
| ベクターW12はランボルギーニ・ディアブロと兄弟車だった |
フェラーリやジャガー、ベルトーネに在籍し、現在はホンダにてデザイナーを務めるジュリオ・パルティザーニ氏。
これまでにも「80スープラ風新型スープラ」等のレンダリングを公開していますが、今回は「新型ベクター」のレンダリングを公開しています。
「ベクター(ヴェクター)」と聞いても知らない人がほとんどだと思うので、ここでちょっと捕捉。
ベクターは”アメリカ初のスーパーカーメーカー”だと言われていて、1971年に空力デザインを行う設計会社としてゼラルド・ウィーゲル氏がスタートさせ、1978年には時速370キロにて走行可能な「W2スーパーカーコンセプト」を発表しています。
その後の1988年には「W8」を発表し、これは実際に17台が製造され、ベクターはここで「自動車メーカー」としての地位を確立。
さらに「WX3ロードスター」「WX3クーペ」を発表するも実際には市販されず、その後財政状況の悪化に伴って1992年にはインドネシアのメガテックがベクターを買収していますが、ここで注目に値するのは、当時このメガテックが「ランボルギーニ(会社)も所有していた」ということ。
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ベクターW8はこんなクルマ
このベクターW8はGMより供給を受けた6リッター・ツインターボV8(625馬力)をミッドマウントし、トランスミッションは3速AT(一説によると、トルコン式ATでないとエンジンの発する強大なトルクに対応できなかった)、駆動輪は後輪のみ。

0-100キロ加速は4.2秒というデータが残っており、これが本当だとすると「市販車としては、当時最速の部類」だと言えそうです。※1987年発売のフェラーリF40で0-100km/h加速3.8秒
そして最高速については345km/hを主張しており、実際のテストではそれ以上の数値を記録した、とも。
ベクターM12はこんなクルマ
そしてベクターが1995年に発売したのが「M12」(14台のみが生産された)。
メガテックは1994年までランボルギーニを所有しており、当時現役だったディアブロから多くを譲り受けていたとされ、実際にベクターM12もディアブロと同じ「5.7リッターV12エンジン」を搭載しています。

新型ベクターはこうなった
そしてこちらがジュリオ・パルティザーニ氏が考えたベクター。
現在ベクターとランボルギーニは袂を分かっているものの、しかし「もしも」という設定で「新型ベクターはアヴェンタドールの車体とコンポーネントを使用」したという想定です。

フロントフードにはエアアウトレットが設けられ、ボディサイドには大きなエアインテーク、そしてボディ一体型のウイング。
これらはいずれも過去のベクターが持っていた特徴でもあり、このレンダリングにおいてうまく再現したということになりそうです。

現在ベクターはゼラルド・ウィーゲル氏が買い戻したとの報道もあり、新型スーパーカー発売に向けて資金獲得中だとも。
今後どうなるかはまだまだ不透明ではあるものの、独自のデザインや先進性を持っていたメーカーだけに、ぜひとも新型を見せてほしいものですね。
なお、ジュリオ・パルティザーニ氏は新型ベクターのほか、フェラーリF40の現代版や・・・
自身が考えたオリジナルのケーニグセグも公開しています。
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