
| 大阪・関西万博 EXPO 2025は平日でも大混雑である |
やはり開催当初が「一番空いて」いた
さて、大阪・関西万博 EXPO 2025「3回目」の訪問。
いままでの2回はいずれも「夜間券」を使用し土曜日の夕方に訪れていたものの、今回は平日そして「一日券」を使用しての入場となります。
ちなみにこれまでの2回で訪問したのは以下のパビリオン及びレストランですが、今回はここからいくつか実績を伸ばすことに。
今までに入場したパビリオン
- フランスパビリオン(オススメ)
- シンガポールパビリオン(まあまあオススメ)
- スペインパビリオン(オススメ)
- モザンビークパビリオン(特に行かなくてもいいレベル)
- マレーシアパビリオン(まあまあオススメ)
- タイパビリオン(興味があれば、というレベル)
- サウジアラビアパビリオン(オススメ)
- トルコパビリオン(興味があれば、というレベル)
- ベトナムパビリオン(興味があれば、というレベル)
- UAEパビリオン(オススメ)
- 中国パビリオン(超オススメ)
- マルタパビリオン(レストラン)
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2025年9月、平日の大阪・関西万博 EXPO 2025はこんな感じ
そこでまずは「入場」の段階からレポートしてみると、今回は「11時から」の入場枠にて予約しており、舞洲駅に到着したのは10時50分くらい。
ちなみにこれまでの2回よりは「人が多い」という印象で、平日といえど昼間の訪問者がかなり多いという印象です。
なお、当日は台風が襲来するという天気予報で、降水確率は時間帯によって「100%」という悪条件ではあったのですが、それでもゲートに向かうと「とんでもない数の人」が。
この入場待ちの最後尾に並んでから入場するまでにかかったのは「1時間」。
人が密集しているので空気が流れず、かつ雨傘や日傘を差している人も多いので傘の端が頭にザクザク刺さって痛いこと極まりなく、入場するまでの待機時間は万博における「もっとも辛い時間」だとも捉えています。
そしてようやく入場。
なお、大屋根リングや各パビリオンの「木材」はかなり色褪せており、短い開催期間ではあるものの、それだけ夏の日差しが強かったという事実を物語っているかのようですね(会期最初の頃はもっと色が濃く瑞々しかった)。
平日は「週末の夕方」に比較するとかなり多種多様な人々が訪れており、若年層から熟年層、ファミリー、そして学校行事として訪れている学生などなど。
そして全体的な混雑具合から言うと、平日の昼間は「週末の夕方以降」の比ではなく、とんでもなく人が多く会場内を歩くのもままならないといった感じです(よって、次回は昼間の訪問を避け、夜間の入場とする予定)。
セルビア館(レストラン)
まず入場して向かったのは「サウジアラビア館」で、ここのレストランにて食事ができればと考えたのですが、12時くらいに到着したものの「当日満席」と断られてしまい、そこで入ったのが「セルビア館(のレストラン)」。
店内はこんな感じ(セルフサービス形式なので、自分で席を確保する必要がある)。
こんな感じでカウンターにて注文を行い・・・。
フルーツタルト、ヨーグルトサラダ、ミートパイ、ケバブサンドほかドリンクまとめて5,500円くらい(ヨーグルトを中心としたメニューが多い。スイーツ類は甘さ控えめ)。
用意されているのは「軽食」程度のものですが、そのぶん単価も低く(300円〜800円くらい)、けっこうリーズナブルに食事を摂ることが可能です。※アルコール類がかなり充実している
バングラデシュパビリオン / セネガルパビリオン
そして食事を摂った後に向かったのがエジプトパビリオン / バングラデシュパビリオン / セネガルパビリオン(3つのパビリオンがひとつの建物に入居している)。
ちょっと不思議だったのは、エジプトパビリオンに並ぶ人がどう見ても「数十人」だったのに、そこから並ぶと入館までに3時間かかると言われてしまったこと。
そんなに待てないので隣のバングラデシュパビリオンとセネガルパビリオンへ(ほぼまたずに入れた)。
両方とも「その国の産業や特産物」を展示する内容であり、見ているときは「へえー」とは思うものの、パビリオンを出た瞬間にそれを忘れてしまったため、特に興味があるのでなければ「時間効率優先で見送っても良い」かと思います。
チリパビリオン
その後はチリパビリオン(これもほとんど並ばずに入れた)へ。
中が薄暗く静かで、そして座るスペースが広いため「休憩所代わりに」使用する人も少なくはなく、中には「眠りこけて怒られる」人も。
ここもやはりその国の特産物、経済状況などを示すにとどまっていて、とくに興味がなければスキップしてよいかと思います。
ベルギーパビリオン
そして次は80分並んで入ったベルギーパビリオン。
