| ロールスロイスがアプリ経由で限定モデルの発売をアナウンスしたところ、その場でオンライン決済を行ったようだ |
さて、何事も極端な中国にて、コロナ禍の影響で「自動車の購入さえも」オンライン決済が進んでいるという報道。
とにかく中国はやることが「ゆきすぎ」な部分もあり、コロナウイルスが流行しはじめた初期においても、「商店においても金銭の授受を直接行わず、すべり台のようなモノを利用してお金の受け渡しをしたり」「公共の場で防護服のようなものを着用したり」という例が報じられたものですが、今思うと、「意外と中国は最先端を行ってたんだな」と思うことも。
もともと中国はオンライン決済が進んでいたが
なお、もともと中国ではオンライン決済が進んでおり、これは「高額紙幣に偽札が多い」という事情に加え、中国政府が「国民の信用格付を行うのに、オンライン決済によって個人の履歴を掴んでおきたかったから」という事情があったとも言われます。
そういった事情もあって政府がオンライン決済を推奨しており、オンラインで買い物をすればするほど「高い支払い能力」を有すると格付け機関に対して示すことができ、自身の信用スコアも自動的に上がるという事情もあるわけですね。
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もはや中国では「クルマをオンラインで」購入するのが当たり前に
そういった「なんでも一つの方向に進み始めると、無制限にその方向に進んでしまう」のが中国というわけですが、けっこう早い段階から中国では「オンラインショールーム」「オンライン決済」を取り入れており、今や「オンラインでクルマを購入する」のも当たり前となっている模様。
もちろんこのような傾向は「大衆車」に顕著であるのは間違いなく、しかしロールスロイスによると「何台かがオンラインで売れた」とのこと。
そしてロールスロイスがオンラインで販売したのは中国で普及しているアプリ「WeChat」経由だといい、その価格はおおよそ8000万円~1億円。
販売されたのはロールスロイスの限定モデル「ファントム・テンパス」
そしてロールスロイスによれば、これらロールスロイスは最近発表された限定車「ファントム・テンパス」で、この発表後に、ロールスロイスが重要顧客に対して発売をアナウンスしたところ、数名が「実車を見たり、商談することなく」オンラインで”ポン”と購入したようですね。
なお、この「ファントム・テンパス」はアインシュタインの「The distinction between past, present, and future is only a stubbornly persistent illusion(過去、現在、そして未来の間の区別は、単なる幻想にすぎない)」という言葉をモチーフにした限定車で、時間=幻想ということを示すため、室内には時計を持たないという仕様を持っています。
そのかわり、ダッシュボードには1本のアルミの塊から削り出された100本の柱が埋め込まれ、「時間とその制限からの解放」を体感できるということに。
ルーフはもちろん「スターヘッドライナー」、しかし宇宙がモチーフ。
このファントム・テンパスのフード上に装着されるスピリット・オブ・エクスタシーには、購入者固有の日付や場所が刻印される、とアナウンスされています。
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