| ただし現時点ではその販売について実現性は「クエスチョン」 |
現在数え切れないほどの新興EVメーカーが誕生しているが、発売に至るのは「一握り」以下
さて、イギリスにて、いくつかのメーカーが集結してスポーツEVを作るというプロジェクトが進行しており、今回そのコンセプトモデルの姿が公開されることに。
このコンセプトカーは「オーラ(Aura)」と命名された2シーターオープンカーで、現地のAstheimer社、Potenza Technology社、BAMD Composites社、Conjure社、Spark EV社などの協力により、開発・製造に1年弱をかけていると報じられています。
現時点でその詳細は明らかではないが
現在この「オーラ」について詳細は公開されておらず、しかしドライバーとの比率を考慮するに「かなりコンパクト」なクルマだと思われます。
そのクリーンな外観から推察する通り「ピュアEV」であり、バッテリーパックは88kWh。
ただしこれは2つに分けられ、ひとつ(44KWh)はフロアに、そしてもうひとつは「フロントシートの下」に収められているといいます。
出力についてもアナウンスがなされていないものの、1回の満充電にて最大643キロの走行ができるそうなので、けっこう実用的なクルマだといえそうですね。
そのデザインは数値流体力学に基づく
このオーラのエクステリアは「持続可能な天然繊維複合材を使用」しているといい、デザインにあたっては数値流体力学を用いられ、空気力学的にも「非常に効率の良い」形状を持つとされています。
実際のところ、リアスパッツが装着されているところを見ても「かなり空力には気を使っている」ことがわかりますね。
ボディ形状は「2シーターオープン」であり、インテリアでは「3Dビジュアライゼーション」を備えた先進のヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を採用し、車の空力性能をリアルタイムにフィードバックする、とのこと(具体的な方法はわからない)。
また、通常はエアバッグが配置されている場所に、セルフセンタリング機能付きの大型スクリーンを備えるといい、可能な限り装備をコンパクトにまとめているのだと思われます。
バッテリーマネジメントはスパークEV社によるものだとされ、バッテリーの充電状態や航続距離を99.5パーセントの精度で表示することで航続距離に対する不安を解消していると述べていますが、こういった装備が投入されるあたり、やはり「EVの航続可能距離に不安を覚える」「しかもその表示の不正確さに懸念を感じる」人がけっこう多いということになりそうですね。
合わせて読みたい、新興EVメーカー関連投稿
-
イタルデザインとウィリアムズが提携を発表!1000馬力、航続距離1000kgのEVプラットフォーム「EVX」を新興・既存自動車メーカー向けに販売する模様
| EVシフトは「プラットフォームの販売」「車体の開発請負」という新たなビジネスを生みそうだ | さて、イタルデザインとウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリングとが提携を発表し、共同にて開発したE ...
続きを見る
-
またまた登場、新興ハイパーカー!今回は1,929馬力、4モーターのハイパーEV"フリーダム"。0-100km/h加速1.8秒、実現すれば世界で2番目に速いクルマに
| ガソリンバージョンも用意され、そちらはランボルギーニ・ウラカン/アウディR8のコンポーネントを流用するようだ | さて、またまた新興ハイパーカーメーカーがカリフォルニアより登場。なお、カリフォルニ ...
続きを見る
-
ポルシェ創業者の末裔、BMWやポルシェを追い出された「はみ出し者」たちが展開する新興EVメーカー、ピエヒ。市販モデル「GT2」を発表し、実力が問われる
| 一時期は中国から資金提供を受けるのではと言われたが | さて、昨年のジュネーブ・モーターショーにてコンセプトカー「マーク・ゼロ」を発表した新興EVメーカー「ピエヒ」ですが、今回は市販モデル「GT2 ...
続きを見る