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BMWがついにバイクにもMモデル「M 1000 RR」設定!サーキットでよく使用する6,000~15,100回転を強化した超エクストリーム仕様

2020/09/24

| いつかは来るんじゃないかと考えていたが |

BMWがついに自社のバイク(モトラッド)にも「Mモデル」を投入。

現在BMWはMブランドを積極活用しており、SUVにまでMモデルを設定する他、「M330i」といった”M+3桁数字の”「通常モデル以上、Mモデル未満」車両も投入しています。

これはやはり「Mと名のつくモデルは利益が確保できる」ということなのだと思われ、今後も「M」がどんどん増えてゆくことは間違いなさそう。

実際にBMWは「AMGを抑え、プレミアムスポーツセグメントでトップに立った」というコメントも発しており、この分野ではなんとしても首位をキープしたいのかもしれません(どんな形/セグメントであってもメルセデス・ベンツに勝ちたいということもあるのだと思われる)。

参考までに、ヒュンダイのハイパフォーマンスカー部門「N」のトップは元BMW M部門を統括していたアルバート・ビアーマン氏ですが、同氏は「BMWはMブランドを安売りしている」「なんにでもMモデルを設定しすぎ」としており、Mブランドはもっとモータースポーツと直結すべきもので、孤高の存在であるべきだと考えてたようですね。

その名はM 1000 RR

今回発表されたM 1000 RRは「S 1000 RR」をベースとし、しかしモディファイの範囲は広く、エンジンそのものにも手が入っている、とのこと。

まずピストンは新しく設計され、これに伴い燃焼室も新しくなり、コンロッドはチタン製へ。

そのほか圧縮比も高められてロッカーアームも軽量品へと置き換えられ、エキゾーストシステムはチタン製が装着されています。

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これらによる出力向上は5PSと大きくはなく(212PS)、しかしBMWいわく、6,000~15,100回転という「レースで使用する」ゾーンではベース車比で大きく出力が向上しているといい、その戦闘力は大幅に高められているということになりそうです。

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そのほかカーボン製のウイングレットによってダウンフォースも向上させており、加速性能やブレーキング時、コーナリング時のスタビリティも向上している、とのこと。

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サスペンションに関してはアルミ製ブリッジやMモデル専用の倒立フロントフォーク、ブルーのスプリングを持つ専用サスペンション採用にて「ベストなフィーリング」を実現。

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ホイールはBMWお得意のカーボンファイバー、そしてブレーキシステムも「M専用」。

キャリパーにはブルーが採用されており、今後バイクにおけるMモデルは「ブルーが目印」となるのかもしれません。

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メーターはフルデジタル、そして「M GPSラップトリガー」「M GPSデータロガー」を備えてまさに臨戦態勢。

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オプションとしては「Mコンペティションパッケージ」「Mカーボンパッケージ」等が用意されているそうですが、現時点ではバイクそのものの価格、そしてオプション価格については未発表となっています。

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BMWは現在R nine T、R18等にて多数のオプションパーツを発売し「カスタム推奨」の姿勢を見せていますが、今回はバイク本体に加えて多数のパーツも発表されており、今後はスーパーバイクにおいてもその傾向を強めることになりそうですね。

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なお、これまでにないセグメントに「Mモデル」が拡大するにあたり、もしかすると「(BMWが昔から販売している)自転車」にもMモデルが設定されるんじゃないかと思ったり(さすがにそれはないか)。

BMWはi4にも「Mモデル」設定

BMWは新型M3/M4を発表したところではありますが、もうじきブランニューモデル「i4」を発表するものと思われます。

これは主に中国をターゲットにしたクーペ風セダンそしてピュアエレクトリックモデルで、しかしBMW M部門のボス、マーカス・フラッシュ氏によると「i4にもMモデルを設定する」。

BMWは「i」ブランドは効率を追求するという性質を持っており、パフォーマンス追求型の「M」ブランドとは相容れない性質を持つため「i3」「i8」にはMモデルを設定しないと公言してきましたが、その方向性もちょっと変わってきた、ということになりそうですね。

なお、i4については「現時点でのバッテリー性能が、Mの求めるレベルにない」とも語っており、Mを名乗るものの、これまでのMモデルとはやや異なるアプローチが取られるものと思われ、エアロパッケージなど「効率性」を追求した手法を用いるのかも。

ただ、こういった手法についても「M部門の未来」に必ずや役立つものと思われ、Mブランドの将来につながるものと思われます。

参照:BMW,  CarAdvice.com.au

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