版】もっとも最高速が高いクルマ、そして加速が優れるクルマ「TOP15」。最速はブガッティ・シロン、自然吸気エンジン搭載車ではいまだマクラーレンF1の右に出るクルマは存在しない
| 最高速はガソリン車、加速はエレクトリックカーが速いという図式が出来上がりつつあるようだ | とんでもない最高速を標榜するクルマは多々あるが、実際に計測を行い記録を残すクルマは非常に少ない さて、も ...
続きを見る