基本的には「健康」「医療」に関する展示内容なのですが、その演出がなかなかに見応えがあり、並ぶだけの勝ちはあるかと思います。
ここでベルギーについて初めて知る事実も多く、知的好奇心を満たせるレベルの展示内容であったと思います。
バーレーンパビリオン
そして次はバーレーンパビリオン。
ぼくは中東の発展している国家が大好きで、その理由は「石油が出るまでは貧乏だったのに、石油が出てお金持ちになり、しかし石油は”ボーナス”だと捉え、石油がなくなる未来、石油が不要になる未来を想定し、石油で稼いだお金を使って、石油のない未来でも国が成り立つよう、将来を考えて投資を行っているから」。
ただしこういった「未来」を見ている産油国あるいはそれに準ずる国は多くはなく、主なところだとこのバーレーン、そしてアブダビやドバイ、クウェートなど。
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よって(ドバイ現地の博物館もそうでしたが)中東のそういった「先見性のある」国々は自身のルーツをけして忘れず(貧しい頃の自分たちを忘れないことで、それをひとつの原動力としているのかも)、過去に焦点を当て、そこから未来へと向かうという展示を行う場合が多いようですね。
ちなみにカフェも併設されており、そこでは軽食を摂ることもできるのですが、「長蛇の列」だったので今回は見送り。
今回訪問したパビリオン
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セルビア(レストラン、そこまで並ばず、安価な割に美味しいのでオススメ)
- バングラデシュ(興味がなければ行かなくてもいいレベル)
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セネガル(興味がなければ行かなくてもいいレベル)
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チリ(興味がなければ行かなくてもいいレベル)
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バーレーン(オススメ)
- ベルギー(オススメ)
そのほか、大阪・関西万博 EXPO 2025で気づいたことなど
そのほか万博会場にて気になったこと、思ったことなどについて触れてみると、まずはこういったイラストがあちこちに「隠れて」「いること。
アーティストそれぞれの「色」があり、それを見てゆくのも面白いと思います。
そして「閉まっている」パビリオンが意外に多く、午後(しかも1時とか2時)からオープンするケースも珍しくなく、その意味でも「夜間券」のほうがより計画を立てやすいのかもしれません。
一方、人気パビリオンでは「大屋根リングの下にまでも」長蛇の列ができており、いったいいつになれば入場できるのかまったくわからないほど。
ミャクミャクカラーのファッションを纏う人も多く、様々な人々が思い思いの衣類や小物を身につけています。
なお、「高い」と言われる万博内の飲食物ですが、実際には「数百円」から食べることができるフードコートが何箇所かあり、そして意外なことにそういった「安価な食べ物」は人気がなく、ほとんどのフードコートでは待たずに食事を摂ることができるもよう。
一方で「5,000円のアフタヌーンティー」はじめけっこう高額なレストランやカフェには長蛇の列ができていて、万博においては「高くても満足できるものを」といった人々の志向を見て取ることが出来ます。
今回の訪問において、滞在時間はおよそ6時間、そしてそのうち並んだのは「約5時間」。
つまりはどこへ行っても何をするにしても「並ばねばならない」のがこの万博ですが、待ち時間が一定以上(だいたい120分くらい)になると「並ぶことすらできなくなる」パビリオンも少なくはないため、現場での臨機応変な対応が非常に重要になってくる、という印象です。
一方、内容さえ気にしなければ飲食にはさほど並ばず(多くのフードコードは空いており、フードバンであればほぼ並ばずにテイクアウト用の食事を入手できる)、トイレもほぼ並ばないという印象なので、全体的には「うまくコントロールされている」のが今回の万博なのかもしれません。
大阪・関西万博 EXPO 2025「3回目の訪問」まとめ
- たとえ平日でも昼間は来場客が多い
- 人気パビリオンはどうやっても(どれだけ早く入場しても)入れそうにない
- 選り好みしなければ飲食には困らない
- とにかく昼間は厚い
- 他の人の日傘が頭に刺さる
- であれば比較的空いている夜間券を利用し、入れるパビリオン回りつつ「雰囲気」を楽しむのも良さそうだ
大阪・関西万博 EXPO 2025の動画はこちら
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